net news お金の使い方が人生を決める!カネかモノか体験か? (all about 201/03/09)~下流老人の人生も嫌だけれど、使って楽しみたい。
お金の使い方から、その人の未来が見える
人の未来は、お金の使い方を見ていればだいたい分かります。
飲み代やファッションにばかりお金を注いでいれば、内面の充実がなおざりになります。甘いものや気持ちいいことにばかりお金を使っていれば、人は規律を失います。ギャンブルなどで自分の射幸心を煽っていると、心の平静から離れていきます。
お金を浪費してしまうのは、お金がふんだんにあるからではなくて、お金に対する尊敬が足りないからです。あなたは、お金をどんなことに気前よく使っていますか?その傾向を知ることで、あなたの未来も見えてきます。
体験にお金を使う
うまくいっている人たちは、体験の代償に、しっかりお金を使っています。たとえば、自分が学ぶ機会を作る、切磋琢磨できる環境を選ぶ、成長できる場所に飛び込んでいくなどのために、お金を気前よく使います。
経験を積むことで、かけたお金の何倍もが自分に返ってくることを真剣に考えている人はいます。その戦略的な行動の前提には、自己承認と自信が備わっています。
しかも、経験はクリエイティブです。脳は、経験によって、自分の行動が大きな変化につながる可能性を探し続けます。さらに、こうした努力は、実は安上がりです。原動力は自分のエネルギーなので、無限でタダ。
経験を買うために喜んでお金を払える人がいる一方で、物にしかお金を使えない人もいます。
モノを買うためにお金を使う
何かを買うことしか、考えていないという人もいます。
マンションが欲しい、流行りの洋服を買いたい、珍しい高級車を持ちたいなど、物を購入することで、テンションの上がる人もいます。それはそれで悪くないのですが、物を所有することでしか満足感が得られないとしたら、人生は高くつきます。
繰り返すほどに、その欲求が強くなるので、このクセは高じていきます。ひどいときには、買い物中毒症に発展します。快感に誘われて高価な買い物を続けていると、いずれ感覚がマヒしてきて、浪費癖に進行しかねません。
一概にいえませんが、このタイプの人は、自分に自信が持てなくて物に依存する所があります。物の所有で得られる成果について、具体的に特定できずに、”なんとなく”満足していることも多いのです。
本当に、購入&所有しか道がないのか、一度冷静に考えてみることをおススメします。レンタルでもシェアリングでもかまわないと思えたとき、お金の使い道が多様化して、選択肢が増えるはずでしょう。
物にばかりお金を使うのは外道ですが、お金のためにしかお金を使えないという邪道も存在します。
お金のためにお金を使う
お金そのものが、人生の目的と化しているような人はたいへんです。
お金のためにお金を増やす。お金があれば幸せになれる。お金のためなら犠牲をいとわない、そんな生き方は満たされることがありません。金銭欲のカルマと闘い続ける一生を過ごすことでしょう。
お金を何に使うか、そして、どんな日常や感情を獲得したいのかを、ご家族で話し合ってみませんか。もしかしたら、新しい人生の可能性に気付ける人がいることでしょう。
下流老人の人生も嫌だけれど、使って楽しみたい。
金は天下の回りもの、どうにかなるよ。