Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

妖艶な黄金、ルビーの煌めき・・・

2005-05-19 00:11:38 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
 
昨夜ご案内したホテルアストリア・カフェバーのシャンデリア、あらためて見上げよう。

このシャンデリア、特別に豪華でもなく普通のもの、、、、
ヨーロッパのあちこちを徘徊していれば、どこにでもぶら下がっている代物である。

天井の金箔飾りの反射光をご覧頂きたい。

ただの金箔、されど金箔、、、

金箔レリーフの凹凸の曲線で反射された光、これがなんと、異様にも「妖艶な玉虫色」になっているではないか。太陽光線が金箔に反射してできた色の中、「ルビーの赤」が見えてくる・・・
なるほど、、、
これが何故に金箔を使用する理由なのか、わかってきた、、、

最初にネガティヴフィルムを現像し印画紙に焼き付けたときには、全く現れなかった色彩である。今、こうしてCDに落とし、PCを駆使し自分勝手に、照度・トーン・明るさを調整していたら突然に、とある瞬間、わずかな反射光線が驚くばかりの色彩を発したのである。
物体の色を表現するに、太陽光線に勝るものなし・・・
金箔すなわち金が、ゴールドが、こうして太陽の輝きを受けとめ、これほどまでに豪華に反射できるからこそ、黄金が黄金であり続けるのであろう。

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