(6月3日記す)
前回とりあげた「
先住民族サミット」は、G8サミットへの市民側からの視点を表明するものと
位置づけられると思う。
同じように市民側からの視点で、この他にもとてもたくさんのNGOが問題提起を試みようと
していることがわかった。
現在135のNGOが、「G8サミットNGOフォーラム」という名前で、「オルタナティブ・サミット」
という共同イベントを企画している。
「2008年G8サミットNGOフォーラム」HP
http://www.g8ngoforum.org/
同「
オルタナティブ・サミット」 http://www.g8ngoforum.org/2008/03/post-44.html
同「活動内容」を転載
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1.フォーラム全体の活動
□ 政策提言活動では、世界の市民社会との連携を通じて、地球規模の課題について何が論点となっているのかを明らかにし、日本政府とG8各国政府に対し提言と働きかけを行っています。具体的には、「ポジション・ペーパー」(私たちの提言をまとめた文書)の作成や声明の発表、政府機関(外務省、環境省等)や国会議員との会合、各G8大臣会合に対応した働きかけ、各種シンポジウムや勉強会の開催などです。また、「Civil G8対話」(世界各国のNGOを招待した国際会議とG8諸国のシェルパとの政策対話)を開催します。
□ キャンペーン活動では、政策提言活動を後押しし、政府が地球規模課題について取り組むように市民を巻き込んだ政府への働きかけを行います。具体的には、「100万人のたんざくアクション」を通じて、市民が地球規模の課題を知り、行動を起こしてもらうための意識啓発と、意見表明の機会を提供します。
□ 市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)を、サミット開催期間中に「G8サミット市民フォーラム北海道」との共催で実施します。「市民によるもうひとつのサミット」として位置づけ、多くの市民やNGOが参加できるようなワークショップやシンポジウムを企画しています。
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以下に、同HPから「オルタナティブ・サミット」の日程表を転載する。
「先住民族サミット」は、「市民G8ウィークス」の中のひとつのイベントだということがわかった。
北海道は今、市民運動が活気付いている、と言っていいようだ。
「NGOはあくまでも政策提言をめざしている。
G8サミットは提言のひとつのチャンスだととらえている。」という発言に、市民運動のたくましさと可能性を見た。
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2008年G8サミットNGOフォーラム(以下NGOフォーラム)は、G8サミット市民フォーラム北海道(以下市民フォーラム北海道)と協働して、市民およびNGOの立場で北海道洞爺湖におけるG8サミットに対応していきます。
G8サミット直前は洞爺湖付近ではNGO関係者の出入りは難しいため、北海道札幌市内、そして国際メディアセンターがある留寿都(るすつ)村において主な活動を計画しています。
市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)~ 世界は、きっと、変えられる。
NGOフォーラムとG8サミット市民フォーラム北海道は、共催で[「市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)」を7月6日(日)~7月8日(火)に北海道札幌市にて実施いたします。
オープニング・シンポジウム(7月6日)、クロージング・セレモニー(7月8日)以外にも、テーマ別(環境、平和・人権、開発・貧困など)の分科会、フォーラム参加団体や海外ゲスト団体の個別のワークショップやセミナーも開催する予定です。
どなたでもお気軽に参加できるイベントですので、ぜひご来場ください。
<開催趣旨と目的>
1.世界各国からの市民が札幌に集まり、環境問題や貧困問題、人々の健康問題、人権平和問題などの地球規模の課題についてNGO/市民がメッセージを社会に発信すること
2.地球規模の課題について議論し、NGO/市民が何ができるのかを考えること
<スケジュール案>
