Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

オブジェ(ショーウインドウの人形) in Madrid, Spain

2005-05-16 07:59:26 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
マドリッドの繁華街、撮影はすでに午後八時を少し過ぎた頃か、、、。

スペインの夏、なかなか日が暮れない。でもこの時間になると場所によってはそうとう日が翳っている。すでにこのショーウインドウには、太陽光線が十分ではないから人形の色も出てこない。
発色が十分ではないとわかっていて撮影してみた。

ところでなぜか、ショーウインドウの中、この人形たちの位置、その組み合わせに、「スペイン的」なものを感じてくるのである。これで購買意欲が出てくるのか、などと、ついつい中小企業診断士的画一的経営論が頭をよぎるから、我輩もやはり半端な日本人なのか。

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ヒコーキ写真(ドナウとブダペスト-2)

2005-05-16 07:44:22 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
昨日の写真一枚では、話にならないだろう。

わずか数秒後にシャッターを切ったこの写真をごらん頂きたい。

ジェット機の上昇速度は速いものだ。

昨日ご覧頂いた写真よりもかなり上空に達し、すでにドイツ方面の地平線が見える。

いやなに、数秒前は思いっきり右に傾いて右旋回してたときの撮影で、この写真は急角度の右傾斜が元に戻っただけの事である。

写真左下から右下にかけ、ジェットエンジンの強力な熱噴射が出ているため、写真画面が熱気で揺らぎ、したがって「よりピントが合わない(=ピンボケ)」のが、お分かりであろうか、、、。

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ヒコーキ写真(ドナウとブダペスト)

2005-05-15 10:27:25 | 酔狂的欧羅巴徘徊記

やたら写真を探していたら、ハンガリーで撮った「ヒコーキ写真」が数点出てきた。

ブダペスト空港、昼間に近い午前中の便? 夏場に撮影したものである。

日本からハンガリーに出入りする場合、つまり、ヨーロッパから極東に出入りする直行便がないわけで、他国のメジャーな空港を最低でも一回経由しないと日本への接続が出来ない。
なぜか、米国との仕事があって最初にノースウエスト航空のマイレージカードを取得。その流れでKLMを主に使っていた。それからSR(スイス航空)も並行して利用していたのである。
この写真は数年前、ミュンヘンに行ったときに撮影したもののように思われる。

なぜか?

はっきりした理由がある。
日本に帰る場合、
KLMで日本に帰る場合、早朝のKLM自社便を利用してアムステルダムに入り、その後日本への長距離便に乗り換える。必ず同じKLMに乗らないと、運賃が出てこないからだ。
SRの場合もほぼ同じ、早朝便である。
いずれの航空会社も昼時間にヨーロッパを出発し、約12~3時間かけて、8時間時差のある日本時間の翌朝早朝の到着となる。
この時間帯の場合、ブダペストを離陸するときの写真が少ない。いや、皆無に等しい。
理由がある。
まず、前日ぎりぎりまで仕事し、日本に帰る荷物を整理し、わずか4時間くらいの睡眠で、朝早く起きる。おおよそ午前7~8時台の出発時間だから、飛行機の離陸時に強烈な睡魔が襲ってくる。
座席につけば直ちに「うとうと」する。
約20分間か?
睡魔から開放された時には、すでにオーストリア国境付近まで飛行している計算になろう。
その時になっておもむろに窓から地上を眺めても手遅れだ。
そして冬場、太陽光線が弱く日の出は遅く、写真にならない。
この写真も自慢できたものではなく、光源不足であるが、まだましな方である。
あいかわらずの不出来写真、ご勘弁いただきたい。

とにかくブログを始めて丸3ヶ月、最近になってヨーロッパの投稿をしたくなり、フィルムデータをひっくり返してデジタルデータに落としたら、この写真が出てきた。5年以上も昔の、古い写真であるが、むしろ懐かしい。
太陽光線の位置からして、撮影の時間は午前11時過ぎだろうか、この時間帯、間違いなくドイツに出張したときの飛行機の中である。
ドナウ川はすでにブダペスト市上空から遡り、西北部の田舎町にさしかかっている。
厚い緑の絨毯のように見えるのは、東欧でよく見かける独特の自然森林である。
きれいである。
しかし音楽で表現されるほどに、頭で想像しているほどに、ドナウの流れは美しくない。
褐色を示す色合いは、これはしかたない。これはヨーロッパアルプスのドイツ領から運んできた土砂であるから自然であって問題はない。
問題は、汚染された大量の河川流である。
ドナウがスイスアルプスの北部に端を発し、ドイツ南部~オーストリア~ハンガリーを通り、さらにはユーゴースラヴィアからルーマニアに至り、黒海にそそぐ、、、。
大きな街を経由して、延々と流れながら、ドナウ川の水は汚染されていく。
こうして空からうかがうと、自然を大切にしなければ!
と、あらためておもうのである。

