BOOK、CDなど

1 BOOK、CD、LPなど⇒断捨離、コンサート、リウマチ・膠原病などのメモ
2 失念防止のためのメモ

2015/10/20 ベスト・オブ・カラヤンの遺産~2160円

2015年10月20日 | クラシック(DVD3)

2015/10/20 ベスト・オブ・カラヤンの遺産~2160円

ベスト・オブ・カラヤンの遺産
01. ロッシーニ 歌劇「ウィリアム・テル」序曲  
02. ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲  
03. プロコフィエフ 交響曲第1番ニ長調 作品25「古典交響曲」第1楽章  
04. プロコフィエフ 交響曲第1番ニ長調 作品25「古典交響曲」第2楽章  
05. プロコフィエフ 交響曲第1番ニ長調 作品25「古典交響曲」第3楽章  
06. プロコフィエフ 交響曲第1番ニ長調 作品25「古典交響曲」第4楽章  
07. チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23 第1楽章 
08. チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23 第2楽章  
09. チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23 第3楽章  
10. ラヴェル ボレロ  
11. ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」第1楽章  
12. ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」第2楽章  
13. ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」第3楽章  
14. ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」第4楽章  
15. ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ「天体の音楽」作品235  
16. ヨハン・シュトラウス ワルツ「春の声」作品410  
17. ヨハン・シュトラウス ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(01-10) 
ウィーン・フィルハーモニー交響楽団(11-17) 
エフゲニー・キーシン(p)(07-09) 
キャスリーン・バトル(ソプラノ)(16) 
定価2000円+税160円


2015/09/28 椿姫・フェニーチェ歌劇場1950円

2015年09月28日 | クラシック(DVD3)

2015/09/28 椿姫・フェニーチェ歌劇場1950円

ヴェルディ 歌劇「椿姫」フェニーチェ歌劇場
ディミトラ・テオドッシュウ(ヴィオレッタ)
チェーザレ・カターニ(アルフレード)
アンブロージョ・マエストリ(ジョルジョ)
スーザン・ケリング(フローラ)
パオロ・マリア・オレッキア(ドゥフォール男爵)
ニコレッタ・アンデリエーロ(アンニーナ)、他
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
イサーク・カラプチェフスキー(指揮)
リージョン:ALL 片面2層 カラー 
ワイド 16:9/LB ジュエルサイズ 
字幕:日本語 
1:5.0chサラウンドdts
2:リニアPCM/ステレオ
レーベル: TBS DVD PIBC-7002
プレス国: 国内盤 Made in Japan
参考価格HMV~7020円
ブックオフ川沿店~1950円
廃盤入手不能

ヴェルディ没後100年の記念イヤーの掉尾を飾る、初演劇場が贈る究極のヴェルディ、早くもDVDで登場。 今年来日して話題を呼んだフェニーチェ歌劇場は1792年ヴェネチアに誕生した歴史と伝統を誇る歌劇場です。過去、カラス、テバルディ、デル・モナコら名歌手の伝説を生みだした同劇場はヴェルディとも特に縁りが深く、1853年《椿姫》の初演を行っています。このDVDは、6月30日Bunkamuraオーチャードホールでの公演を収録したライブ作品です。カラスの再来と謳われるテオッドシュウを始め、次世代を担う新星を起用した悲恋のオペラ。指揮はイサーク・カラプチェフスキー、ハイビジョン収録、5チャンネルによる名作オペラの決定盤です。2001年 約140分

 

ディミトラ・テオドッシュウDimitra Theodossiou

ドラマティックな声質を持ち ながら、コロラトゥーラから繊細なピアニッシモに至るまでテクニックを兼ね備える稀有な ソプラノ。
父はギリシャ人、母はドイツ人。父の経営する貿易会社を継ぐつもりで大学では経営学を学ぶが、オペラ歌手に憧れ、ミュンヘンの音楽大学に入り直す。1994年ヴィオッティ国際コンクール第1位など国際声楽コンクールを数多く制覇。’95年アテネのオペラハウスで「椿姫」のヴィオレッタを歌ってオペラデビュー。’99年「アッティラ」でボローニャとパルマにデビュー。2000年ミラノ・スカラ座デビュー。“マリア・カラスの再来”と呼ばれる。当たり役のヴィオレッタは、デビュー以来200回以上になる。2001年6月「椿姫」で日本デビュー。2007年プラハ国立歌劇場「椿姫」公演で来日。2011年ボローニャ歌劇場日本公演「エルナーニ」に出演。


ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

Photo_147

   




 

ワーグナー(Wagner) 

楽劇「神々の黄昏(Gotterdammerung)」 (1991)

ジークフリート…ジークフリート・イェルザレム (Siegfried Jerusalem)
グンター…ボード・ブリンクマン (Bodo Brinkmann)
ハーゲン…フィリップ・カン (Philip Kang)
アルベリヒ… ギュンター・フォン・カンネン (Gunter von Kannen)
ブリュンヒルデ…アン・エヴァンス (Anne Evans)
グートルーネ…エヴァ=マリア・ブントシュー (Eva-Maria Bundschuh)
ワルトラウテ…ヴァルトラウト・マイアー (Waltraud Meier)
ダニエル・バレンボイム (Daniel Barenboim) 指揮  
バイロイト祝祭劇場管弦楽団 (Orchester der Bayreuther Festspiele)

〇1991年6月、7月、ドイツ、バイロイト祝祭劇場

〇国内盤、ワーナーミュージック、WPBS90211~2、(2枚組)

〇2007年10月22日、NTT通販、5689円税込み、5418円税抜き

〇ドイツ語、283分

〇ドイツ語、英語、日本語字幕

〇定価6900円税込み、NTT通販で安く購入。

プロローグ

ワルキューレの丘の上で3人のノルンが運命の綱をよっている。第1のノルンは、ヴォータンが、かつて見事に繁っていたトネリコの木から一本の槍を作り、そのために大樹が枯れ、以降はモミの木で綱をよることになったと語る。
第2のノルンは、その槍に誓約文を刻んだヴォータンが世界を支配していたが、ある英雄によって槍は折られ、すべての木が枯れたので今は岩に引っかけて綱を編んでいると語る。
第3のノルンは、ヴォータンが切り倒したトネリコの木は、ヴァルハラの宮殿の回りに薪として積まれ、間もなくその薪に火が放たれて神々が終焉を迎えるだろうと語る。
3人が、ニーベルングの指環の呪いについて話していると突然運命の綱が切れ、ノルンたちは地底へと消える。
ジークフリートとブリュンヒルデが岩屋から出てくる。彼女はジークフリートにすべての叡智を与えて英雄に育て上げたため、自らは無力な女となっていた。ブリュンヒルデはジークフリートを世界に旅立たせる決心をし、別れにニーベルングの指環を受け取る。ジークフリートはブリュンヒルデから愛馬を譲り愛けて修行に旅立つ。


第1幕
第1場 ライン河畔のギービヒの館
ギービヒ家にはグンターと妹のグートルーネ、そしてニーペルング族のアルベリッヒを父に持つ異父兄弟のハーゲンが住んでいた。
彼らはギービヒ家の繁栄のために結婚相手を物色している。ハーゲンは、グンターの嫁として世界一の美女のブリュンヒルデを娶るよう勧め、炎に護られて岩山に隠れ住む彼女を連れ出せるのは英雄ジークフリートだけだと教える。そのためにはジークフリートに忘れ薬と惚れ薬を盛ってグートルーネの婿に迎えようと画策する。
そこにジークフリートの小舟が見えたので、グンターは彼を館に招き入れ、すべてを捧げて臣下になることを申し出る。ジークフリートがもてなしの杯を空けたとたん、彼はすべての記憶を失い、ブリュンヒルデのことすら忘れてグートルーネを愛するようになる。そこでグンターは、岩山に住むブリュンヒルデを連れて来てくれるなら妹を嫁がせようと約束する。ハーゲンは事の成りゆきに満足し、何もかも皆自分の思いのままだとうそぶく。

第2場 ワルキューレの丘
ブリュンヒルデの妹が現れて神々の凋落を告げる。このうえは、ニーベルングの指環をラインの乙女たちに返すしかないと姉を説得するが、ブリュンヒルデはジークフリートとの愛の証である指環をはずすことなどできないと拒む。
そこにジークフリートの角笛の音が聞こえてくる。しかし、現れたジークフリートは魔法のかぶり物を身にまといグンターに姿を変えていた。偽のグンターは彼女を自分の妻に娶ると叫ぶが、ブリュンヒルデは指環を示して堅い貞節を誓う。
しかし、その威力も本当はジークフリートである男の前では効き目もなく、指環は取られて彼女は為すがままにされる。

