始まりに向かって

ホピ・インディアンの思想を中心に、宗教・心理・超心理・民俗・精神世界あれこれ探索しています。ご訪問ありがとうございます。

ろうそくの炎という瞑想

2008-10-05 | メディテーション

先日、出先ではじめてダスカロスという人の本を手にしたので、おみやげに買って帰った。

ダスカロスとは、ギリシャ語で先生という意味だそうだ。

ユダヤ教エッセネ派の系統の教えのようである。

ぱらぱらめくると、ろうそくの炎という瞑想があった。



「右手を右足の上に置き、深い呼吸をしながら、指先を動かしてみましょう。目をつぶって、その手と、純白のエーテル体の手を詳細に観察します。

次に、目をつぶったまま、肉体の腕からエーテルの腕を上げ、顔の前に持ってきてください。
そして指の関節、爪、指先の指紋などを詳しく観察します。

次に、空気中にあるエーテルバイタリティーを使って、その手の中に大きな白いろうそくを作ってください。
一本一本の指がそのろうそくをどのように握っているか、感じてください。

運動性エーテルを使って、エーテルの手をろうそくに沿って動かしてみましょう。
その時、手の中でどんな感じがしますか?
ひんやりしたロウの感触や硬さなどを感じてみてください。

あなたの心の中には、火が燃えています。
それは、永遠の愛と優しさ、憐れみの炎です。
その炎で、ろうそくに火を点してください。

ろうそくの炎をよく観察してみましょう。
芯の周囲が少し暗い色になっていることに気づきましたか?
この暗い部分の周辺や上部の炎はより明るく、オレンジ色から始まって、頂点は金色に輝いています。

もしあなたの心に妬みや不安、怒りがあれば、ろうそくの炎はパチパチ音をたてたり、ゆらゆら揺れるでしょう。
あなたの思考と感情をリラックスさせれば、炎は穏やかになっていきます。
一つ一つの欲望、思考、感情を炎の中に入れ、あなたの心と思考を浄化してください。

はじめに、誤解から生じる思考、偏見、判断のすべてが頭の中から流れ出て、炎の中を通り抜けるのをイメージしてください。
次に、あらゆる苦しみ、妬み、不平不満の感情をあなたの心から離し、その炎で浄化させましょう。
そして最後に、あなたの太陽神経叢の中に溜まっている怒りと恨みをすべてその炎の中に放ってください。

あなたの意識の足かせになっている、このようなエレメンタルの数々は炎によって非活性化されるか、宇宙意識へと送られるか、あるいは浄化されてあなたの元に戻されます。

あなたの現在のパーソナリティーは、炎によって清らかに浄化されました。

炎を見つめてください。
炎はまっすぐ高く安定し、静止しています。
その光は澄み、明るく輝いています。

炎が完全に静止状態になった時、あなたの心は迷いがなく、洗い清められ、一点に集中された状態になっています。

さあ、ロゴスに感謝しましょう。
炎をあなたの心に戻し、ゆっくりとろうそくを溶かしていきましょう。」

     ダスカロス著「エソテリックプラクティス」P120 


エーテルバイタリティーって何か、エレメンタルって何か分からないながらも、やってみると、
思ったより、ろうそくの炎は、強く一本まっすぐに立ち上がって燃えていた。

わたしの心はとても弱く、つねに迷いに満ち、また時にはあわただしくいきり立ち、
バランスを崩しがちであるけれど、それは炎の一瞬の揺らめきにすぎないのだろうかと思われた。

あらゆる魂がそうであるように、わたしの魂もまた、その本質の次元では、不動の決して尽きることのない、
輝かしく活ける実体なのだと思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あしたは夏至・・あかりを消して見えるもの

2008-10-05 | 環境(ガイア)
(6月20日記す)

あしたは夏至
太陽が一番長く地上に留まる日。
太陽を思うと、自分の中の、太陽ほど古いなにかを思っていることに気づく。
泣きたいほどのなつかしさ。
どうしたら、戻ることができるのか、、
なぜ、わたしはここにいるんだろう、、。

