ハクウンボク・1~実

 南大沢4丁目の街路樹になっている「ハクウンボク(白雲木)」。ぶら下がっている実を見てエゴノキだと思っていたが、葉が大きく丸くてエゴノキの葉とはまるで違う。実と同様、花もエゴノキにそっくりのようだが、残念ながら見逃してしまったのでこれは来年の宿題。この白い花がたくさん咲いているさまを、大空の白雲に見立てたようだ。
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アカメガシワ・1~実

 トウダイグサ科と言われても、あのトウダイグサとは似ても似つかない「アカメガシワ(赤芽槲)」。雌雄異株で高さは10メートルほどになる。蒴果をよく見ると雌蘂は3つに分かれて赤く色づいている。秋になると果皮が割れ、中の黒い種子が見えるようだ。これは東京薬科大キャンパスの樹。
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クサギ・5~臭気

 首都大学にある「クサギ(臭木)」の開花。クサギもまた可哀想な名前だが、確かに炎天下でこの樹のそばにいると、ムッとするような葉の臭いがする。ところが若葉は山菜として食用にされるようなので、一度試してみたいところ。それに花の香りはとても良い。
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ノラニンジン・2~藪

 首都大学の藪にある「ノラニンジン(野良人参)」。ニンジンの原種だが根は小さくて赤くならず、食用にはならないようだ。ヨーロッパ原産の帰化植物で、英名は「ワイルドキャロット」。ところでキャンパスでは夏休みの間に大掛かりに草刈りが行われている。遊歩道を覆う雑草が綺麗に刈られるので、 “ヤブヘビ” などに驚かされることも無くなって有り難い。しかし道端の可愛い植物たちは見る影も無い。去年は、実生で40~50センチに育っていたナンキンハゼも刈られてしまった。このノラニンジンも多分あと数日の運命。
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ヤブラン・4~花

 ユリ科常緑多年草の「ヤブラン(藪蘭)」。葉がランに似ているがラン科ではない。この花は2~3年前から知っていたが、小さな花のひとつを確認することがなかった。よく見ると薄紫色の花弁に黄色い蘂が可愛らしい。秋の実のつき方は、同じユリ科のジャノヒゲによく似ている。
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ゲンノショウコ・3~実

 赤花と白花を確認できた「ゲンノショウコ(現の証拠)」。今度はその別名になっている「ミコシグサ(神輿草)」の由来を調べておきたい。写真は、ゲンノショウコの花後の姿。このあと実が熟すと果皮が弾けて、柱の根元にある黒い種子が飛び出すらしい。弾けたあとは、柱の上部にクルクルリンと巻き上がって “神輿” の完成となる。
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サルビア・3~赤花

 大栗川遊歩道に咲いていた真っ赤な「サルビア」。夏の花壇には欠かせない存在のようだ。サルビアはブラジル原産の一年草で、ハーブや観賞用に多くの種類がある。ところで “サルビア” という言葉を聞くと条件反射のように口ずさんでしまうのが、昭和47年頃に流行った “サルビアの花”。 懐かしいので歌詞を載せておこう。
 
 『サルビアの花』 (著作権法により歌詞省略)
   歌:もとまろ 作詞:相沢靖子 作曲:早川義夫

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ミソハギ・2~群生

 京王堀ノ内駅付近から別所公園までの小川が綺麗に整備されて、つけられた名前が “せせらぎ緑道”。 そのせせらぎに群生しているこれは「ミソハギ(禊萩)」で、湿地が大好きなので根元は水の中。背丈は70~80センチほどに伸びて、赤紫色の花をたくさんつけている。なるほど、先月見つけた時は早すぎたが、今の時期に花盛りになるのなら、別名の「ボンバナ(盆花)」は納得できる。
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ゲンノショウコ・2~白花

 先月見つけた赤い花に続いて、今度は小山内裏公園の道端で見つけた「ゲンノショウコ(現の証拠)」の白花。腹痛に効く薬草だが葉の形がトリカブトに似ているので要注意。お腹が痛くなったら、薬局のほうが手っ取り早い。
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ムラサキカッコウアザミ・1~花

 道端の草むらの中にチラホラ見えた小さな紫色の花。これはキク科一年草の「ムラサキカッコウアザミ(紫霍香薊)」。花の大きさは7~8ミリ程度ととても小さい。アザミの名前がついているがアザミ属ではなくカッコウアザミ属。南米原産の帰化植物であちこちに広がっている。カッコウは鳥の郭公ではなくシソ科の薬草のカワミドリとのこと。
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