コケオトギリ・3~開花

 蓮生寺公園の水辺に咲くのは「コケオトギリ(苔弟切)」。オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、花径は7~8ミリ。花が終わると小さな葉が紅葉する。この水辺には直径20センチほどの丸い置石がいくつかあるが、この置石を決して信用してはいけない。いくつか不安定な石があり、下手をすると足を沼に突っ込むことになる。私は決してそんなヘマはしない。ヘマはしないが、とても暑かったので片足を少し冷やしただけ。
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ヤマホトトギス・3~開花

 蓮生寺公園の山道にある「ヤマホトトギス(山杜鵑草)」。ユリ科ホトトギス属の多年草。花被片が大きく反り返り、また散房花序で4~6個の花を付けるのが特徴。花の構造を見てみると、下方の花被片は6枚で外花被片の3枚は内花被片よりも幅が広い。花柱は立ち上がって上方で3裂し、雄蕊は6本確認できる。さて今度はヤマジノホトトギスを探してみよう。
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カクレミノ・5~花

 ずっと開花を待っていた「カクレミノ(隠れ蓑)」。蕾の期間が長く、以前はその蕾を果実だと見誤っていたもの。ウコギ科カクレミノ属の常緑樹で、日陰でも良く育ち、手間も掛からないので庭木に向いている。葉の形の変化もなかなか面白い。御多分に漏れず我が家にも一本植えてあるが、こちらはいつもザクザク刈られるものだから花など咲かせる暇もない。この樹は首都大学キャンパスのもの。
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ラクウショウ・6~実

 首都大学キャンパスの野球場付近にある「ラクウショウ(落羽松)」。スギ科ヌマスギ属で同じスギ科のメタセコイヤに良く似ているが、葉のつき方が微妙に違う。さて春にこの花を見逃してしまったが、枝先にクルミほどの大きさの球果が出来ていた。表面の模様をじっと見ていると顔のようなものが見えてくる。
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カラスウリ・9~雌花

 「カラスウリ(烏瓜)」の雄株にはたくさんの花が付くが、雌株にはおそらくひとつしかつかない。連日、夜ゴソゴソと出て行く不審な行動で、カミサンの目がいささか気になり、 『ほら、こんなに綺麗な花だよ。』 と一応、雄花の証拠写真を見せておいて、今度は堂々と出かけてみたが、開花のタイミングが悪かった。もう少し遅いほうが良かったのだが、ものすごい雷と集中豪雨がやってきてスタコラ退散。雄花は次から次と一日花を咲かせるが、雌花を探すのは一苦労。この藪の株にはこの花だけで、明日咲きそうな蕾も無い。確かに秋に見る赤い実は鈴なりではなくひとつだけ。
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カラスウリ・8~雄花

 昼間にしぼんだ花を見つけたら、陽が落ちてからその場所に直行。「カラスウリ(烏瓜)」は、夕方に蕾が開き始め、午後8時頃には完全に開く。明け方にはしぼんでしまうので、日中このそばを通る人達は、夜にこんな綺麗なステージが開かれていることを知らないかもしれない。カラスウリの花は月の光の中で白く輝き、夜行性の蛾を集めて、受粉を助けてもらう。夜に咲くのもちゃんと理由がある。カラスウリは雌雄異株でこれは雄花。
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オニユリ・3~花被片

 ヤマユリの次は「オニユリ(鬼百合)」の花被片を観察。花被片の中央から外側に掛けては黒い斑点だが、基部付近ではやはり突起状になっていて、その奥に蜜が出てくる場所がある。突起物はまさに蟻などの訪問者用の休憩施設。
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ヤマユリ・4~花被片

 美しさに圧倒される「ヤマユリ(山百合)」だが、花被片の斑点をよく見てみると、ただ染まっているだけではなく、突起物であることが確認できる。この突起物ははたして何のためにあるのだろう。壁に付けた石を頼りに登っていくフリークライミングがあるが、これは蟻さん用のフリークライミングと言ったところ。ちなみにユリなどは花弁と萼片が同じような形をしており、萼片に相当する外側の3枚を外花被片と呼び、花弁に相当する内側の3枚を内花被片と呼んでいる。その花被片の黄色い部分の奥に黄緑色の部分があるが、そこに水滴のようなものがあるのが見えるだろうか。これはとても甘い蜜で、右側の花被片では蟻さんが食事中。
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キツネノマゴ・2~花

 背丈は10センチほどの「キツネノマゴ(狐の孫)」。ゴマノハグサ科キツネノマゴ属の一年草。子狐の顔に似ているとか、尻尾だとか、はたまた同じゴマノハグサ科のママコナ(飯子菜)より小さいこと(=キツネノママコナ)とか、名前の由来は諸説いろいろ。
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オオカメノキ・7~実

 冬芽でずいぶん楽しませてくれた「オオカメノキ(大亀の木)」の赤い実。♪♪YMCA~ の姿が思い起こされる。(冬芽の姿をまとめてご覧になりたい場合は、画面右下にある検索機能で “オオカメノキ” と入力して検索してみて下さい。) さてオオカメノキの実は房状にたくさんつくはずだが、この樹に残ってるのはこの一粒だけ。
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