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「契約の箱」に入っていたのは?・・グラハム・ハンコック・ダイジェスト(2)

2014-11-30 | エジプト・イスラム・オリエント



グラハム・ハンコック氏の著作全体を俯瞰するような対談の本を読んでみました。

題名は、「人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元(スーパーナチュラル)」にあった」といいます。

対談の相手はエハン・デラヴィ氏です。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。


             *****


             (引用ここから)


○ハンコック

「契約の箱」は、とても奇妙なもので、テクノロジーとしての側面があるのです。

3000年以上前の「契約の箱」の使用方法は、ある種のハイテク兵器だったと結論づけなければならないでしょう。

「聖書」には、「契約の箱」について200か所以上の記述があります。

それらから分かるのは、「契約の箱」が殺人兵器のようなものだったという可能性です。

「契約の箱」に触るだけで、死を引き起こすほどです。

たとえばイスラエル人の敵だったペリシテ人が、戦争で「契約の箱」を奪った際、彼らはそれを彼らの都市に持って行き、公開の場で見せました。

そしてそれを開けたのです。

何万人というペリシテ人が、それを見るためにやって来たが、全員が死んでしまった。

「聖書」では、彼らは悪性の腫瘍で苦しみ、恐ろしい状態で死んだ、と書かれています。

まるでそれはある種の放射能のように思えます。


「契約の箱」が地上から上昇し、唸り声を上げながらイスラエルの敵めがけて突進する描写を読む時、私たちはそれをどう理解すべきなのか?

「契約の箱」の蓋には「ケルビム」と呼ばれる2つの人形のようなものが取りつけられています。

閃光が飛び交い、ときにはその付近に霧が立つ。。

「契約の箱」から声が聞こえる。。

こういった古代の文献に見出せる描写を、どう理解したらいいでしょうか?


モーゼは恐らく、「契約の箱」をどう作るかの青写真をシナイ山で神から指示されたはずです。

モーゼ自身は、エジプトのファラオの家庭で育てられ、将来ファラオになるべく教育されていました。

彼はファラオが知るすべてのことを学んできたのです。

エジプトのカルナック神殿の壁には、人々が「契約の箱」とそっくりのものを運んでいる行列のレリーフがあります。

またエジプトの古典に「契約の箱」と似た箱の説明もあります。

木製の箱の中にもう一つ、金の箱が入ったもので、「契約の箱」が引き起こしたのと同様に、強烈なダメージを人々に与えます。

また、「契約の箱」は、神と話すための「ラジオ」なのかもしれない、とも思います。

エジプトを経由して、イスラエル人のモーゼに伝わった「古代の失われた科学技術」なのでしょう。


だから次にわたしは、古代エジプト文明とその起源について、私たちはいったい何を知っているのか?と考えさせられたのです。

「契約の箱」はある意味、「失われた文明」の遺産だと思っています。


○エハン・デラヴィ

「契約の箱」は、物質の重量を軽減できる反重力装置のようなものだったと思います。

それを可能にする、ある物質が存在するのです。

聞いたこと、ありますか?

それは、「ホワイトゴールド」と呼ばれる物質です。

エジプト人が「ムフクジット」と呼び、シュメール人が「シェム・・アン・ナ(星の火)と呼んでいたものです。

金が3次元の物質から高次元に変化したもので、白いパウダー状です。

「契約の箱」は、その「ホワイトゴールド」を入れて運ぶためのものだったのです。

それが「契約の箱」の正体です。

「賢者の石」や「聖杯伝説」などにも関連しています。

モーゼは古来の錬金術をエジプトで学び、「ホワイトゴールド」を操ることができたと、私は推測しています。

「聖書」にあるモーゼによって起こされた奇跡は、それなしでは考えられません。


○ハンコック

モーゼはファラオが知り得ることをなんでも知っていたと、結論づけられます。

エジプトのファラオたちは、「魔術」のマスターだったからです。

「魔術」とは、近代技術にはない方法で「人間の心のパワー」を利用する技術だったのではないでしょうか?

遠い昔の、より高度な文化は、今日の私たちが「超能力」と呼び、科学者が避けたがる能力を発達させていたのでしょう。

もう一つは、人間の心には「超自然的なパワー」があったのではないでしょうか?

それは驚異的な結果を出すために、古代文明が開発したものなのでしょう。

    
          
           (引用ここまで)

  
             *****


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