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ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今  690

2010年06月13日 21時37分54秒 | Weblog
 国道に出ると、バス停がありました。

 そこには、「西太良駅」の表示がありました。

 「薩摩永野駅」や「入来駅」など未だに「駅」は存在するものとしてバス停の名前で残っていることは、地域の人々にとって「駅」の存在感・記憶は確かなものだからだと思います。

 考えすぎかもしれませんが、市町村合併によって、新しい地名が割り振られることが多いのですが、私はこうして往時を偲ぶ名前がこうして残されることは大事なことだと思います。

 名前というのは、その存在の意味を示しているものです。

 映画「千と千尋の神隠し」で湯婆婆は、主人公・荻野千尋の名前を奪い、代わりに「千」という名前を授けます。そのことによって、千尋は人間・千尋であることを忘れ、異界の住人・千になりかけます。
 千が千尋であったことに気づく場面は象徴的です。

 合併などによって地名が変わるのは、やむを得ない面もあると思います。
 
 しかし、残せるものなら残してほしいのです。

 ここに鉄道が走っていた時代があったという確たる証拠になるからです。
 地域の子どもたちは祖父母・父母からその話を聞くことがあるかもしれませんが、あるいはないかもしれません。
 しかし、駅の意味を知った子どもたちは、駅がないのになぜ?という思いで、この地域の歴史を振り返ることになると思います。
 そして、それを機会に地域のあり方を考えられる人間になってくれたらと、私は願います。
 そんな気づきのできる子どもになってほしいと、我が子には期待します。

国鉄・宮之城線の今  688

2010年06月13日 21時26分31秒 | Weblog
 駅舎のあった場所は道路になっています。

 そこからまっすぐ国道に向かって道路があります。

 道路の先の上空に、虹がかかっていました。
 お分かりになりますか?

 これは2月初旬に再訪した際に撮ったものです。
 左側には686で黄葉していた銀杏の木です。
 3か月経って、既に落葉し、枝が天にからんでいるように見えます。

せっかくの週末は梅雨入り

2010年06月13日 17時29分36秒 | Weblog
 ずいぶんと疲れがたまったものです。
 この週末は寝坊ばかりしていました。

 それでも、持ち帰り仕事をしたり、PCにためすぎた画像を整理したりしていました。
 出かけたのは、昨日の午後に総額990円の買い物ぐらい。

 そんな昨日の午後からは強い雨と風。どちらかといえば風。
 我が家は「風の通り道」にあるんで、けっこう揺れるのです。
 やっと、鹿児島県も、いやあっという間に、西日本全域が梅雨に入ったようですね。

 今日は、庭の草が気になっていたので、厄介なことにならないうちに払っておこうと動き出したとたん雨。

 雨と湿気で防石用のメガネは曇ってしまいよく見えません。
 それでも、なんとか最低限の分は払い終わりました。

 咲いているバラはフォース・オブ・ジュライ。
 風に揺れていますね。
 シャンテ・ロゼ・ミサトやアンジェラがぐんぐん大きくなっているのに、なかなか大きくなってくれないバラですが、今年も大きな花をつけました。
 

国鉄・宮之城線の今  685

2010年06月13日 10時21分04秒 | Weblog
 宮之城線18番目の駅・西太良(にしたら)です。

 駅跡は針持駅同様に、児童公園になっていました。

 記念碑のそばには、警報機と車輪が展示されています。
 このパターンは、次の羽月駅も同じであり、廃線当時の大口市の宮之城線に対する姿勢がうかがえます。


 ただ、残念なのが、駅名標が残っていないこと。
 枠だけは残っていますけど。

 5/29に【なんでこんな所に! おまけの発見編】として、針持小学校近くの国道沿い温泉屋さんの壁に西太良駅の駅名標が掲示してあることをお知らせしましたが、もしかして、あそこに行ってしまったのでしょうか。

 よく分かりません。