始まりに向かって

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「すべては宇宙の采配」木村秋則さん・・地球はもうすぐ終わる、とつぶやくメッセンジャー

2016-12-16 | アセンション



いつか本屋の棚で見かけて、読まずじまいだったこの本を、読んでみました。

りんご農家としての苦労が前面に語られ、りんごの栽培法の講演や見学会にもお忙しい方で、苦労話が映画にもなったということですが、それとは関係ないお話もあって、とても興味深く読ませていただきましたので、一部ご紹介させていただきます。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。

宇宙人ものは、家の本棚にたくさんあるので、後日、比較研究をしてみたいと思います。


           *****

         (引用ここから)

出会い

その時期のわたしは、家族が畑から帰った後も一人残り、日が落ちて、あたりがすっかり暗闇に包まれてから帰宅するのが習慣になっていました。

近所の人たちと顔を合わせるのが苦痛だったからです。

35才になろうかというわたしを、世間はまともな人間として認めてくれなくなっていました。

自分の家に迷惑をかけるだけならまだしも、無農薬のわたしの畑は病虫害の巣窟で、隣近所の畑に莫大な被害を及ぼす可能性があるのです。

その日も、あたりに人がいなくなり、夜のとばりが下りて、夕食時を過ぎる頃に、バイクに乗って帰る準備をしていました。


すると突然どこからともなく、畑の中をものすごいスピードで走り回る二つの物体が現れました。

月明りしかなくてよく見えませんが、縦に細長い形をしていました。

リンゴの木よりは低く、150センチに満たない身長で、クロームメッキのような色をして光を放っています。

「いったい何だ?」

ビュンビュン走り回る様子を、呆然と見ていました。

リンゴの木は等間隔に植えられ、横にたくさん枝が伸びていますから、直立した姿勢で走ろうとすると、頭を枝にぶつけてしまい、屈まなくてはいけません。

人間ならどんなに急いで走っても、50メートルを10秒程度でしょう。

ところが小学生ぐらいの背丈の二つの物体は、どこにもぶつからずにあっちに行ったりこっちに行ったり、すごいスピードでひゅんひゅん移動しているのです。

見るには、目を急いで左右に動かさなければいけません。

そして彼らは突然消えてしまいました。


直感的に、ああこれは地球の者ではないな、と感じました。

たぶん宇宙人ではないかな?

ただあらゆることに疲れていたため、そのまま何の行動もとらずに帰り、誰に言うでもなく過ごしていました。


何日か後のことです。

バイクに乗って帰ろうとしていると、今度は謎の二人組が目の前に現れたのです。

暗くて狭い農道をふさぐように立っていました。

一瞬、小学生くらいの人間が黒い全身タイツを穿いてふざけているのかと思いましたが、よく見ると人間ではありませんでした。

黒い中に、目だけが大きく二つ光っています。

鼻と口は無く、耳や髪の毛もありません。

とにかく真っ黒い中に、目だけしかないという印象です。

大きさからして、数日前に畑を走り回っていた謎の物体の正体に違いありませんが、それ以上は暗くてよく見えないのです。

あたりには誰もいません。

畑の中を尋常ではない速さで走り回る謎の存在を目撃するのと、目の目で対面するのとでは、全く意味が違います。

非常に恐ろしくなり、逃げ出したいのですが、バックしても山に入っていくだけです。

一体どうすればいいのか?

そんなことを考えていると、二人はスーッと近づいてきました。

足音もなくスーッとです。

足は地面についていませんでした。

念力で動いているのか何なのか、どういう構造でそうなっているのかは分かりませんが、足を動かすことなくスーッと近寄ってくるのです。


シンシンシンシンという音が聞こえました。

ものすごく静かな時に耳の奥で聞こえる、あの音ともいえない音です。

シンシンシンシンの後に、二人の意思が伝わってきたのです。

「私たちはあなたに対して害を加えるようなことはしません」。

言葉そのものではありませんが、そのような意味です。

それが耳ではなく、直接頭の中に入ってきました。

二人組には口がありません。

パクパクと口を開いてしゃべることはできませんから、意味だけを脳に直接投げかけて来たのでしょう。

二人を目の前にして、ただただ固まっていました。

ものすごく怖くて一言も言えません。

いっそのこと強行突破しようか?と思った瞬間、消えてしまいました。


わたしは一目散に家に帰りました。

女房はただごとではない気配を察して、「お父さん、どうしたの?そんな顔して。誰かに脅されたの?」と心配そうな顔で聞いてきました。

「今、畑の桜の木の前によ、全身タイツみたいな宇宙人が二人立ってたのよ」。

他にも、先日畑でひゅんひゅん走り回る二人組を見たこと。

どう考えても、地球上の者とは思えないこと、などを興奮して一気ににまくしたてたのですが、「そんな馬鹿なことって」と、女房が小さな声で言いました。



しばらく後で、わたしは幻想を見ました。

ギリシア神話に出てきそうな姿をした人が、丸い石でできた椅子に座っていました。

からだに白い布を巻き付け、長いあごひげをたくわえて、まるで哲学者ソクラテスのように見えました。

そこになぜか、わたしもいるのです。

室内のようでした。

1本のパイプのような管が頭上にあって、穴のあいた板が何枚も渡されていました。

「待っていたよ。君に手伝ってもらいたいことがある」。

ソクラテスのような人が言います。

「そっちにある板をこっちに移してください」。

わたしは素直に「わかりました」と、一生懸命に板を動かしました。

たたみ一畳分くらいの大きさの板を、滑るようにして手前から奥へ運ぶのですが、重くてなかなか動きません。

「あなたは手伝わないんですか?」と聞けばよかったのですが、馬鹿正直に頑張って、なんとか全部の板を運びきりました。

「全部終わりました」。

報告すると「ご苦労さん」というようなねぎらいの言葉がありました。


わたしは、ソクラテスのようなおじいさんに質問しました。

「これは何ですか?」

「カレンダーです」。

「カレンダー?一体何のカレンダーですか?」

「地球のカレンダーですよ。この1枚が1年分」。

わたしは驚いて尋ねました。

「これで全部?終わりですか?後はないんですか?」

ソクラテス似の人は、当たり前だ、という風に言いました。

「ありません」。

「無いってことは、地球が無いんですか?」


慌てて質問したところでハッと目が覚めました。

他の夢は覚えていないのですが、この時の光景は、カレンダーが何枚あったかまで鮮明に記憶しています。


マヤ歴が2012年で終わっているのを、テレビを見て知りました。

ソクラテスが教えてくれた年号は、それよりは長かったものの、永遠に地球が続くと思っていたわたしにとり、「意外に早く終末を迎えるんだなぁ」と驚かざるをえない数字でした。

それも含めてソクラテスから、大事なことは口外してはいけないと、龍の時と同じように、固く口留めされました。

未だに、女房にも言っていません。

もし命が脅かされる事態になろうとも、口は割らないと思います。

重要なことは、なによりも「時間がない」という事実です。

     
  (引用ここまで・りんごの写真は奇跡のりんごではなく、我が家のものです)


           *****


説明しない、というのですから、これは本当のことなのか、本当ではないのか、判断できません。

無農薬のりんご畑から近隣のりんご畑へ、病虫害が広がって、四面楚歌の心理状態が見せた幻影かもしれません。

地球最後の日を告げられた。。

夢の中で。。?

町でりんごを見かけると、思い出すようになりました。



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