街では、100万人のキャンドルナイトのイベントもあるようだ。
電気を消して、ろうそくのあかりで一夜をすごすという。

100万人のキャンドルナイト」HP
http://www.candle-night.org/jp/

いつもわたしたちは、明るすぎる世界に生きているから。
なにかを遠くに置いて来てから、ずいぶん長い時間がたつ。

電気を消すと、闇を照らして炎が立ち上がるのがわかる。
それが、人間の生活の自然なのだろうと思う。
それなのに、、わたしは、、ずいぶん自然から遠くはなれたところに来てしまったものだと思う。

山の背を黒く染めて傾き迫る夕刻の太陽と、闇のなかの炎をうたった山尾三省の詩を思い出す。

夏至の日を前に、静かな気持ちで火をたくことの大切さを忘れないでいたいと思う。


         ***

「火を焚きなさい」


山に夕闇がせまる
子供達よ
ほら もう夜が背中まできている
火を焚きなさい
お前達の心残りの遊びをやめて
大昔の心にかえり
火を焚きなさい
風呂場には 充分な薪が用意してある
よく乾いたもの 少しは湿り気のあるもの
太いもの 細いもの
よく選んで 上手に火を焚きなさい


少しくらい煙たくたって仕方ない
がまんして しっかり火を燃やしなさい
やがて調子が出てくると
ほら お前達の今の心のようなオレンジ色の炎が
いっしんに燃え立つだろう
そうしたら じっとその火を見詰めなさい
いつのまにか
背後から 夜がお前をすっぽりつつんでいる
夜がすっぽりとお前をつつんだ時こそ
不思議の時
火が 永遠の物語を始める時なのだ


それは
眠る前に母さんが読んでくれた本の中の物語じゃなく
父さんの自慢話のようじゃなく
テレビで見れるものでもない
お前達自身が お前達自身の裸の眼と耳と心で聴く
お前達自身の 不思議の物語なのだよ
注意深く ていねいに
火を焚きなさい
火がいっしんに燃え立つように
けれどもあまりぼうぼう燃えないように
静かな気持で 火を焚きなさい



人間は
火を焚く動物だった
だから 火を焚くことができれば それでもう人間なんだ
火を焚きなさい
人間の原初の火を焚きなさい
やがてお前達が大きくなって 虚栄の市へと出かけて行き
必要なものと 必要でないものの見分けがつかなくなり
自分の価値を見失ってしまった時
きっとお前達は 思い出すだろう
すっぽりと夜につつまれて
オレンジ色の神秘の炎を見詰めた日々のことを


山に夕闇がせまる
子供達よ
もう夜が背中まできている
この日はもう充分に遊んだ
遊びをやめて お前達の火にとりかかりなさい
小屋には薪が充分に用意してある
火を焚きなさい
よく乾いたもの 少し湿り気のあるもの
太いもの 細いもの
よく選んで 上手に組み立て
火を焚きなさい
火がいっしんに燃え立つようになったら
そのオレンジ色の炎の奥の
金色の神殿から聴こえてくる
お前達自身の 昔と今と未来の不思議の物語に 耳を傾けなさい


びろう葉帽子の下で/山尾三省詩集」(1993年、野草社刊)
「葉っぱの鉱夫」HPより
http://happano.org/index.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌはここにいるよ・・という集い

2008-10-05 | アイヌ
(6月8日記す)

今日は、「アイヌ オカイ アン ワ(アイヌはここにいるよ)・・・首都圏アイヌ民族文化祭」という集いに行ってみた。

主催はアイヌウタリ連絡会
http://ameblo.jp/ainu-utari-renrakukai


アイヌ民族を日本の先住民族であるとする国会の議案が採決された今、アイヌの方々が思い、望んでおられることを語る、ということがテーマである。


アイヌは北海道にいる少数民族、という印象があるけれど、実際は関東などに来ている人たちも多いという。

その人たちは、二重にアイデンティティを失っている。

今日の集いでは、シンポジウムやユーカラ吟唱、楽器の演奏、踊りなどの演目があった。

先住民族と認定されたことについては、長い苦しみからようやく一歩前進できたという喜びと、さあ、これからだ、というきもちと、またしてもないがしろにされるのではないかという疑心暗鬼、が絡まりあっているように話されていた。

wiki「アイヌ旧土人保護法」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%97%A7%E5%9C%9F%E4%BA%BA%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%B3%95
「アイヌ国会決議、懇談会参加めぐり駆け引き」
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20080607hog00m010005000c.html