第2幕 ギービヒ家
ギービヒ家にアルベリッヒが現れ、息子のハーゲンにジークフリートを殺して指環を手に入れよと命ずる。その頃、ジークフリートは途中でグンターと入れ替わり一足先に館に戻る。ハーゲンは家来たちに2組の婚礼の準備を命じ、上機嫌でグンターとブリュンヒルデを出迎える。ブリュンヒルデは、ジークフリートを見るものの、彼がすべてを忘れている様子に驚いて気を失いそうになる。そのうえ、ジークフリートの指にニーニーベルングの指環があるのを見て、あの夜の男が実はジークフリートだったことを知る。ブリュンヒルデはジークフリートを指さして自分の夫はこの男だと叫ぶ。しかし、ジークフリートはそれすら意に介さず、グートルーネと二人で婚礼の席に行ってしまう。ハーゲンはブリュンヒルデににじり寄り、復讐に手を貸してやろうと囁いて篭絡し、ジークフリートの欠点が背中であることを聞き出す。グンターも恥をそそぐためジークフリートを殺すことを誓う。三人はそれぞれ異なった思惑のもと、英雄ジークフリートを殺害するために手を結んだ。


第3幕 
第1場 ライン河畔
通りがかったジークフリートに、ラインの乙女たちが命を惜しむなら指環を捨てるよう勧める。しかし、ジークフリートはこれに応えずハーゲンたちとともに食事を始める。ハーゲンはジークフリートに小鳥の声を聞き分けるカの由来を尋ね、彼の生い立ちを語らせる。1羽の小鳥が飛び立ったとき、あの鳥の声を聞き分けられるかと尋ね、ジークフリートが振り返った瞬間、ハーゲンの槍が背中を貫いた。ジークフリートは瀕死の中で記憶を取り戻しブリュンヒルデの名を呼ぶ。

第2場 ギービヒ家
ジークフリートの遺骸は館に運び込まれた。その指にある指環を奪い合ってグンターとハーゲンは争うが、ハーゲンがグンターを倒す。ハーゲンがジークフリートの指環を抜こうとすると彼の腕が拒むように突き出され、皆、恐怖に震える。
ブリュンヒルデは自分こそジークフリートの妻なのだと名乗り、グートルーネは失意の余りグンターの死体の上に倒れる。ブリュンヒルデは積み上げた薪の上にジークフリートを運び上げ、自分の指に指環をはめて父王ヴォータンに呪いの成就を宣言する。ブリュンヒルデが愛馬とともに燃え盛る炎に身を投げるとライン河の水が溢れ、そこにラインの乙女たちが現れて指環を取って河底に去る。天上ではヴァルハラの城に火が燃え移り、古代ゲルマンの神々に終焉の時が訪れるのだった。


ワーグナー 楽劇「ジークフリート」

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

Photo_146






ワーグナー(Wagner)

楽劇「ジークフリート(Siegfried)」 (1992)           

ジークフリート…ジークフリート・イェルザレム (Siegfried Jerusalem)
ミーメ…グレアム・クラーク (Graham Clarke)
さすらい人…ジョン・トムリンソン (John Tomlinson)
アルベリヒ…ギューンター・フォン・カンネン (Günter von Kannen)
ファーフナー …フィリップ・カン (Philip Kang)
ブリュンヒルデ …アン・エヴァンス (Anne Evans)
エルダ…ビルギッタ・スヴェンデン (Birgitta Svenden)
森の小鳥…ヒルデ・ライトランド (Hilde Leidland)
ダニエル・バレンボイム (Daniel Barenboim) 指揮
バイロイト祝祭劇場管弦楽団 (Orchester der Bayreuther Festspiele)

〇1992年6月、7月、バイロイト祝祭劇場

〇国内盤、ワーナーミュージック、WPBS90201~2、(2枚組)

