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『辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。八世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弓流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。』
「風の陣」を読んでいてどうしても読みたくなったので再読。
一昨年読んだので細部はすっかり忘却。
これはやはりアテルイというヒーローのキャラが立っていて・・・いい!
涙ぽろぽろ・・・。
本書は「風の陣 [立志篇]」の30年後を描く。若い物部天鈴や鮮麻呂、坂上田村麻呂が立派な大人。丸子(道嶋)嶋足はもう亡くなっている。嶋足、アテルイの中では裏切り者の評価でちょっとさびしい。
「風の陣」はこの間を全部埋めることになるのだろうなぁ。
[風雲篇]、やっぱり読もうかな。