●「わたしたちの教科書」第11話「激震!!最後の証人」
最終回を前に1話から見直してるんですが、気付いた事があります。
それは、「ともだち」という言葉が、何度か出てきてる事。
まず1話の冒頭、赴任してきた加地先生(伊藤淳史)の口から。
「人生において、辛い時苦しい時に、何より力になってくれるのは、
友だちです。友だちの数だけ強くなれる。友だちの数だけ立ち上がれる。
そう、僕は思います。」
次は、戸板先生(大倉孝二)が、業者から賄賂をもらった場面を、
加地先生がおさえた時の、戸板先生の口から。
「オレたちさぁ、友だちだよなぁ。友だちだろぉ。」
そして明日香(志田未来)と仁科朋美(谷村美月)のプリクラに
描かれてた「トモダチ」の文字。
最終回の予告を読むと、明日香と朋美は、小学2年生で出会い、
出会ったその日から大の仲良しになったそう。
明日香にとって朋美は、一番大切な存在だったんじゃないかと思います。
前回の感想で、朋美を疑うような事を書いてしまいましたが、
明日香にとって朋美は、最後まで「友だち」であったと思いたい。
そうでなけりゃ、報われなさ過ぎる。
このドラマのテーマが、「友だち」だとは思わないけど、
「あなたの身近な人は、その時あなたに何をしてくれるだろう。
そしてあなたは、何が出来るだろう。」
これがテーマの1つには、なっていそうです。
そうだとすれば、今しか「してあげられなかった」珠子に、
明日香の真実が、襲いかかってくる気がしてなりません。
もし救いがあるとすれば、学校・教師・生徒・直之(谷原章介)に、
変化が見られた時ではないでしょうか。