〇2007年10月22日、hmv通販、5519円税込み、5256円税抜き

〇ドイツ語、200分

〇ドイツ語、英語、日本語字幕

〇定価6900円税込み、hmv通販で安く購入。

〇あらすじ

第1幕 森の中
ジークフリートは母親の死後、ニーベルング族のミーメに育てられていた。ミーメは大蛇に姿を変えた巨人が守るニーベルングの指環を、この勇士のカを利用して取り戻そうと考えていた。
剣を打つミーメのもとに熊を連れたジークフリートが帰って来る。彼は未だ恐れという感情を知らないのだ。ミーメが新しい剣を渡すが、ジークフリートはそれを一振りで折ってしまう。そして、なまくらな剣とまずい食事に怒りだし、ミーメに本当の親の話を聞かせるよう迫る。ミーメは仕方なく父母の話を聞かせ、形見の折れた剣を見せる。ジークフリートはその剣を鋳直すよう命じて森に出かける。
そこにさすらい人に変装した神々の長ヴォータンがやって来る。ミーメとヴォータンは互いにこの世の出来事に関する謎かけを始める。ミーメに続いてヴォータンが謎をかけ、ついに答えが明らかになる。ヴォータンが、愛するヴェルズング族の英雄が地上にはびこる巨人族を倒すには、砕けた剣、ノートングを鋳直さねばならない。しかもそれができるのは恐れを知らぬ者だけなのだ。
ミーメは、ジークフリートこそ恐れを知らぬ者だと気づく。ついに、待ち切れないジークフリートは折れた剣を粉にして自分の手で炉で溶かし、鉄を鍛え始める。ミーメは、ジークフリートがその剣で毒蛇を倒したあかつきには彼を毒殺して指環を自分のものにしようと企む。

第2幕 巨人族ファフナーの洞窟
ニーベルング族の兄アルベリッヒが弟ミーメの到着を待っている。そこに神々の長ヴォータンが現れる。アルベリッヒは神の契約によって指環は渡さぬと脅すが、ヴォータンはミーメの企みを教える。
そこへ、ミーメがジークフリートを連れて来る。ジークフリートがひとり残って角笛を吹くと大蛇が現れ彼を呑み込もうとする。しかし、彼はノートングを一突きして大蛇を倒す。流れ出た血の熱さに、思わず指を口に入れたジークフリートは、突然、鳥の声が聞き分けられるようになる。小鳥が、「指環と魔法のかぶり物は洞窟のなかにある」と歌うので、ジークフリートは洞窟に入って2つの宝を手に入れる。さらに、小鳥が「ミーメの毒に気をつけろ」と歌うので、やって来たミーメを剣で倒す。小鳥は次に「高い山の上で炎に包まれて眠るブリュンヒルデを起こして花嫁にせよ」と歌う。ジークフリートはワルキューレの山に向かう。

第3幕
第1場 荒野
風の夜、岩山のふもとの荒野に神々の長ヴォータンが現れ、智の神エルダを起こして世界の行く末について問いかける。だが、エルダは問いに答えずひたすら眠りたいと願う。ヴォータンは神々に終焉の時が近づいており、その後を継ぐのは野望を持たず恐れを知らぬため指環の呪いをものともせず自由に生きるジークフリートにほかならないと予言する。
そこにジークフリートが通りかかり岩山の場所を尋ねる。ヴォータンは様々な質問をして彼を引き止めようとするが、いらだつジークフリートが剣を抜くので槍で応酬する。この槍こそ彼が神として存在する契約が記してあり、かつてはジークフリートの父親のノートングを砕いたものだった。これを聞いたジークフリートは父の敵がこのさすらい人であることを知り、ノートングを振るって槍を折る。雷鳴が轟き、ジークフリートは岩山へと進んで行く。

第2場 岩山
岩山の炎をかいくぐって進むとブリュンヒルデが眠る場所に出る。兜と鎧をはぎ取ると美しい顔と姿が現れた。ジークフリートは生まれて初めて不安と恐れを抱くが、この乙女とともにその不安と恐れを克服することを誓い口づけをする。目を覚ましたブリュンヒルデはジークフリートと見つめ合い、互いの運命を確かめ合う。
ジークフリートは彼女に求婚し、神聖な乙女の心を人間に向けて聞かせる。愛が燃え上がり神々の黄昏が歌われる。


ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

095






ワーグナー(Wagner)

楽劇「ワルキューレ(Die Walkure)」 (1992)     

ジークムント…パウル・エルミング (Poul Elming)
フンディング…マティアス・ヘレ (Matthias Holle)
ヴォータン…ジョン・トムリンソン (John Tomlinson)
ジークリンデ…ナディーヌ・セクンデ (Nadine Secunde)
ブリュンヒルデ…アン・エヴァンス (Anne Evans)
シュヴェールトライテ…片桐仁美 (Hitomi Katagiri)

