とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

ハロウィン、なぜ流行らない

2013-11-23 11:35:35 | 日記
ハロウィンが日本で流行らない。なぜか。

食文化が関係しない、コスプレが派手すぎる、盆祭りがあるからもういい、という意見もあるが、私からは次の仮説を提唱したい。

欧米型の祭りは個人の主張に遠慮というものが無い。むしろ遠慮したら怒られそうな感じではある。
ここに来て日本の祭りであるが、個人的意見の発露はしない。むしろ山や田んぼ、あるいは漁での豊作・豊漁を願う祭りがある。

つまりは自然の霊性がトップにありきで、その後、人間がその繁栄を願うという形になる。人間の主張は二の次なので、まず「人間が、人間が」とするアメリカ型文化とはこの部分において親和的ではない。だから流行らない。
人間理論となるイデアの実装である文化は個人主張の色濃いハロウィンを生み出した。このハロウィンと、自然志向の日本の祭りは対極的である。

なので、ハロウィンは豊穣の願いで神様に感謝する方式へと変化すれば違和感もなくなり流行る。
個人が為のお祭りではなく、神が為のお祭りにする。個人の主張としての仮装ではなく、神様を敬ったり、崇めたり、畏敬の念を込めたり、怒りを沈めたり、あるいは子孫繁栄、民族繁栄を願ったり、その土地の霊性から信仰的な力を抽出できるような仮装にする。敬拝するための仮装にする。
こうすれば日本で流行る。
と思うのですがいかがでしょうか。
いずれにせよ、ハロウィンはどこかで方向転換せねば日本では難しいであろう。

そもそも秋祭りでおなかいっぱいなので、10月くらいはゆっくりさせて欲しいというのが大人の本音だ。お祭り騒ぎには体力とエネルギーが必要なのである。一般人の方としては、小売の本社のように何かを常に売り上げなければならない、という強迫観念に追われているわけでもないし、体力も無いのだ。生活上、思想上の必要性が存在しない。

ところで、先月の10/30で近くの大学生が駅でコスプレをしているのを見かけたが、やはりというか、学力と社会的判断力というものは比例しないということを再認識させられた。良い体験となった。

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