イヌシデ・2~紅葉

 樹を見てすぐにその名前がわかるのが理想だが、現実はなかなかその域に達しない。花の時期や特徴のある葉ならすぐにわかるが、これは少し難しかった。あとから図鑑で調べた結果、カバノキ科クマシデ属の「イヌシデ(犬四手)」。イヌシデの果穂はクマシデのように太くなくやや貧相だが、見ればすぐわかる。幹は滑らかだが縦の筋が特徴的。
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クマシデ・4~黄葉

 果穂があるとわかりやすいが、その葉も葉脈が葉縁までまっすぐ伸びているので見分けやすい「クマシデ(熊四手)」。綺麗な黄葉を探して歩いたが、どれも黒く汚れた感じのものばかりでいささか残念。
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クスノキ・4~名前

 公園樹や街路樹に多く使われている「クスノキ(楠・樟)」。この実は晩秋に黒く熟すが、これはまだ緑色。野鳥が好んで食べるが食用には適さない。ところで、クスノキの漢字は、普通 “楠”  の字を当てるが、 “樟” の字が正しいらしい。医薬品や防虫剤の樟脳はまさにこの字。そもそもクスノキの語源を調べてみると、臭い木とか薬の木とか朽ちずの木など諸説いろいろ。樟のほうはともかく、 “脳” の意味は何だろう。
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ナナカマド・4~坂道

 別所地区のちょっとした坂道の名物は街路樹の「ナナカマド(七竈)」。そこで勝手につけた名前が “別所ナナカマド坂”。 秋になるとたわわに実を稔らせるが、残念ながら北国の樹とは違って、紅葉は中途半端。まあ、そこは我慢するしかない。
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コミカンソウ・3~晩秋

 先日、家族や友人達とミカン狩りに行ったので、コタツの上にはお土産のミカンが山盛り。そのミカンの何十分の一の大きさの「コミカンソウ(小蜜柑草)」。もちろんミカン科ではなくトウダイグサ科の一年草。この直径2ミリほどの “ミカン” はさすがに食べられない。
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ハトムギ

 イネ科ジュズダマ属の「ハトムギ(鳩麦)」で、ジュズダマにそっくり。ハトムギの実は噛むと割れるが、ジュズダマは硬くて歯では割れないらしい。 “ハトムギ茶” にするには、この実を焦げ目がつく程度に炒ってから煮出すとのこと。効用は胃腸のみならず肌荒れやイボ取りなどもある。
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ネリネ

 季節はずれのヒガンバナかと思ったが、これは同じヒガンバナ科の「ネリネ」。南アメリカ原産の球根植物で、その名前はギリシャ神話の海の女神 “ネレイデス” からつけられている。別名は「ダイヤモンドリリー」で、ヒガンバナと違って葉も同時に見られるのが特徴。
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ウバユリ・3~種子

 東京薬科大自然観察路の「ウバユリ(姥百合)」。林の中の野草はすっかり姿を消してしまったが、このウバユリだけがニョキッと立っている。実の中にはたくさんの種子が重なっていて、少し開くとパラパラと落ちていく。これがすべて芽を出したら大変だが、自然界はうまくできている。
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ヤマザクラ・5~紅葉

 紅葉はカエデ科やニシキギ科ばかりではない。バラ科の「ヤマザクラ(山桜)」も負けじと赤く色付いた。野草の花が少なくなると今度はツリーウォッチング。葉を見たり、葉がなくなったあとは樹形や樹皮を見たりして、その樹の名前を見つけるのを楽しんでいる。花の時期には即答できていた樹も、花が無くなるとこれがなかなか難しい。
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ニシキギ・5~首都大学

 首都大学キャンパスの「ニシキギ(錦木)」。今年は実のつき方がもうひとつ良くないが、紅葉は例年通りお見事で、その名前に相応しい。ニシキギやマユミなど、ニシキギ科の樹には、よくキバラヘリカメムシがつくが、今年はその姿を見かけない。実が少ないことが関係あるのかもしれない。
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