ダニエル・バレンボイム (Daniel Barenboim) 指揮
バイロイト祝祭劇場管弦楽団 (Orchester der Bayreuther Festspiele)

〇1992年6月、7月、バイロイト祝祭劇場

〇国内盤、ワーナーミュージック 、WPBS-90176、(2枚組)

NTT通販、5174円税込み、4928円税抜き

〇ドイツ語、237分

〇ドイツ語、英語、日本語字幕

〇定価6900円税込み、NTT通販で安く購入。

第1幕 森の中
古代ゲルマンの深い森。疲れ切ったジークムントはフンディングの家で行き倒れる。この家の妻ジークリンデはジークムントに水と酒をふるまい、立ち去ろうとするのを引き止める。二人は互いに強く惹かれ合い見つめ合う。家に戻ってきたフンディングは、ジークムントと妻があまりにもよく似ていることに驚く。
フンディングに尋ねられてジークムントは身の上を語る。彼には双子の妹がいたが、父と狩りに出ている間に母を殺され、家を焼かれ、妹を連れ去られた。父と森をさまよううち父ともはぐれた。その後、フンディングの一族との戦いで武器も失ったという。あまりにもの偶然に驚いたフンディングは、今夜の宿は与えるが敵同士ゆえに明日の朝には決闘だと言い渡す。
ジークムントは、父が彼の危急のために残してくれたはずの武器を求めて叫ぶ。その時、庭のトネリコの幹に光る剣を見つける。ジークリンデは眠り薬で夫を眠らせてからジークムントのもとに来て剣の由来を語る。
強引に略奪されフンディングと結婚させられる日、謎の老人が現れてあの剣を突き刺していった。どんな男にも抜くことができなかったが、今、その剣を引き抜く英雄が現れ、自分はその腕に抱かれるだろう。ジークリンデはそう語り運命の出会いを喜ぶ。
二人はヴェルゼという父の名とそっくりな面立ちにより兄妹であることを確かめ合う。ジークムントは剣を抜き、運命的な愛に従い妹を妻とする。

第2幕 岩山
神々の長ヴォータンはワルキューレたちに、今日の決闘でヴェルズング族に勝利をもたらすことを言い伝える。ヴォータンと智の女神の間に生まれた9人の姉妹であるワルキューレたちは、天馬を駆って戦場で倒れた英雄を天上のヴァルハラへと運ぶ役を負っている。ワルキューレのひとりでヴォータンの最愛の娘ブリュンヒルデは、ワルキューレの叫びを繰り返しながら天馬を駆って岩から岩へと飛ぶ。
ブリュンヒルデは岩山の頂で、父の正妻で結婚を司る女神フリッカが血相を変えてやって来るのに気づき、急ぎ立ち去る。
フリッカは、ジークリンデが姦通の罪どころか近親相姦の罪を犯していることを慣り罰を与えると怒る。ヴォータンがいさめようとするが、フリッカは夫が不倫によってワルキューレたちをもうけ、さらには人間との間にまでヴェルズング族と呼ばれる子たちを成したと激しく責める。
ヴォータンは指環の呪いを解くことができるのは、神の意志を行為に移せる自由な立場の人間のジークムント兄妹しかないと考えていた。しかし、ついにヴォータンは妻フリッカにやり込められ、ジークムントを殺すことを承知してしまう。勝ち誇って去るフリッカから、命令に従うように言い渡されたブリュンヒルデは、父からこれまでの経緯と苦悩を打ち明けられる。
ニーベルングの指環が大蛇に姿を変えた巨人に守られている今、神々には終焉の時が近づきつつある。しかし、契約の遵守を奉じて神となった自分は、城造りの契約によって巨人に支払った指環を取り戻すことはできない。それゆえ自由な人間であるジークムントを遣わしたが、彼の武器は神の恩恵であり、これを使えば契約に矛盾が生じる。結局、今となってはジークムントを殺さねばならぬ。
ブリュンヒルデは納得しないままにジークムントたちの元に現れるが、相手のために命を惜しまない二人の愛の強さに心打たれジークムントを守る決意をする。ここに業を煮やしたヴォータンが現れてフンディングに加勢したため、ついにジークムントは剣で胸を貫かれる。だが、勝ち誇るフンディングもまたヴォータンの怒りに触れて命を落とす。ブリュンヒルデは、ジークリンデを救い出して逃げ去るが、怒りに震えるヴォータンが後を追う。