印象的だったのは、
「わたしたちは北海道を和人にあげたつもりも、貸したつもりもまったくない。」ということば。


また、自治体(白老町)で「イオルの再生」に取り組んでいるという報告があった。
イオル」というのは、アイヌのひとたちのかつての生活空間のことである。
アツシという民族衣装の原料になる木の植林をしたり、鮭漁の禁止条例の撤廃が試みられているということだ。

これは地元自治体の試みであるが、民族博物館といった過去の遺物ではない、現実の生活空間の再生という意味で、大切だと思った。

「イオルの再生」
http://www.town.shiraoi.hokkaido.jp/ka/seikatu/chouminseikatu-ioru.htm

今日の集い,は午後からだったのだが、朝は河川敷でカムイノミという儀式が行われたという。

このような儀式も、アイヌの土地をはなれると、なかなか行いづらいのではないだろうか。
知名度が上がればいいな、と思った。
今の日本なら、こういうネイティブ系シャーマニズムは、株価が高い。

wiki「カムイノミ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%9F
YouTube「平取ダム道路着工・カムイノミpart2」
http://jp.youtube.com/watch?v=yUBf7yJj6RY&feature=related

踊りもすごくよかった。
わたしは男性の地の底からひびくような雄たけびにしびれてしまった。
胸がぐーっと痛くなって、呼吸ができなくなって、声にならないすごい悲鳴が出て、のたうった。
今もまだ、胸から上が痛い感じがある。
なんだろうか?

アイヌの文化は、文字がない。
見た目はすごく静かで、押しが弱い感じがする。
民族楽器のムックリも、トンコリも、無垢で切ない楽器だと思う。

しかし、どうしてどうして、だと思う。

先日読んだ本に、今の世界は動物が野生化している時代だ、と書いてあった。

これはパラドックスである。

アイヌの世界は、動物が野生化していないのだ。

アイヌが“野蛮な土人”だと見えるのは、今の世界の錯覚である。

今の世界が、野生の動物と、野生の“土人”という観念を生み出しただけなのだ。

わたしはそう思うのだけれど。。




YouTube「酒井美直・旧土人と呼ばれて・わたしはアイヌ、魂の歌」
http://jp.youtube.com/watch?v=0RdDGPl-Zss&feature=related
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒバクシャのいる世界・・・六ヶ所村ラプソディー見ました

2008-10-05 | 環境(ガイア)

六ヶ所村ラプソディーを見てみた。

9と6がキーワード、というからには、見てみたいと思っていた。

映画のあと、監督の鎌仲ひとみ,さんの話があった。

自分がなぜ今六ヶ所村の核燃料再処理工場の映画を撮るにいたったか、話してくれた。

湾岸戦争のあと、イラクの人たちに薬を届けるボランティアに行ったら、戦争の被害がはじめてわかった。
そこに生きているひとたちは、普通のひとたちなのに、イデオロギーの幕に遮断されて、こちらにはその喜びも悲しみも苦しみも窮状もぜんぜん伝えられていなかった。
だから自分は、そのイデオロギーの幕の向こうの人間の姿を描きたいと思った、と語った。


そして話は、どんどん展開した。


彼らの苦しみのひとつは、アメリカの使った劣化ウラン弾だが、

劣化ウラン弾は、爆発による体外“被爆”とは別に、空気中に飛散して呼吸から体内に入り、体内“被曝”をおこす。

特にこどもたちがたくさん白血病や小児癌にかかって死んでいる。

細胞分裂がさかんな胎児、幼児、小児に被害が顕著に出るのだ。

日本でも、原爆をこうむった人たちのなかには、被爆の認定を受けられないにもかかわらず、明らかに体調に異変がある 体内被曝の人たちがたくさんいる。
にもかかわらず、戦後60年、因果関係が認められることはなかった。

アメリカの核燃料再処理施設付近でも、同様の体内被曝がおきているが、政府はその因果関係を認めていない。


、、つまり、、


原子力があるところには、国境に関係なく、どこにでも原爆の被害がありうる。

音もたてず、目にも見えない微量放射能に、身体がむしばまれていく“ヒバクシャ”になる可能性がある、と語った。



そして、

六ヶ所村の核燃料再処理施設は、その劣化ウランをためこむ場所。
猛毒のプルトニウムを作り出す場所。

稼動したあかつきには、さらに空中、海中に放射性廃棄物を放出する。


わたしたちが電気を使うとき、原子力で電力をまかなおうという経済システムに加担しているということは理解しておくべきだ。

それはそのまま、放射能で自分たちの生存をあやうくする可能性をもつことであり、また劣化ウラン弾や原爆として、見たこともない世界の人たちをおびやかし、傷つける可能性をもつということ。。