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師と称するに値う人物也:司馬遼太郎先生

2005-05-14 13:47:04 | 趣味の話&本と雑学メモ

たしか、五月連休前、

渡部昇一先生の記事を書いた。

今日はどうしても司馬先生をとりあげたい。

はたまた我輩の勝手により司馬遼太郎氏を称し『師』、すなわち先生と呼びたい。


項羽と劉邦 上巻 (1)

新潮社

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未熟者の我輩が、最初に読んだ著作が「項羽と劉邦」。ページをめくった時期は、はずかしながら1987年の12月上旬である。

始めに、その切っ掛けを話す。

ある地方都市で、当時にすればかなり大きな国際イベントのプロデュースを終えた。結果絶賛を博した割には利益確保が儘ならず、意気消沈していた折、ある行きつけのスタンドバーのママさんから、
「これ、読んでごらんなさい・・・ もっと気分を大きくして次の仕事に取り組まれたら如何?」
と、一言、、、。
一人で自棄酒飲んで帰り、
冷え切った布団にもぐりこみ、
「面倒だが、どんな本か?チェックだけして、そして眠ろう・・・」
と思って本を開いたが最期、翌朝までかかって25%、
明け方ひと眠りして昼前にまた起きてページをめくる。
翌々日の早朝までに、(全3巻の内)ママから預かってきた第一巻をようやく読み終えた。
まさしく寝食忘れて読書に没頭したのはこれが初めての最期だった。
その日のうちに2巻3巻を本屋で購入し、3~4日で読破した。
読んだ後、思った。
些細瑣末な事、つまり利益の出なかったイヴェントのことなど、俄然忘れた。かわって全身に駆け巡った空想の血潮がざわめき、紀元前、壮大な中国大陸での相克の歴史パノラマに、熱く心をときめかせたのである。

この国のかたち〈1〉

文芸春秋

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さて、今、
「項羽と劉邦」の感想文を書く意図はなく、司馬先生と不肖我輩の出会いを紹介したまで。

それから今日まで、まだまだ全作品には及んでいないが、事あるごとに司馬遼太郎先生の「本」を読んだ。
そして何が云いたいのか、さわりを申し上げよう。
まず我輩は司馬遼太郎流「日本語の書き方」が好きだ。
大阪外国語大学蒙古語専攻の師は、当然ながら漢文の素地が出来ている。たしかに、ある種の読者には漢字多く回りくどく読み進めるに「不適切」な書き方と思われる面があるやに思う。まして我輩漢文は大の苦手、しかし現代国語も苦手、まともに勉強した記憶が無い。しかし司馬流文章には、「大和ことば」に無い漢文調子独特の歯切れ良さが伺え、これを調子良いと思えば、それ、その持ち味が大好きなのである。

ここに、「この国のかたち(第一巻)」を挙げた。
東欧に往きはじめた1992年、飛行機の中の読み物がほしくてこの第一巻を購入。日本を出発してからハンガリー・ブダペストにたどり着くまで延々16時間(スイス航空にて、チューリッヒでの乗り換え時間とブダペストまでの計4時間を含む)、この1巻を丹念に読んだ。
その後約1年と半年にわたり、ヨーロッパに出向くたびに全6or7巻を買い足し、読んだ読んだ。
我輩をして、司馬遼太郎氏を師と仰ぐ切っ掛けになったのが「この国のかたち」のエッセイ集である。
師の、著作の一大基本をなす綿密な歴史的考察の積み重ねと実体験をベースに、師の看る「我が国日本」と「日本人」観が、この本に籠められている、、、。
思想に対し、信じがたいほどに偏らない師のバランス感覚、、、。
且つ、確固たるプリンシプルを持ち合わせた、強い意思の持ち主。

もっと長生きしてほしかった人、その一人が司馬遼太郎である。

我輩は今、あらためて4回目を通読しようという気持ちになっている。

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<写真の解説>
撮影場所:東ジャワ州・ブロモ火山の外輪、さるリゾートロッジのテラスにて。標高200メーター近くになると、例えインドネシアのジャワ島といえども気温が低い。時節はすでに雨季に入った、どんよりと曇った12月の遅い午後。このときすでに20度を切っているか、まことに肌寒い、朝の気温は15度を切る。
雑感:このロッジに約1週間、長居した。本がよく読めた。渡部昇一先生的「知的生活」の真似事をしたわけだ。同じ真似事でもこの辺りで真似ると「エセが本物」に感じられる。ま、誰が評しても読書には最適な場所にはまちがいなく、それがブロモ火山の山懐にある山荘、当ロッジのこのテラスなのである。
よう!ちょっと待った、君たちよ、、、
あまり熱くなりなさんなって、、、
そうそう・・・・
なにも、バリ島だけがインドネシアじゃないのよ。
な、いいな、これ、今日のこの気分、わかってよ・・・。

オブジェ Art Flower

2005-05-13 10:47:23 | つれずれ紀行
 
  最近になって、わかった、、、。

 なにが?

