とめどもないことをつらつらと

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人類社会変遷仮説未来学 ダイソン球に変えて

2018-07-14 18:32:23 | 哲学・社会

ダイソン球 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%90%83

ダイソン球(ダイソンきゅう、英: Dyson sphere)とは、恒星を卵の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物。恒星の発生するエネルギーすべての利用を可能とする宇宙コロニーの究極の姿と言える。名前は高度に発展した宇宙空間の文明により実現していた可能性のあるものとしてアメリカの宇宙物理学者、フリーマン・ダイソンが提唱したことに由来する。

(中略)

ニコライ・カルダシェフは、高度に発達した宇宙文明を3つの段階に分けている。

第一段階 一つの惑星上で得られる全エネルギーを利用する文明
第二段階 一つの恒星系で得られる全エネルギーを利用する文明
第三段階 一つの銀河系で得られる全エネルギーを利用する文明

21世紀初頭現在の地球文明は第一段階にも達していない。


これはSFでもなんでもなく、ダイソン博士が真面目に提案しているものだ。

さて、発送は異なるが、今後の未来を予見するに当って、三次元的広がりを規定するのではなく、時間の経過に伴って、我々の社会がどのように変化していくのか、これはイデオロギーとしての主義の変遷ではなく、もっと大枠で見ていこう。

40万年ほど前の古代の人類とは、狩猟採集を行っていた中型動物の一種であった。
他の生物との異なる点は、道具を作り、自らの体の器官以上の能力を得て、獲物を獲得する、長い間活動し続けていける、所有物を交換する習性がある、孫を育てる、火を使う、料理を作る・・・であった。

これが7万年前くらいになると衣服を身につけるようになる。
絵を書き、造形物も作り始めた。

次第に農業をやるようになり、それまで定住しなかったものが定住した。
宗教らしきものも発達していった。
そして巣となる住居も作るようになった。
ある程度まで社会ができるようになると、階層化と身分が出てきた。
人間はオオカミやハチと同じように、同一DNAを持つ個体の集団でも階層化と身分ができるのである。
そしてそうして構築されたピラミッドは、形成の後に破綻をする、と言う様相を繰り返していった。


犬とともに暮らし、地域によっては家畜を飼いだした。
文字が出来始めた。
船が出来た。

農業に不作が生じたり、エネルギーに不足が出たりすると、隣村を襲った。戦争である。
通貨が出現し、経済社会が出現した。
馬車、トロッコ、蒸気機関、周期表、鉄道、自動車、飛行機、高層ビルが出現した。

さて、これらのスパイラルがいくつかの基点をなして、人類社会は指数関数的に発達することになる。

一つは知体系の構築・蓄積・集積である。
一つは、ハーバー・ボッシュ法による窒素固定とそれに伴う農作物の増加、
核爆弾の開発とそれに伴う戦争の相互抑止、
そして、資本主義と科学技術の相互作用による爆発的発展・・・

上記のいずれも未来を予測する上での主要な変数となりうるが、
中でも、「農作物が増えなければ、それを食料とする人口も増えない」とした法則を打ち破った窒素固定の登場と、集形社会同士で戦争を行う本能のある人間社会が、核の登場によりあるラインまで行くと戦争抑止されるという形式になった(未来から見れば、そういう人間の法則がここに初めて誕生し、発見された)と言うのは特筆すべきことである。

さて、その過去から未来への数直線をかたどるとき、現在において前例の無い社会を歩いていき、その歴史に記録している人類は、反復する要素がないがために予測困難な情勢を醸し出している。

米国の情報機関、国家情報会議(NIC)「グローバル・トレンズ2030」と題する報告書を発表した。米政府内の衆知を動員し、世界の戦略問題研究者とのブレーン・ストーミングを行った上で二十年ほど先の世界を予測する試みである。
問題は、この報告書の中では「傾向は分かるが、実際に何が起こるのかは分からない」とした点であった。
それほど変数が絡み合い、未来予測はしにくいものとなっている。

しかしここで、ダイソン球のように、現在の人類が持つ修正と傾向から次なる世界を予測してみよう。


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