7月6日(日) 午後 オープニング・シンポジウム (札幌コンベンションセンター)
夜 レセプション
7月7日(月) 1日 分科会、各種ワークショップ、セミナー
7月8日(火)午前 分科会、各種ワークショップ、セミナー
午後 クローシング・セレモニー (札幌コンベンションセンター)
<オープニング・シンポジウムのプログラム案>
アイヌの人々による祈り
海外先住民族の祈り
シンポジウム
ゲスト・スピーカー(予定)
ウォールデン・ベロー氏(所属団体:Focus on the Global South、フィリピン)
枝廣淳子氏(環境ジャーナリスト)
シェイク・シャバーン氏(所属団体:Mufti of Uganda Muslim Supreme Council、ウガンダ)
クミ・ナィドゥ氏(所属団体:G-CAP:Global Call to Action against Poverty、南アフリカ)
ノエリン・カエレバ氏(所属団体:The AIDS Support Organization, ActionAid International、ウガンダ)
ミニーデガワン氏(所属団体:Indigenous Peoples Network for Change、フィリピン)
メダ・パトカー氏(所属団体:Save Narmada Movement、インド)
*オープニング・シンポジウムは札幌コンベンションセンターの特別会議場で開催される予定です。その他のセッションのプログラム案については近日中に掲載します。
<会場>
*札幌コンベンションセンター (メイン会場)
その他、札幌エルプラザ、北海道クリスチャンセンター、北海道大学学術交流会館を予定。
G8サミット市民フォーラム北海道は2007年9月に北海道で活動する市民グループが中心になってつくったフォーラムで、G8サミットをきっかけに地域の視点からグローバルな問題を考えることを目的に結成されました。
貧困・開発、環境、人権・平和の3つの視点からの提言作りを進めており、現在50団体が加盟しています。
市民G8ウィークス
G8開催と前後して、日本全国、世界各地のNGOや市民がそれぞれG8サミット直前に行う札幌市内での諸活動の期間をG8市民ウィークスとし、NGOフォーラムとG8サミット市民フォーラム北海道は、それらのイベントやセミナーを応援していきます。
今予定されている主な行事は以下のとおりです。内容については、変更になることがありますのでご了承ください。
なお、最新の情報やイベントの詳細についてはG8サミット市民フォーラム北海道の市民G8ウィークスのページに掲載されていますので、コチラをご覧ください。
<主な行事(予定)>
6月11日(水)~15日(日)体験型イベント 教科書にのっていないアフリカ(場所:道民活動センタービル かでる2・7)
6月14日(土)~15日(日)フェアトレード・フェスタ(場所:大通公園1丁目)
6月28日(土) 地元の声を聞こう 沙流川にイオル(アイヌの伝統的生活空間)を!(場所:札幌エルプラザ2F 環境研修室)
6月28日(土) 国際シンポジウム「救おう森のいのち!考えよう森の未来!」(場所:共済ホール)
6月28日(土)~7月5日(土) G8サミット先住民族・環境映画祭(場所:シアターキノ・フリースペースATTIC)
6月29日(日) 北海道国際協力フェスタ2008 (場所:あつべつふれあい広場)
7月3日(木) 基地と女性に関するシンポジウム(場所:北海道クリスチャンセンター ホール)
7月1日~7月4日(金) 「先住民族サミット」アイヌシモリ2008(場所:平取中央公民館、札幌ピリカコタン・札幌コンベンションセンター)
7月4日(金)~7月7日(月) 「G8女性の人権フォーラム」関連イベント(場所:札幌エルプラザ)
7月4日(金)~7日(月) International People's Solidarity Days Event (場所:かでる2・7、札幌エルプラザ、大通公園西6丁目広場)
7月4日(金) 食糧主催国際フォーラム(仮称) (場所:共済ホール)
7月5日(土) チャレンジ・ザG8市民ピース・ウォーク(場所:札幌市中心部)
7月5日(土) 食糧主権国際リレートーク(仮称) (場所:共済ホール)
7月6日(日)~8日(火) 市民サミット2008(オルタナティブ・サミット) (場所:札幌コンベンションセンター、北海道クリスチャンセンター、北海道大学、札幌エルプラザ)
7月9日(水) 「市民がつくる和解と平和」国際シンポジウム(場所:札幌エルプラザ)