空気も海も、地球全体をおおい、つねに流動している。
どこかで発生した被害は、地球全体にひろがっていき、それを止めることはできない。

どう考えるか、どうしたらいいか、ひとりひとりが判断しなければならない。



鎌仲さんは、きびきびと、いきいきと、リズミカルな調子で話してくれた。


六ヶ所村ラプソディー公式HP
http://www.rokkasho-rhapsody.com/index2

wiki「劣化ウラン弾」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A3%E5%8C%96%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E5%BC%BE wiki

「内部被曝」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

wiki「ハンフォード原子炉」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%82%B4%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AB1%E5%8F%B7

YouTube「まんが再処理・六ヶ所村」
http://jp.youtube.com/watch?v=0Fei33DB_Qk&feature=related
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オルタナティブ・サミット~世界はきっと変えられる、、という試み

2008-10-05 | アイヌ
(6月3日記す)

前回とりあげた「先住民族サミット」は、G8サミットへの市民側からの視点を表明するものと
位置づけられると思う。


同じように市民側からの視点で、この他にもとてもたくさんのNGOが問題提起を試みようと
していることがわかった。

現在135のNGOが、「G8サミットNGOフォーラム」という名前で、「オルタナティブ・サミット」
という共同イベントを企画している。
 
「2008年G8サミットNGOフォーラム」HP
http://www.g8ngoforum.org/
同「オルタナティブ・サミット」 http://www.g8ngoforum.org/2008/03/post-44.html

同「活動内容」を転載


           ・・・・・

1.フォーラム全体の活動

□ 政策提言活動では、世界の市民社会との連携を通じて、地球規模の課題について何が論点となっているのかを明らかにし、日本政府とG8各国政府に対し提言と働きかけを行っています。具体的には、「ポジション・ペーパー」(私たちの提言をまとめた文書)の作成や声明の発表、政府機関(外務省、環境省等)や国会議員との会合、各G8大臣会合に対応した働きかけ、各種シンポジウムや勉強会の開催などです。また、「Civil G8対話」(世界各国のNGOを招待した国際会議とG8諸国のシェルパとの政策対話)を開催します。

□ キャンペーン活動では、政策提言活動を後押しし、政府が地球規模課題について取り組むように市民を巻き込んだ政府への働きかけを行います。具体的には、「100万人のたんざくアクション」を通じて、市民が地球規模の課題を知り、行動を起こしてもらうための意識啓発と、意見表明の機会を提供します。

□ 市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)を、サミット開催期間中に「G8サミット市民フォーラム北海道」との共催で実施します。「市民によるもうひとつのサミット」として位置づけ、多くの市民やNGOが参加できるようなワークショップやシンポジウムを企画しています。

           ・・・・・



以下に、同HPから「オルタナティブ・サミット」の日程表を転載する。
「先住民族サミット」は、「市民G8ウィークス」の中のひとつのイベントだということがわかった。

北海道は今、市民運動が活気付いている、と言っていいようだ。
「NGOはあくまでも政策提言をめざしている。
G8サミットは提言のひとつのチャンスだととらえている。」という発言に、市民運動のたくましさと可能性を見た。


          ・・・・・・・・

2008年G8サミットNGOフォーラム(以下NGOフォーラム)は、G8サミット市民フォーラム北海道(以下市民フォーラム北海道)と協働して、市民およびNGOの立場で北海道洞爺湖におけるG8サミットに対応していきます。
G8サミット直前は洞爺湖付近ではNGO関係者の出入りは難しいため、北海道札幌市内、そして国際メディアセンターがある留寿都(るすつ)村において主な活動を計画しています。


市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)~ 世界は、きっと、変えられる。

NGOフォーラムとG8サミット市民フォーラム北海道は、共催で[「市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)」を7月6日(日)~7月8日(火)に北海道札幌市にて実施いたします。
オープニング・シンポジウム(7月6日)、クロージング・セレモニー(7月8日)以外にも、テーマ別(環境、平和・人権、開発・貧困など)の分科会、フォーラム参加団体や海外ゲスト団体の個別のワークショップやセミナーも開催する予定です。
どなたでもお気軽に参加できるイベントですので、ぜひご来場ください。


