山川方夫全集第5巻
冬樹社
昭和45年7月30日、第1刷発行
定価1200円
灰皿になれないということ
「文明」の無力さと「力」とについて(三田文学1957.01)
「民主主義」の確認(中国新聞1960.07.11)
・自由・のイメージ
国語審議会は解散すべきである(ヒッチコック・マガジン1961.07)
永井龍男氏の「一個」
サルトルとの出逢い
早春の記憶
『われらの時代』について
『悲の器』について
『文学と詩精神』について
『町ッ子』について
『マリアの首』について(新劇1959.05 劇評)
『蠍を飼う女』について(新劇1960.02 劇評)
『サンド・ストーム』について(テレビ・ドラマ1961.01 芸術祭参加作品評)
西島大について(青年座/第16回公演パンフレット1959.09「可笑しい奴 ─西島大君のこと」)
江藤淳について(江藤淳氏について→改題)
中原弓彦について(河出書房『虚栄の市』1964.01「跋」)
曽野綾子について(「遠来の客たち」の頃→改題)
石原慎太郎について(石原慎太郎氏について→改題)
『日々の死』後記
『海岸公園』あとがき
『長くて短い一年』後記
『愛のごとく』後記
わが町・東京
借用未遂(無限秋季2号 1959.08)
女の町・午前二時三十分(日本1960.04「特別ルポ・新宿」)
熊公とカルパス(政治公論40号 1960.07)
新鮮・以前
山を見る
神話
「日々の死」の銀座(東京新聞 夕刊1962.06.22「文学の東京 (29) 銀座四丁目」)
正常という名の一つの狂気(ネットワーク1962.10「正常という名の一つの狂気 「りゅうれんじん」(仮題) の原作者として」)
恋愛について(婦人画報1963.01「一緒に死ぬこと それが恋愛」)
商売熱心ということ(CMレポート1号 1963.01)
感想一束(中部日本新聞連載)
オリンピックまで(1963.06.12)
バラ(1963.06.20)
美食家への渇望(1963.06.26)
小さな親切(1963.07.04)
ヤー・チャイカ(1963.07.11)
色気(1963.07.17)
自信について(1963.07.25)
不幸を防ぐ努力(1963.08.08)
ヒロシマ(1963.08.20)
お祭り雑感(1963.08.27)
人のいいのは…(1963.08.31)
弱むしたち(宝石1963.08)
日劇について(洋酒天国58号 1963.07「日劇について ─都会化のシンボル」)
今年の言葉(中部日本新聞1963.12.16)
謎(宝石1964.02)
麻美子と恵子と桐子の青春(婦人画報1964.03「麻美子と恵子と桐子の青春 評判小説に描かれたオフィスのヒロインはいかに生きたか」)
女性について
あの頃(風景1964.08)
海を見る
「古代」再訪
「ザ・タリスマン」白書
半年の後…
日南海岸(週刊朝日1964.12.04「新日本名所案内 (32)/日南海岸」)
わがままな由来(小説現代1965.05「ペンネーム誕生記」)
一通行者の感概
私の良妻論(婦人生活1965.02「〈私の良妻論・〉男として生かしてくれる女性こそ最上」)
映画批評家への公開状(ヒッチコック・マガジン1959.10)
目的をもたない意志
映画は映画である(映画芸術1962.02「映画は映画である 大島氏の『飼育』をめぐって」)
『情事』の観念性(映画評論1962.01)
中途半端な絶望(映画芸術1962.10「中途半端な絶望 ──アントニオーニの新作をめぐって」)
増村保造氏の個性とエロティシスム(映画評論1962.06「増村保造氏の個性とエロティシスム ──主に『妻は告白する』をめぐって」)
『素晴らしき恋人たち』について(婦人公論1962.03「素晴らしき恋人たち ──女というもののフシギさがテーマ」)
『フラワー・ドラム・ソング』について(婦人之友1962.06)
『二十歳の恋』について(現代の眼1963.06「お国ぶりの違いがにじみ出る」)
気ままな楽しみ(銀座百点1963.07)
『去年マリエンバードで』への一つの疑問(日本読書新聞1964.05.18)
『かくも長き不在』について(婦人公論1964.09「かくも長き不在 ──・愛・の切実さとかなしみ」)
「シルヴィ」の幻(リラックス3号 1963.03)
『肉体市場』その他について(北海道新聞1962.04.06)
『尼僧ヨアンナ』について(北海道新聞1962.05.01)
『恋や恋なすな恋』について(北海道新聞1962.06.04)
『オルフェの遺言』について(北海道新聞1962.07.02)
『憎いあンちくしょう』について(北海道新聞1962.08.03)
『キングコング対ゴジラ』について(北海道新聞1962.09.06)
トコという男
エッセイ/江藤淳「山川方夫と私」
年譜/坂上弘
オビ推薦文/山本健吉「暇のかかった熟成」
月報~山本健吉「山川君の思い出」
月報~梅田晴夫「嘉巳ちゃん」
月報~遠藤周作「山川氏のこと」
月報~十和田操「片隅の追憶」
月報~谷川俊太郎「山川さん」
月報~安倍寧「「ボン」時代の思い出」
月報~小池晃「映画と山川」
月報~高橋昌男「山川さんにおける「死」」
月報~岡田睦「素顔」