第3幕 岩山
集まったワルキューレたちは姉の無謀さを恐れ、誰もカを貸そうとしない。救出されたジークリンデも死を望むが、ブリュンヒルデはジークリンデの胎内にジークムントの子が宿っていることを告げる。神々の長ヴォータンが近づいて来たのでブリュンヒルデはジークリンデを逃がし、大神のヴォータンですら恐れて近づかないとされる森に行くよう教える。そこでは、大蛇がニーベルングの宝を守っているという。ブリュンヒルデは、ジークリンデに神の剣(ノートング)の破片を渡し、再びこの剣を振るう者にジークフリートの名を与えましょうと告げる。
ヴォータンは、ブリュンヒルデを神の座から追放して岩山に封じ込め、そこで最初に出会った人間の男の奴隷となる罰を下す。ブリュンヒルデは父が妻の罵りのために本意を翻したことを責め、行きずりの男などではなくジークリンデが宿している英雄となる男を自分に遣わすよう父に迫る。ヴォータンはこの誇り高い申し出に感動し、彼女を横たえて兜と盾で全身を覆い、火の神に命じて岩山を魔の炎で包む。この炎を超えられる者のみが彼女と結ばれることが許されるのだ。ヴォータンは娘を残し厳かにその場を去って行く。


ワーグナー 楽劇「ラインの黄金」

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

ワーグナー(Wagner)

楽劇「ラインの黄金(Das Rheingold)」 (1999) 

ヨーン・ブレヘラー (John Brocheler)
ユルゲン・フライヤー (Jurgen Freier)
アルベルト・ボネマ (Albert Bonnema)
クリス・メリット (Chris Merritt)
ヘンク・スミット (Henk Smit)
グレアム・クラーク (Graham Clark)
ペーテル・ミクラーシュ (Peter Mikulas)
カシュテン・スタベル (Carsten Stabell)
ラインヒルト・ルンケル (Reinhild Runkel)

ハルトムート・ヘンヒェン (Hartmut Haenchen) 指揮
ハーグ・レジデンティ管弦楽団 (Residentie Orchestra)

〇1999年、オランダ・アムステルダム音楽劇場にてライヴ収録

〇輸入盤、OPUS ARTE、OA0946D、(2枚組)

〇2006年8月2日、hmv通販、5480円税込み、5219円税抜き

〇ドイツ語歌詞、148分

〇英語、仏語、独語、西語、伊語、蘭語、日本語字幕

〇ボーナス映像:57分38秒(DVD1=8:25、DVD2=49:13)

〇石岡瑛子(衣装)に興味あり、hmv通販で購入。

全第1幕
第1場 ライン河
ラインの河底では、黄金を守る美しい三人の乙女が泳ぎまわっている。ニーベルング族のアルベリッヒはしつこく彼女たちに言い寄るが、醜い姿をからかわれるばかりで相手にされない。苛立ち、怒るアルベリッヒ。
その時、川面から射し込んだ光が河底の黄金を照らし出す。その輝きの正体を訪ねるアルベリッヒに、乙女たちはもし女の愛を断念した男がこの黄金で指環を作れば、世界を手中にできるのだと教える。アルベリッヒは乙女たちにからかわれた腹いせに黄金を奪って逃げ出す。

第2場 山上
ライン河畔の山上の空地に神々の長ヴォータンが眠っている。妻のフリッカが起こしにやって来て神々の城の完成を喜ぶ。しかしヴォータンはこの城を建てさせた二人の巨人にその報酬として美の女神フライアを与えるという、できもしない約束をしていた。フリッカは出来上がった城が自分好みの家庭的な物ではなく、戦いのための城塞のようではないか、と夫を責める。
そこに美の女神フライアが駆けて来る。巨人の兄弟がその後を追って来て、ヴォータンに約束を果たすよう迫る。しかし、フライアを渡してしまうと神々の永遠の命の源であるリンゴを栽培する者がいなくなってしまう。
この取り引きを考案した火神のローゲは他の神々からさんざん責められる。そこでローゲは、ラインの河底の黄金がニーベルング族のアルベリッヒによって持ち去られ、すでに指環に細工されたことを話し、彼の一族から魔力を持つ指環を取り戻し、それをフライアの代わりに巨人たちに渡してはどうかと提案する。常日頃、ニーベルング族との戦いに苦戦している巨人たちは、この条件を呑み、指環と引換えにするためフライアを人質に連れ去る。ヴォータンはローゲとともに指環を求めて地下にあるニーベルングの国、ニーベルハイムへと降りて行く。

