とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

日本人の内政の悪さ、社会運用の悪さはどこからくるか

2018-05-25 00:13:10 | 国内社会批判
今は日大アメフトの問題が取り上げられているが、ニューヨーク・タイムズは次のように報じた。


日大アメフト問題を米紙も報道…権力者への従順が評価される日本の特殊性伝える
2018年5月24日6時20分
http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20180524-OHT1T50038.html

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は22日、悪質タックル問題を詳細に報じた。日大選手が謝罪会見を行った様子や談話も盛り込んだ。

 「日本中に広がるフットボールの衝撃」と見出しをつけた。野球、サッカー、相撲が人気の日本でアメリカンフットボールが注目されることはほぼないと紹介。ただ、この問題はパワハラや、権力者への従順とチームへの忠誠が高く評価される日本の特殊性が浮かび上がったことで関心を集めたとした。



>権力者への従順とチームへの忠誠が高く評価される日本の特殊性
これは一体何であろうか? どこからくるのか? 

それに対する私の個人的私見を書いておく。


1.風土と文化、ピラミッドと発言権、及び黙示性

 これは儒教に基づく文化である。
 侍がいた頃の日本では、不忠であることを前提としつつも、それでも忠言を行う家臣は陰腹を切った。
 また、”空気”なるものを大事にするのは、その通りのようで、その場の集団的意見に併せて個人的意見を飲み込んで殺すこともままある。
 そうしたピラミッドの上位層に発言権があり、そこに含まれる小ピラミッドではそのピラミッド上層に発言権があり、更にその小ピラミッドに含まれる小々ピラミッドはそのピラミッド内部の上位に発言権が有り・・・と言うのを繰り返す。下にいる人間は黙るしかない。と言うのがこの日本の文化の特徴である。

2.安定と人生の安寧

 最終的に日本人が何をしたいのかと言うと、人生における安定と、程よい社会貢献である。
 それが補償されるならば、ある程度の労苦は飲み込む。
 しかしそういう思考の人間が多すぎるがために、ブラック労働に行ったりする。
 
 日大アメフトでは何故そこに入るのかというと、アメフトが好きだから、と言う理由の他に、「就職に有利だから」と言う理由があるのは否定できまい。
 皆人生の安定と安寧がかかっている。だから降りられない。自分の人生がある意味かかっている。だから監督の無茶なことも聞く。ブラック企業にいる人達も同じ理由でやめることができない。


社会的対処策:

対応策を書いておく。

1.情報開示

 別にそこで頑張らなくても、社会的に安定する人生は遅れますよー、と言う情報をまとめて公開すれば良い。
 いや、私個人、多少の頑張りは必要だと思うのだが、自分を殺したり、自分の人生をダメにしたり、あるいは他人を殺したり、あるいは他人の人生をダメにしたりするくらいに頑張りを自分に強要したり、あるいは他人に強要したりするまでやるのは、社会運用として適切でないように思われる。
 だから、他のオプションや、他の就職先、あるいは他の人は普通の人なのにこんなことをやって生計立ててますというのがわかれば、楽になれるかもしれない。

2.経済的独立

 誰かにお金をもらっている以上、その誰かにペコペコしなければいけない。
 それ以上に、その命令の数直線上に死が控えているのが日本社会の病理である。
 よって、経済的独立を得られれば、そうした危機を回避することができる。
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