読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

2019年1月の読書記録

2019-01-31 | その他
2019年1月の読書記録
読んだ本の数:28
読んだページ数:10235


雨上がり月霞む夜 (単行本)雨上がり月霞む夜 (単行本)感想
上田秋成そのものと雨月物語を下敷きに独特の物語になっている。妖を描いて絶品。
読了日:01月31日 著者:西 條奈加
六花落々 (祥伝社文庫)六花落々 (祥伝社文庫)感想
長く積読だった。六花とは雪の結晶のこと。江戸末期にその観察図を集め、図集を著した土井利位は一方で大塩平八郎の乱を収め老中になっている。その二つを一気に(1冊で)表そうとしたところに少々無理があり、主題をボケさせたと思う。西條さんはモデルを置くより完全な創作の方がうまいのだよね。
読了日:01月29日 著者:西條奈加
科警研のホームズ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)科警研のホームズ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
評判が良さそうで、一時品切れを起こして古書価が高くなっていたので期待したが。
読了日:01月28日 著者:喜多 喜久
グアムの探偵 3 (角川文庫)グアムの探偵 3 (角川文庫)感想
装丁が変わってちょっと驚く。シリーズ3作目。短編5編。軽いノリなのだが、グアムの事情、世界情勢なども含めた深みもあり、とても面白い。グアムには大昔一度だけ行ったことがあるが、このシリーズを読んでから行けば別の感慨があっただろうな。
読了日:01月27日 著者:松岡 圭祐
新装版 闇の歯車 (講談社文庫)新装版 闇の歯車 (講談社文庫)感想
これも古書店で拾ってきた本。藤沢周平さんならこれをどう落とすのだろうとはらはら読んできて、納得の終わり方。
読了日:01月26日 著者:藤沢 周平
手習重兵衛 - 梵鐘 - 新装版 (中公文庫)手習重兵衛 - 梵鐘 - 新装版 (中公文庫)感想
古書店でなんとなく拾ってきた本。それなりに面白く読んだが、既読の方の感想を見るとちょっとイレギュラーな作品だったらしい。さて。
読了日:01月26日 著者:鈴木 英治
大友二階崩れ大友二階崩れ感想
大友二階崩れに予備知識はなかったが、赤神さんに期待して読んでみた。二階崩れそのものを臨場感をもって描き出していれば別の感想もあったかもしれないが、義に生きるという生き方に感動するはずだったのかなぁ。どの人に焦点を当てて読んだらよかったのかもわからずじまい。残念。
読了日:01月25日 著者:赤神 諒
モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)感想
もう少し痛快という風に読めるのかなと思って読んでみたが、大真面目に原典に沿っているわけで、原典のファンなら面白かろう。子ども用でさえホームズよりルパン、大人用はどちらも好まない私にはちょっと・・・。
読了日:01月24日 著者:キム・ニューマン
ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる (文春新書)ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる (文春新書)感想
ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる⁉️ はあ⁉️と思って読んでみたが、ベートーヴェンを題にあげたのは手にとってもらいやすくするためなのだろう。要はクラシック音楽史が世間の歴史と不可分であるということをざっくばらんに述べていて非常にわかりやすく面白かった。
読了日:01月23日 著者:片山 杜秀
1968 三億円事件 (幻冬舎文庫)1968 三億円事件 (幻冬舎文庫)感想
題材を与えられて競作する・・・作家にとってけっこうなプレッシャーじゃないかと想像するのだが、受けてたった5人。それぞれの持ち味でひねりを効かせたわけだが、ほとんど忘却の彼方の事件の詳細が頭に染み込んだ最後に出てくる作品が一番有利なのは自明じゃないかと意地悪な見方をしてしまう。(競争じゃないって?) もともと今野さんのファンではあるのですけどね。鷺坂さんはまた登場してくれるのだろうか。
読了日:01月23日 著者:日本推理作家協会・編
天下城〈下〉 (新潮文庫)天下城〈下〉 (新潮文庫)感想
城の進化、穴太積みの進化等興味深く面白かった。安土城の再建が計画されたという。楽しみにしたい。
読了日:01月22日 著者:佐々木 譲
天下城〈上〉 (新潮文庫)天下城〈上〉 (新潮文庫)感想
モデルとなる特定の人物がいるわけではないのだろうが、戦国時代の側面を描き面白い。
読了日:01月20日 著者:佐々木 譲
失踪 (角川文庫)失踪 (角川文庫)感想
『ダ・フォース』の口直しに。このぐらいの表現が読みやすい。ストーリーがあまりに一本道だったとしても。
読了日:01月17日 著者:ドン・ウィンズロウ
笑い姫 (文春文庫)笑い姫 (文春文庫)感想
伝奇的な江戸末期で楽しめた。小笠原諸島が日本の領土である根拠が興味深い。
