読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

生れながらの犠牲者

2014-12-12 | 海外ミステリー
生れながらの犠牲者 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 858)
クリエーター情報なし
早川書房
『失踪した女の名は、バーバラ・マークル。13歳。愛称をボビーというその美少女は、霧深い夜、突然姿を消してしまった。バーバラの母親エヴリンの憔悴ぶりは見るも無残だった。貧しいながら、母ひとり子ひとりの平和な暮しが、一夜を境に、絶望の暮しと変ってしまったのだ。頭がよくてかわいい娘を生きがいと思えばこそ、エヴリンはデパートの事務員として一生懸命働いてきたのではなかったか。よりによって、その娘が謎の失踪を遂げようとは!
一方、その夜も遅くパトロール中の警官から事件を知らされたフレッド・フェローズ署長は、ことが年若い娘だけにいやな胸騒ぎを覚えた。さっそく配下の署員に一世捜査の命令を下した。が、バーバラを見たという者もいなければ、足どりも全然つかめなかった。─翌朝はやく、エヴリンの家をたずねたフェローズは、バーバラが失踪する前の晩、生れてはじめてのダンス・パーティに出かけたことを知った。その事実から推せば、若い娘たちの例にもれず、性の甘いかおりをかぎつけた後の不祥事ではなかったか? が、フェローズの願いもむなしくその線からの捜査も行きづまるばかりで、バーバラの行方は杳として知れないのだった……。
一少女の失踪事件のうらに隠された意外な男女関係の絵図! サスペンスあふれる犯罪小説の白眉!』


フェローズ署長ものの第5作。
1962年の作なのだが、ある意味新しいのではないか。
心理的には最近になって表だって語られるようになった気がする。
そう、物理的には殺しはしないとしても。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冷えきった週末 | TOP | この町の誰かが  »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 海外ミステリー