第3場 地下の国ニーベルハイム
洞窟に黄金を打つ音が響き渡る。ニーベルング族アルベリッヒが魔力を持った金細工のかぶり物を頭に乗せると、忽然と姿が消える。地下から掘り出した宝石や金細工をくすねようとした弟のミーメは、姿を隠した兄からしたたか鞭で打たれる。
神々の長ヴォータンと火神ローゲは、打ちひしがれたミーメから金の魔力を聞き出す。さらに、兄のアルベリッヒに向かってどうやって財宝を守るつもりなのかと尋ねると、アルベリッヒは、自在に姿を変えられるかぶり物を自慢して、恐ろしげな大蛇に変身してみせる。するとローゲが、大きくなれるのは見届けたが小さなものになるのは難しかろう、と挑発したので、今度はヒキガエルに変わってみせる。ローゲはしてやったりと、素早く足でカエルを押さえてかぶり物を奪い取り、縛り上げて天上の神々の国へと連れて行く。

第4場 山上
神々の長ヴォータンはニーベルング族アルベリッヒに、命と引換えに地下の財宝をすべて譲るよう持ちかける。アルベリッヒはしぶしぶ地下から財宝を運び込ませるが、指環だけは渡せぬと強く拒む。しかし、抵抗のかいもなく取り上げられ、指環に死の呪いをかけて姿を消す。
二人の巨人は、人質にした美の女神フリッカと同じ量の黄金を要求し、最後に指環をも渡すよう迫る。ヴォータンはこれを拒むが、そこに智の神エルダが現れて、指環を持てば呪いのため身の破滅を招くだろう、過去も未来も見通せる私に従え、と論すので、ついに指環を巨人たちに渡す。
二人の巨人は指環を手にしたとたんすぐに宝をめぐる争いを始め、兄ファーゾルトは弟ファーフナーに殺されてしまう。指環の呪いを目の当たりにした神々は恐れおののく。しかし、神々はその不安を払うように立ちこめた霧を払い、幸福の神の架けた虹の橋を渡って新しい城に入って行く。
一方、指環の呪いを信じる火神ローゲは、神々の黄昏を予言し、自分は神々を見捨てるだろうとつぶやく。ライン河からは黄金を失った乙女たちの嘆きの歌が聞こえて来る。


ロッシーニ、歌劇「アルジェのイタリア女」 (2)

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

Photo_5 ロッシーニ(Rossini)

歌劇「アルジェのイタリア女(L'Italiana in Algeri)」 (2006)  
    
    
            
マリアンナ・ピッツォラート (Marianna Pizzolato) (Ms:イザベッラ)
マキシム・ミロノフ (Maxim Mironov) (T:リンドーロ)
マルコ・ヴィンコ (Marco Vinco) (Bs:ムスタファー)
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs:タッデーオ)
バルバラ・バルニェージ (Barbara Bargnesi) (S:エルヴィーラ)
ホセ・マリア・ロ・モナコ (Jose Maria Lo Monaco) (Ms:ズルマ)
アレックス・エスポージト (ALEX  ESPOSITO) (Bs:アリ)
ドナート・レンゼッティ (Donato Renzetti) 指揮
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団 (Orchestra Del Teatro Comunale Di Bologna)
プラハ室内合唱団 (Prague Chamber Choir) 

〇2006年8月、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの収録

〇輸入盤、Dynamic、DYNDVD33526、(2枚組)

〇2007年10月22日、hmv通販、3890円税込み、3705円税抜き

〇イタリア語歌詞、150分

〇イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語、 スペイン語字幕

〇日本語字幕なし

〇2007年10月号、レコード芸術の海外盤試聴記(273ページ)に登載記事あり、今月の特選盤として賞賛してあったので購入。


ロッシーニ、歌劇「アルジェのイタリア女」 (1)