読了日:01月17日 著者:皆川 博子
用心棒 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)用心棒 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
軽いタッチのハードボイルドで楽しい。
読了日:01月12日 著者:デイヴィッド ゴードン
自衛隊防災BOOK自衛隊防災BOOK感想
もっと自衛隊らしいテクがあったら面白かったのだけど、一般向けの本だからだろうが、わりと普通で、どちらかといえば拍子抜け。ま、ハンドブックとして、いざという時には役立てよう。いざというときにはネットは見られない可能性が大きいのだから。
読了日:01月11日 著者:
ダ・フォース 下 (ハーパーBOOKS)ダ・フォース 下 (ハーパーBOOKS)感想
必要悪だと言ってしまえばそうなのかもしれないし、これはフィクションなのかもしれないが、これを献上された殉職警官たちはほんとうのところどう思うだろう。映画向きだとは言えると思うが。
読了日:01月10日 著者:ドン ウィンズロウ
ダ・フォース 上 (ハーパーBOOKS)ダ・フォース 上 (ハーパーBOOKS)感想
ドン・ウィンズロウは前にニール・ケアリーのシリーズは読んでいたが、大ヒット犬の力も読まずに本書。主人公マローンの収監は間違いだったというストーリーになるのかと思いきや・・・
読了日:01月10日 著者:ドン ウィンズロウ
メグレのバカンス (メグレ警視シリーズ)メグレのバカンス (メグレ警視シリーズ)感想
シムノンと言えば大昔創元推理文庫の必読100冊に男の首/黄色い犬がありそれを読んで以来だと思うのだが、図書館にあったので。本書1947年の著作。フランスのミステリーは論理がいい加減で曖昧なので好まないが、なかなかサスペンスに満ちて面白かった。昭和の終わり頃、河出書房でシリーズで新訳を出したようで、見かけたらまた読んでもいいかくらいは思う。
読了日:01月09日 著者:ジョルジュ シムノン
広域指定 (新潮文庫)広域指定 (新潮文庫)感想
このシリーズ段々に面白くなっていて、図書館にシリーズ4作目があったのでさっそく。これは長編。予想される展開ではあるけれど、面白い。この高野巡査を持ち上げようというプランはどこらへんから出てきたのでしょうね。柴崎警部もグチグチ言わなくなって正解。
読了日:01月09日 著者:安東 能明
伴連れ (新潮文庫)伴連れ (新潮文庫)感想
古書店で出署せずといっしょに買ってしまって、読んだ。シチュエーションに慣れ、柴崎のキャラに慣れれば読める。柴崎も変化しつつあるのだし。
読了日:01月08日 著者:安東 能明
出署せず (新潮文庫)出署せず (新潮文庫)感想
古書店でなんとなく買ってしまってイマイチだなぁと思って読んでいて、最後から2ページ目で、既読だということに気づいた(汗
読了日:01月08日 著者:安東 能明
この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた (河出文庫)この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた (河出文庫)感想
この手のSFは何冊か読んだことはあるのだが、いちおう大真面目に宇宙生物学の研究者が書いた本。比較的短い期間のサバイバルはともかく、科学文明までつくるとなると私のできることはないと早々に諦めた。役立てる自信と気概のある方はじっくり検討してみられたら如何?
読了日:01月07日 著者:ルイス ダートネル
風と共にゆとりぬ風と共にゆとりぬ感想
かの有名な著作の表題は知っているのだが、著者の名前が出てくるかといえば・・・。こちらのエッセイは面白い部分は面白いのだが飽きてくる。ちょびっとずつ読めばよいのかも。
読了日:01月06日 著者:朝井 リョウ
本と鍵の季節 (単行本)本と鍵の季節 (単行本)感想
図書館の「本の福袋」で入手。男子高校生二人が主役。日常の謎というには少々シビアな謎を解く全六編。余韻を残して終わるが、どう考えるか。来るよね?
読了日:01月05日 著者:米澤 穂信
えびかに合戦: 浮世奉行と三悪人 (集英社文庫)えびかに合戦: 浮世奉行と三悪人 (集英社文庫)感想
第4作で、ますます快調。ちょっと雀さんが気の毒になるけれど、それも含めて魅力なのでしょうね。
読了日:01月04日 著者:田中 啓文
誰かが嘘をついている (創元推理文庫)誰かが嘘をついている (創元推理文庫)感想
創元推理文庫に入っているのだからもっと凝って面白いのかなと思ったけど、ざっくり言ってYA小説だった。安易にハッピーエンドなのも(イヤミスが嫌いな私でさえ)なんだかねって思っちゃう。ミステリーを書くつもりだったらもう少し警察&警察官をなんとかしたんじゃないだろうか。
読了日:01月03日 著者:カレン・M・マクマナス
沈黙のパレード沈黙のパレード感想
元ネタをひねる手並みは鮮やか(と言っておけば褒め言葉になるよねー)
読了日:01月02日 著者:東野 圭吾





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