実質賃金低下
移民増加
経済成長率マイナス
男性の労働時間世界一
一人当たりGDP(2位→25位)
幸福度ランキング(2013年44位→2020年62位)
国債残高
次の2月で塾講師をやめる事になった。学んだことは本当にたくさんあったが、世の中には数学が壊滅的に理解できない人から天才的にできる人までいるってことに気付かされただけでも大きな収穫だった。正直受験期や塾講を始めた頃は、数学は教え方さえよければ皆必ずできるようになると思ってしまってた
— birdMath (@math_bird_) January 29, 2021
でも現実はそうではなかった。こちらがどんなに丁寧に教えても、理解ができなかったり、すぐ忘れてしまったりする人が多くいることに気がついた。そこではじめて自分ができる側にいて、そちら側に対しての教え方しかできていなかったことに気が付いた。
— birdMath (@math_bird_) January 29, 2021
教え方がなかなか定まらず、他のいろんな講師の授業を見学してきた。が、どの授業も先生が一方的に教えて、このやり方で覚えろ!というものがほとんどだった。それぞれで良い場合もある。高校数学を学んでいる多くの生徒や入試直前期の生徒にはそのような授業があっていることの方が多いのかもしれない
— birdMath (@math_bird_) January 29, 2021
しかし、「元からの実力の差」によって同じ解法を学んでも結局結果に大きな開きが出てしまう現実を知ってから、そのような授業は集団の授業としては意味がないのではないかと思うようになった。
— birdMath (@math_bird_) January 29, 2021
結論として、「生徒自身のやり方考え方や様々な考え方を価値づける授業」がよいと考えるようになった。
自分自身は、小学生や中学生の頃は、割と自由にいろんな解法に興味をもったり自分でゴリゴリ色々考えて数学って面白いなと思っていたのだが、そういう素養が高校以降での数学力を築いていたのだなと振り返って思う。
— birdMath (@math_bird_) January 29, 2021
だから少なくとも中学生くらいまでの生徒には、知識を叩き込むのでなく、一つの問題をじっくり考え、様々な解き方があることを体感させ、価値づけるために、色んな生徒に解き方を発表させたり、面白い解法をみんなで楽しんだりするような授業を残り一ヶ月でも続けたい。「元からの実力」をつける為に。
— birdMath (@math_bird_) January 29, 2021
マシュマロ実験という実験があって
— hiro_tyun (@hiro_tyun) July 4, 2019
小さな子供を部屋に入れて
「マシュマロを1個食べていいよ。でも、もし10分間食べるのを我慢したら2個あげる」
って言って、1個すぐ食べた群と我慢して2個食べた群に分ける
こんな実験をしたんだ
そして追跡調査の結果、後者の子供の方が明確に優秀だった
ここから、当時の人達は
— hiro_tyun (@hiro_tyun) July 4, 2019
「忍耐強い子供は将来成功する!子供の忍耐力を鍛えてあげることは有効なのだ!」
という結論を出した
追跡調査で明確な差が出ていたので、これは自然な結論だろう
自分も信じていた
…ところが、最近になってこれが否定された。
マシュマロを2個取った人は裕福な子供が多く
— hiro_tyun (@hiro_tyun) July 4, 2019
マシュマロを1個取った人は貧しく不安定な家庭の子供が多かった
前者の子供は我慢したら報酬がきちんと渡されると信じていて
後者の子供は「我慢しても報酬の約束は反故にされるかもしれない、だから今食べてしまえ」という合理的な判断で食べた
ここから
— hiro_tyun (@hiro_tyun) July 4, 2019
「本当に学力に影響があったのは忍耐力ではなく、親の経済力」
「子供達はどちらも十分合理的な判断をしていた」
この新しい結論が出たということなのだ。
もちろん、この説もひとつの角度の見方に過ぎず、またいつか否定されるかもしれない。
それにしても統計とは奥深く面白いものよ…