2006年09月13日 | クラシック(DVD3)

022 ロッシーニ(Rossini)

歌劇「アルジェのイタリア女(L'Italiana in Algeri)」 (1987)  
    

        
ギュンター・フォン・カネン (Günter von Kannen)
ヌッチア・フォチーレ (Nuccia Focile)
スーザン・マクリーン (Susan Maclean)
ルードルフ・A.ハルトマン (Rudolf Hartmann)
ロバート・ギャンビル (Robert Gambill)
ドリス・ゾッフェル (Doris Soffel)
エンリク・セラ (Enric Serra)
ラルフ・ヴァイケルト (Ralf Weikert) 指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団 (Radio-Symphony-Orchestra Stuttgart)
ソフィア・ブルガリア男声合唱団 (Bulgarian Male Chorus Sofia)

〇1987年、シュヴェツィンゲン音楽祭でのライブ録音

〇輸入盤、ART HAUS、100121

〇2006年8月2日、hmv通販、4629円税込み、4409円税抜き

〇イタリア語歌詞、148分

〇フランス語、 英語、日本語字幕

〇2006年8月2日、hmv通販で

 ロッシーニ、歌劇「アルジェのイタリア女」 ラルフ・ヴァイケルト盤 4629
 ロッシーニ、歌劇「マオメット2世」 クラウディオ・シモーネ 4820

以上2点を購入(配送料0、代引き手数料315、割引2142、合計7621)。

〇あらすじ


第1幕
第1場 王宮の部屋
アルジェリアの太守ムスタファーの妻エルヴィーラは、最近、夫の態度が冷たいことを嘆いている。
ムスタファーは、海賊の首領ハリーを呼びつけ、どこからかイタリア女を調達してくるよう命じる。彼は、今の妻をイタリア人奴隷のリンドーロに払い下げ、若くてきれいなイタリア女を新しい妻にしたいと考えているのだ。だが、祖国に恋人のいるリンドーロは困惑する。

第2場 アルジェリアの海岸
アルジェリアの海岸では、海賊たちが難破しかかった船を襲い、美しいイタリア娘イザベッラをさらって来る。イザベッラはとっさに知恵を働かせ、不良老人のタッデオを叔父と偽って海賊の手から救い出し、自分の仲間に引き入れる。命拾いをしたタッデオは、イザベッラが自分に好意を寄せていると勘違いしてしまう。

第3場 王宮の部屋
太守ムスタファーは妻に部屋から出ていくよう告げ、ハリーにイタリア女を催促する。

第4場 宮殿の大広間
宮殿の大広間で戦利品のイザベッラに会った太守ムスタファーは、何とか彼女を妻に迎えようとするが、そこにイザベッラの本当の恋人のリンドーロが、ムスタファーの妻とともにやって来る。
ムスタファーから、現在の妻をリンドーロに払い下げるつもりだ、と聞かされたイザベッラは機転を利かせ、私は妻の座はいらない、そのかわり、この奴隷を自分の手に頂けるのであれば、太守の自由になりましょう、と条件を出すので、場は大混乱となる。


第2幕
第1場 王宮の部屋
イザベッラとリンドーロは、ここから逃げ出す方法を相談する。何も知らない太守ムスタファーは、不良老人タッデオに侍従の位を与え、イザベッラとの結婚を取り持つよう命ずる。

第2場 王宮の豪華な部屋
一方、イザベッラは、太守の妻エルヴィーラをお茶に招き、太守ムスタファーと二人きりになるのを巧妙に避ける。

第3場 王宮の部屋
イザベッラは、太守ムスタファーや奴隷たちを「パッパターチ」のメンバーに誘う。これは、食べて飲んで寝るだけ、決して口をきいてはいけないという集まりで、故国イタリアではもてる男たちのみがこの催しに参加できるのだと教える。しかし、これはイザベッラが、他のイタリア人奴隷たちと逃亡するための作戦だった。

第4場 海に面したテラス
太守ムスタファーがひたすら食べて飲んで黙っている間に、イタリア人たちは船に乗り込む。様子がおかしいことに気がづいたときには、全員泥酔状態で、なす術もなく逃げられてしまう。一人残されたムスタファーは、妻のエルヴィーラに詫ぴ、再び元のさやに収まるのだった。

オペラのあらすじのサイト。

http://www.and.or.tv/operaoperetta/53.htm