<開催趣旨と目的>
1.世界各国からの市民が札幌に集まり、環境問題や貧困問題、人々の健康問題、人権平和問題などの地球規模の課題についてNGO/市民がメッセージを社会に発信すること
2.地球規模の課題について議論し、NGO/市民が何ができるのかを考えること


<スケジュール案>
7月6日(日) 午後 オープニング・シンポジウム (札幌コンベンションセンター)
         夜 レセプション
7月7日(月) 1日  分科会、各種ワークショップ、セミナー
7月8日(火)午前 分科会、各種ワークショップ、セミナー
        午後 クローシング・セレモニー (札幌コンベンションセンター)

<オープニング・シンポジウムのプログラム案>
アイヌの人々による祈り
海外先住民族の祈り

シンポジウム
ゲスト・スピーカー(予定)
ウォールデン・ベロー氏(所属団体:Focus on the Global South、フィリピン)
枝廣淳子氏(環境ジャーナリスト)
シェイク・シャバーン氏(所属団体:Mufti of Uganda Muslim Supreme Council、ウガンダ)
クミ・ナィドゥ氏(所属団体:G-CAP:Global Call to Action against Poverty、南アフリカ)
ノエリン・カエレバ氏(所属団体:The AIDS Support Organization, ActionAid International、ウガンダ)
ミニーデガワン氏(所属団体:Indigenous Peoples Network for Change、フィリピン)
メダ・パトカー氏(所属団体:Save Narmada Movement、インド)


*オープニング・シンポジウムは札幌コンベンションセンターの特別会議場で開催される予定です。その他のセッションのプログラム案については近日中に掲載します。

<会場>
*札幌コンベンションセンター (メイン会場)
その他、札幌エルプラザ、北海道クリスチャンセンター、北海道大学学術交流会館を予定。

G8サミット市民フォーラム北海道は2007年9月に北海道で活動する市民グループが中心になってつくったフォーラムで、G8サミットをきっかけに地域の視点からグローバルな問題を考えることを目的に結成されました。
貧困・開発、環境、人権・平和の3つの視点からの提言作りを進めており、現在50団体が加盟しています。



市民G8ウィークス


G8開催と前後して、日本全国、世界各地のNGOや市民がそれぞれG8サミット直前に行う札幌市内での諸活動の期間をG8市民ウィークスとし、NGOフォーラムとG8サミット市民フォーラム北海道は、それらのイベントやセミナーを応援していきます。

今予定されている主な行事は以下のとおりです。内容については、変更になることがありますのでご了承ください。
なお、最新の情報やイベントの詳細についてはG8サミット市民フォーラム北海道の市民G8ウィークスのページに掲載されていますので、コチラをご覧ください。

<主な行事(予定)>
6月11日(水)~15日(日)体験型イベント 教科書にのっていないアフリカ(場所:道民活動センタービル かでる2・7)
6月14日(土)~15日(日)フェアトレード・フェスタ(場所:大通公園1丁目)
6月28日(土) 地元の声を聞こう 沙流川にイオル(アイヌの伝統的生活空間)を!(場所:札幌エルプラザ2F 環境研修室)
6月28日(土) 国際シンポジウム「救おう森のいのち!考えよう森の未来!」(場所:共済ホール)
6月28日(土)~7月5日(土) G8サミット先住民族・環境映画祭(場所:シアターキノ・フリースペースATTIC)
6月29日(日) 北海道国際協力フェスタ2008 (場所:あつべつふれあい広場)
7月3日(木) 基地と女性に関するシンポジウム(場所:北海道クリスチャンセンター ホール)
7月1日~7月4日(金) 「先住民族サミット」アイヌシモリ2008(場所:平取中央公民館、札幌ピリカコタン・札幌コンベンションセンター)
7月4日(金)~7月7日(月) 「G8女性の人権フォーラム」関連イベント(場所:札幌エルプラザ)
7月4日(金)~7日(月) International People's Solidarity Days Event (場所:かでる2・7、札幌エルプラザ、大通公園西6丁目広場)
7月4日(金) 食糧主催国際フォーラム(仮称) (場所:共済ホール)
7月5日(土) チャレンジ・ザG8市民ピース・ウォーク(場所:札幌市中心部)
7月5日(土) 食糧主権国際リレートーク(仮称) (場所:共済ホール)
7月6日(日)~8日(火) 市民サミット2008(オルタナティブ・サミット) (場所:札幌コンベンションセンター、北海道クリスチャンセンター、北海道大学、札幌エルプラザ)
7月9日(水) 「市民がつくる和解と平和」国際シンポジウム(場所:札幌エルプラザ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先住民族サミットという試み

