ちょっと番外編「月９ エンジン」

月９「エンジン」凄いよ。井上由美子恐るべしですよ。
いや、視聴率が今一つ伸びないとか、キムタクドラマらしくないとか、
オリコンのドラマ満足度で順位が低いとか、色々言われてますが、
単純に僕は凄いと思いますよ。
逆に、味わいどころが、ちゃんとわかってるのかと世に問いたい（笑）
まず１話。「なぞなぞ」だけで、ひとつのお話作っちゃうんですよ！？
２話「バスの故障」、３話「おいなりさん」。
４話「物置きへの立てこもり」。こんなんで、１話１話作っていった
ドラマって、今までありましたっけ？（ま、あるかもしれないが）
こんなたわいもない話を中心に、レーサーとして再び復活できるかって
いうお話にからめていく。
これだけじゃないですよ。キムタクのこれからの可能性だって、
ちゃんと見せてくれてる。
いつかはキムタクだって、お父さん役をやる時が来るでしょう。
その為の伏線も、このドラマはちゃんと担ってる。
いきなりのお父さん役じゃ、世間も驚くだろうから、まずは
施設の子どもたちとの触れあいを描く。そうやって慣れさせる（笑）
なおかつちゃんと時流ドラマっぽい部分も織りこんである。
最高じゃないっすか（笑）
そんな数々の要素を、針の穴に糸を通すがごとく、井上由美子の
脚本は、クリアしていってるんですよ、お客さんっ！

こんなコントロールの良さを、広島の長谷川が身に付けてくれたら、
カープのＡクラスも見えてくることでしょう！（笑）