マユミ・4~新芽

 小山内裏公園の「マユミ(檀・真弓)」。緑の新芽を撮ろうと思ったら、横に綺麗な白い殻がぶら下がっている。どっちをメインにしようかと迷って、結局出来上がった写真は、二兎追うもの云々で、ピントが甘い。『いや、風が強くて殻がいつまでもブラブラしていたんだ。』 と言うのは苦しい言い訳。ところで我が家の鉢植えの実は暮れのうちにすっかり落ちてしまったのに、この樹はいつまでも白い殻が残っている。前にも触れたが、遠くから見ると、パッと花が咲いているように見える。
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コデマリ・1~冬

 去年の春に、誤って春の植物の写真データをかなり消失させてしまったので、今年の春は、そのリカバリーで大変。去年の記憶をたどりながら、『確かこのあたりにヒメオドリコソウが咲いていたはず。』 なんて具合に、キョロキョロしながらのウォーキング。小山内裏公園で見つけたこの枯れ姿は、「コデマリ(小手毬)」だろう。確か去年、ここに咲いていたような気がする。半球状のたくさんの白い花はなかなか見応えがあるが、この枯れ枝の形から何となく想像できる。
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クズ・2~実

 雑木林の木々に絡んで毛むくじゃらのサヤのかたまりを見かけることが多い。気にはなっていたが、名前が分からず写真はお蔵入りかなと思っていた。ところが、夏にこの鑓水公園で樹に覆いかぶさっていたのを思い出して、調べてみたのが「クズ(葛)」。どうやら当りのようだ。クズという名前は、“くず湯” や “葛根湯” で、有名だが、お恥ずかしながら、去年の夏に初めて名前と  が一致したばかり。調べてみると、有用なのは根ばかりでなく、蔓は強いので民具の材料になり、葉は牛馬の飼料になるらしい。それでは、『このマメはきっとビールのつまみになるはず。』 と思うが、やっぱりそんな話は聞いたことが無い。成長力が強くてあちこちではびこり、厄介者扱いされているようだが、これでも “秋の七草” で由緒は正しい。
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ナワシログミ・1~金色の実

 柳沢の池公園付近の歩道脇で見つけた金色の実。常緑の葉がキンモクセイのようだったので、即座に 『キンモクセイは実まで金色だ!』 と大喜びして帰ってきた。ところが、調べてみるとキンモクセイは結実しない。納得がいかずもう一度見に行って、今度は実をちぎってみると、ビヨーンとガムのように伸びる。葉を一枚持ち帰り我が家のキンモクセイの葉と比べると、なるほど形が少し違う。それに葉の裏は薄い褐色だ。ようやく図鑑で見つけたのが、グミ科の「ナワシログミ(苗代茱萸)」。秋に花が咲き、苗代の時期の初夏に紅熟するのでこの名前。せっかく綺麗な金色なのに、このあと変わっていくのは少し残念な気がする。
 ところで余談だが、この写真を撮るために歩道脇の柵を片足だけ跨いだのだが、横を通った年配の男性がジロリとこちらをにらむ。気にせず、撮り終わって周りを見ると、この樹のすぐ脇に50センチほどのタラノキがニョキッと2本生えていた。
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トサミズキ・3~蕾

 今週こそ咲いてくれると思って意気込んで見に行ったが、まだまだ硬い蕾。中に一つだけ膨らみかけていたが、やはり来週に持ち越し。松木日向緑地のこの樹は「トサミズキ(土佐水木)」だと思うのだが、比べようと思っている松木えのき公園のヒュウガミズキは、まだまだ開花の兆しがない。
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ニシキウツギ・1~実

 冬の雑木林を歩いていて、よく見かける枯れ姿。それが何の花の残骸かがわからずにずっとモヤモヤの気分だった。花が咲くまで待てば済むのに、それまで待てない困った性格。首都大学遊歩道だけでなく、鑓水公園や小山内裏公園でも見つけると、これはもう何とか解明しなければ気が済まない。枝にたまたま残っていた枯れ葉を持ち帰り、色々調べた結果、ようやく「ニシキウツギ(二色空木)」と判明。このニシキウツギの花とハコネウツギの区別がわからない。
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コウバイ・2~一重咲き

 3週間前に南大沢日向公園で見つけたのは八重咲きだったが、松木えのき公園の「コウバイ(紅梅)」はすっきりとした一重咲き。梅と言えばやっぱりこの5枚の花びらが良いと思うのだが、これは好き好き。一重咲きのハクバイも良い。
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散歩道の野鳥~シジュウカラ

 当ブログ2種類目の野鳥は「シジュウカラ(四十雀)」。このブログは植物記だが、まあ堅いことは言わず野鳥の名前も少しずつ覚えていこう。今日の首都大学二次試験も全く気にもせず、キャンパス遊歩道で 『ピーピー』 と賑やかに鳴いていた。当然ながら名前はすぐにはわからない。とりあえずデジカメを目いっぱい望遠にして両脇をグッと締めて・・・。野鳥撮影には無謀な手撮りで、手ブレ、ピンボケはご勘弁。図鑑で確認して、特徴の胸の黒いネクタイでシジュウカラとわかった。ネクタイが太いのがオスらしいが、これはどうやらオス。
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シダレヤナギ・2~新芽

 新芽がさかさまに出ている「シダレヤナギ(枝垂柳)」。フィギアで話題の “イナバウアー” をしているわけではなく、垂れ下がった枝が下を向いているので仕方がない。大田川沿い遊歩道にある高さ5~6メートルの樹。先日、NHKニュースの合間にどこかのヤナギの新芽を紹介していたので、早速ここの柳を見に来た。ヤナギなんて(失礼!)、その細い葉しか記憶に無く、ましてや3月に花が咲くなんて想像もできない。その花のかすかな期待はあったが、さすがにまだ早く、今日は芽が確認できただけ。3月にその花をじっくりと見てみよう。
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ドウダンツツジ・2~冬芽

 首都大学遊歩道で見つけた殻とマッチ棒のような冬芽。たぶんこれは「ドウダンツツジ(満天星躑躅)」。今ちょうど冬季オリンピックの真っ最中なので、この姿は、“両足を広げてジャンプしているモーグルの選手” とでも表現しておこう。ドウダンツツジは、可愛らしい花と燃えるような紅葉が印象的で、あまりこの時期に注目されることも無いだろう。雑木林を歩いていると、同じツツジの仲間だろうか、これよりももう少し大きい殻が、枯れ枝にたくさんついている樹を見かける。このあたりも5月になればツツジやサツキが賑やかに咲く。
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