 つまり、ブログで記事を書くのは、おしゃべりと同じ・・・

今日はしゃべりたくない。

こんな日があっても、よいのではないか・・・

だから黙してアートフラワーの写真を投稿する。


写真提供:
撮影者: M.T.先生 玄人、フラワーデザイナー&インテリアコーディネーター
撮影機材:判らず・・・

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シリーズ:バリ島ウブドの荘園(8) 「トイレを書斎に?」

2005-05-13 00:29:10 | インドネシアとバリ島の話
    

トイレの窓から見えるものは?

  バリ島ウブド地区の原生林ではないか!

 荘園ロッジから、北北西を望む!(つまり撮影方向が北北西なのだ)

さらに足元を見ると、手前の「砂利道」が窓ガラスのないバストイレ裏の通り道、この細通(ほそみち)は40~50メーター離れた「お隣ロッジ」に続いている。(お隣は別の記事で紹介する)

目下、谷につながる斜面に「蓮田」がある。
この意味合いは、何か?
どうも下の谷合からの無断進入者を防ぐ目的を持った、いわば「城の堀」のように感じる、が、たいした障碍にはなりそうもないし、忍者的技を駆使しなくとも簡単に割り込こんでこのロッジに闖入可能である、、、。

 ・・・・なぜだか、すこぶる「のどか」である。

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シリーズ:バリ島ウブドの荘園(7) 「トイレを書斎に?」

2005-05-12 10:35:04 | インドネシアとバリ島の話
 


なぜに書斎が?トイレが?などと「記事タイトル」に書き記しているか?

 その心は最終回(残り1~2回)にゆずるとして、今日は、いよいよバスルームに鎮座まします「便座」を紹介する。

撮影した時のカメラ位置はこのトイレの便座と先に紹介したバスタブの中間からシャッターを切った。このトイレの出入り口は、撮影位置から左前方となる。したがって便座にすわったら、ベッドルームからの入り口に向かって座る事になる。

写真前方中央をご覧頂きたい。

窓枠から眺められるものは、広々としたウブドの原生林の広がりである。つまり、外の風景が見えるのである。
窓?といえば、常識的には?ガラスでも障子でもしつらえてあり外部と何らかのカタチで遮断されているはずであるが、ここの窓には何もない。
つまり「吹き抜け」になっているのであり、これだけ大きな空間だから人間の一人が悠々堂々と入ってこれるわけである。窓の外はあぜ道的通路になり、その先は、断崖絶壁であるが、谷底とこのロッジの間に、ちょうど人間一人が楽々通れる通路が存在する。実際にこの撮影の後、その通路を通って、別の隣のロッジに行ってさらに見学しているのだ。

しかし、その場に合わせた我々4人と、荘園にいて我々を待ち構えていた女性2人(内一人が先に紹介した「ウブド荘園の美少女」である)以外に、誰も人を見かけないわけだから、物好きにわざわざ窓枠からこのバストイレに侵入してくるような輩は、たぶんいないであろう。

    おおらかといえば大いにおおらかである。

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シリーズ:バリ島ウブドの荘園(5) 「トイレを書斎に?」

2005-05-12 08:47:24 | インドネシアとバリ島の話


ベッドルームからの出入り口だ。

いかにも狭く、強烈に暗く感じるベッドルームが伺える。そしてその突き当たり、小さな窓から入ってくる日の光は、例の縁台方面からの光線である。

 何が云いたいのか?

 すなわちこのバストイレの占めるスペースが如何に広大なものか!を、説明したいのである。


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天使とクリスタルの専門店(スペインマ・ドリッドにて)

2005-05-12 07:51:15 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
 


   マドリッドの街角で、ショーウインドウを覘く。


  6月中旬、すでに午後7時だというのに、マドリッドの日差しは強い。


 しかし、そうとう太陽は傾き、このショーウインドウには光線は差し込まないが、反対側の道路に射しこむ光線が強く、このショーウインドウに写る。

見れば、クリスタルとエンジェルに囲まれた夢幻空間を漂うように、人が浮き上がって歩いている。

写真画質の悪さを嘆きつつ、それがむしろ功を奏し、天使の住むショーウインドウには最適の環境になったか?などなど、まるで我田引水的性格か・・・

もっと落ち着いてシャッター切ればよいものを、我輩自身のふがいなさを棚に上げ、画像の中の天使を見れば、自分勝手に幻想的になる・・・


*写真原画は、Kodak ASA400 negativefilm、CDに落し込んだもの、、、。
 もう少し画質が鮮明に出てほしいのだが、あまり良くない。

 いや、この程度のものか?

 フィルム撮影からデジタル撮影へ、、、時の移り変わりを痛感しつつ・・・

 我が視線行動の記録と結果を、ここ(BLOG)に、しるす。。。。


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