2008-10-05 | アイヌ
(6月1日記す)

7月の洞爺湖サミットに先立ち、北海道のアイヌモシリで「先住民族サミット」が開かれる。

G8サミットが、世界を山の頂上(サミット)から見下ろす会議だとすれば、
こちらは山の下からの、“下から目線”の会議と言えるだろう。

主催は「アイヌモシリ2008」。
アイヌは日本の先住民族である、とする国会の決議が先日採択された、アイヌの方たちである。

HP「先住民族サミット・アイヌモシリ2008」
(この中の“ニュース”の中の“メディア”というところに、新聞・ネットなど
メディアの記事のリンクがあります。)
http://www.ainumosir2008.com/

サミットで国際的に“合意”されるであろう環境問題、食糧問題、経済問題等々を前にして、
“あなたはほんとうにわたしたちに山と海と川を返してくれるの?”、と問いかける話し合いのようだ。


ネットニュースJanjanNews「知恵を集め政策を提言」より

北海道・洞爺湖でのG8サミット(7月7日~9日)に合わせて行われる「先住民族サミット・
アイヌモシリ2008」を2ヵ月後に控え、先住民族サミット実行委員会の結城幸司事務局長らは25日、
日本外国特派員協会で会見し、「先住民族の知恵を集めて政策提言したい」と意欲を見せた。

 先住民族サミットは7月1日から4日まで札幌市と平取町で開催される。講演会や音楽祭、
ワークショップなどを予定。
日本のアイヌ民族をはじめ、世界各国から招かれる先住民族が環境問題などについて議論を重ね
、先進8ヵ国首脳が集うG8サミットへ政策提言をするのが狙いだ。
米国、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、ノルウェー、樺太(ロシア領サハリン)
などの地域の先住民族が招待される。

 会見の冒頭、結城幸司事務局長はアイヌ民族の伝統楽器「トンコリ」の音色に合わせ、
「経済社会にのまれ、アイヌらしく生きることもままならない現代。私たちは何を取り戻し、
何を繋ぐのか、この先住民族サミットで深く大きく語り合い、チャランケ(話し合い)しあい、
そして大切な未来へ繋ぎたい」と話した。

 北海道には現在、2万4,000人のアイヌ民族が住む。関東一円には約5,000人が在住するとされるが、
会見した秋辺日出男氏(阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事)によると「アイヌであることを
隠している人や自分がアイヌの系統であることを知らない人も含めると、日本全国で5万~10万人になるか、
見当がつかない」という。

 アイヌ民族のエカシ(長老)の浦川治造氏(70)は「いま国が管理している山は木が切りっぱなし、
川はコンクリート固め、海は魚の捕り放題で、私が子どものころの10分の1にも満たない状態になってしまった
」と話し、秋辺氏もまた「20世紀の人類の多くは、人間が自然を征服するという考え方があったと思うが、
先住民族はそう考えない。人間が自然に生かされているという考え。それを皆さんと共有したい」とした上で、
「少しでも良い状態で我々の子孫にこの地球を受け渡したい」と同サミットへの抱負を語った。



同記事・記者会見の動画があります。
http://www.news.janjan.jp/government/0804/0804296044/1.php

6月1日から、一ヶ月をかけて宗谷岬から江別までの記念ウォークもある。

HP「こころで歩くアイヌモシリの旅2008」
http://web.mac.com/pirka.kewtum.apkas/iWeb/39F607C7-F646-4269-A856-04FAE1823086/F802F9AD-1A66-4712-976C-C0FB18E3CDE2/91E3955B-5050-4A93-BB9D-13AF9E9A9C16_files/shapeimage_13.png
YouTube "Ainu,TheOrdinal&FirstJapanese"
http://www.youtube.com/watch?v=endv3PVpXFg&feature=related
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする