「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「右と左」

2011年08月18日 11時57分46秒 | Weblog
 
今まで左側総理を糾弾していた右向き新聞が
今度は野田財務大臣の「戦犯は犯罪人でない」を支持
国家主義もろだしの主張を紙面で繰り広げている

なんだかなー
僕から言わせれば「右も左も真っ暗闇
じゃあございせんか(by 鶴田浩二)」(古ぃ~)

一見、イデオロギー対立に見える右と左
実は、これ、イスラムとキリストのような
宗教戦争なのだ、という

以下は、英国の歴史学者アーノルド・J・トインビー
博士(1889~1975)の説

「“国家主義は、権力主義と言いかえてもいいが
その根本には、力の崇拝がある。それは『国家
があって自分がある』という転倒思想だ。これは
古代からの“宗教”である
欧州ではキリスト教が後退し始め、それと共に
精神的支柱の空白が生まれた。その空白は三つ
の宗教によって埋められた。それは“科学的進歩
への信仰”“共産主義”そして“ナショナリズム”
である。ナショナリズムは“集団力崇拝”であり
“国家崇拝”だ。そこに個人はない。この集団的
な人間の力を崇拝している点で、ナショナリズム
とファシズム、共産主義は共通している
これらの元では、人間はあくまで国家の一部に
過ぎず、手段にされ道具にされる。“人間の尊厳”
が国家のエゴに踏みにじられる宗教といえる」

つまり、だ
右も左も、そしてファシズムも同類の邪宗教だというのだ

この宗教に毒された者は、本来なら良心の呵責を
うけるはずの悪行も、個人から国家という複数に
置き換えられることにより、自己中心の罪を免れ
たような錯覚に陥るため、罪を大目に見るように
なる…という
要するに、国家の侵した大量殺人も「犯罪ではな
い」「仕方ないことだ」「責任者の名誉は回復さ
れた」と言い張るようになるというのだ

まさに、野田氏と右向き新聞の言い分ではないか
A・J・トインビー博士の説が正しいとしたら
彼らは、なんとも恐い宗教に嵌ったものだが
彼らの宗旨替えは期待できない

スイスの精神科医・心理学者C・G・ユング(1875
~1961)もナショナリズムについて「国家主義は
個人の力や信仰心を吸い上げその結果、国家は神
の位置に取って代わっている」「そして、多くは
取り込まれるが、人々はそれに気づかないでいる」
と断じている

そういえば、戦前の軍国主義は「国に忠誠を尽くす」
ことが最優先され、国が定めた靖国神社を「国家神
道」とし、拝むことを強要し、人々はそれに従った
その後の歴史は、周知の通りだ

人間のために、国家がありイデオロギーが考え
られたはずなのだが、本末転倒の思想が、最近
また横行している。僕などは、なんとも、イヤ
ハヤと思ってしまうのだが…
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宇宙からの“連絡”

2011年08月18日 01時53分25秒 | Weblog
 
無限の宇宙空間に、生命は地球だけというのは信じがたい
天文物理学者のカール・セーガン博士(1934~1996)の
言葉を借りれば「だとすれば、空間がもったいない」
セーガン博士が生前、研究していたのが地球外知的生命体
の発見だ。その研究をもとに「コンタクト」(新潮社)
というSF小説も書いた。それが原作で、ジョディ・フォ
スター主演で映画になったのは周知の通り

小説では、地球から26光年離れた“ヴェガ”から
謎の信号が送られ、それを解析すると、幾層もの
情報が隠されていた…というものだが、実際に
米国の地球外知的生命体(SETI)研究所では
セーガン博士の研究を引き継ぎ、日夜、宇宙からの
“連絡”を待ち続けている

だが、米国にも蓮舫みたいなのがいて、事業仕分けで
予算を大幅に削られてしまったのだ

困窮した研究所はネットで寄付を呼びかけ、その結果
予想より多い約1700万円が集まった。寄付した人の中
には、あのジョディ・フォスターもいたという

そうして、研究の続行は可能になり、電波望遠鏡
システムによる探査活動は再開したのだが、果た
して、宇宙人からの“連絡”は来るのだろうか…


♪ 何億光年 輝く星にも 寿命があると
教えてくれたのは アナタでした


その昔西洋では、地球が宇宙の中心にあり
太陽や、その他の星が周りを回っていると
考えられていた。宇宙の広がりはせいぜい
太陽系止まりで、その周りには神々がいて
地球を見ているような感覚だったように思う

だが、仏教が流布したインドや東洋では
宇宙観はまるで違っていた
須弥山(シュミセン=古代インドで世界
の中心とされていたドデカイ山)を中心
に、太陽や月、地球、その他の惑星があ
り、そこには、梵天から地獄餓鬼の人ら
全てが住んでいる(つまり色々な人々)

これを小世界とし、それが百億集まった
ものが小千世界。小千世界が千集まった
ものが中千世界。それが更に千集まった
ものが大千世界。これら三層の宇宙世界
が無数に集まって三千大世界となる

これが仏教の宇宙観だ
簡単に言うと、太陽系が集まり銀河系と
なり、それが集まって大宇宙となり…
というもの。実際の宇宙とダブっている



この宇宙観が正しければ、隣の小世界
つまり隣の太陽系にも、生命がいるこ
とになる。それは知的生命体かどうか
は別にして…

興味深い事実がある
ロシアの物理学者で宇宙飛行士でもある
A・セレブロフ博士(1944~)によると
「地球は固有のリズムを発している。そ
の振動音をいろいろな音と比較研究した
結果、人間の血液が血管を流れる音と和
音を奏でることが判った」と

地球が発しているリズムとは、生命の鼓動
といえないだろうか。そう、地球は生命の
鼓動を宇宙に発しているのだ
その鼓動は、きっと他の星も発しているはずだ
そこに、我々の「友人」が住んでいるに違いない

宇宙は「生命の海」とある哲学者は言った
それが正しければ、そして三千大世界の宇
宙観が正しければ、この宇宙は、生命の鼓
動・リズムで満ちているに違いない


♪ 何億光年 離れた星にも“生命”があると
  教えてくれたのは アナタでした

キリスト教徒もイスラム教徒もアフリカ人も
インド人も中国人も、そして日本人も、皆が
この地球に生まれ、人間として生命を授かっ
たことを、共に称えあおう
そして、友人からの“連絡”を待とう


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