まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

0502 口には使われろ

2021-05-19 11:10:16 | 家族

食うことは生きていく上で基本の一つ。男も、いや男は“食”で自立するべきだろう。単に外食頼みで擦り抜けるのでなく自分一人が好きに食べられる簡単料理くらい幾つかのレパートリーは持っておくべきだ。胃袋と財布をしかと握られて、カミさん居なけりゃコンビニ任せ、帰宅するまでゲーム三昧じゃあね。 <2021-05-19 0519>

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自己弁護をすれば、私が仕事帰りのカミさんに料理をさせて飲んでいるのは、元はといえば「マズッ!」と子供たちに言われ、カミさんにも「う~ん・・・」とか言われ続けたからだ。ま~、分かってはいる。・・・かなりの自己弁護。

でも作っても食べないんだから作らないほうがいい、となるわけだ。
大体がこの私、山に登っていたから小さなバーナーや固形燃料で飯盒飯(はんごうめし)は炊ける。
確かに「おかず」というのは「魚肉ソーセージ」だったり「鯨の缶詰」だったりだ。あとは「ボンカレー」?

朝飯ともなれば「ジフィーズ」というラミネート容器の中に入っている乾燥米に湯を注いでふやかし、スプーンで掬って食た。
昼食はチョコや酢昆布やクッキー・乾燥小魚などを「行動食」として食べながら歩いた。長時間の行程ではよくやることだ。
一番の美味は水筒の水で、次の水場まで大事に飲む。

水を注いでもジフィーズはおいしく食べられますと表示してあったので、ひと気の少ない夏の山道をそうやって食べながら前進したことがあったが、あれこそ、マズッ!、吐き気さえ催した。「だから何?」ではないが、それだって有難く頂いて糧としたのだ。
(山に行くことも無くなったが、最近のジフィーズは美味しくなったんだろうか?防災用食品は色とりどりで美味いけど。2018.9.22)

生のレモンなんか持参しようものなら、これが全然酸っぱいことはない。むしろ果物的に(私だけか?)甘ささえも。タフな行動故か。
溶けてベタつきやすいグリコとか、レギュラーコーヒーや酒などは、大いに慰めてくれる贅沢品。
焚き火は滅多にできないが、蝋燭や固形燃料の火は「ゆらぎ」をともなって心を癒してくれる。

だから自分が作ったものはちゃんと食べた。いたみかけた物や「おえっ!」となりそうなもの(水でふやかした糊のような生温いジフィーズなどなど)は、(大事な水と共に)泣く泣く土に埋めた腹を下しては食材も水も「ケツ紙」も体力も失う。山での消耗は危険そのものだ。

「自分の口においしいもの」を食べたかったら、自分で作って食べればいいのだ。それが「自立」ってもんだ。
まあ、最近は「おとうさんも腕を上げたね」と、情け容赦も無かった子供たちまでもが言ってくれる。
これは「めげなかった」私へのホンノちょっとしたご褒美だろうか。

私は、カミさんの料理は多少味が薄くても「おいしさ」を味わって、そう伝えてきた。それが山の「酷い食生活」をベースにしているからではなくて、作ってくれる気持ちとかすべて含めて「おいしい」のだ。

何でも好き嫌いなく食べられる私を、私はわるくないんじゃないの、と思う。まあ、最後に笑うのはどうせ私。(笑)

そういえば、私の母親が時々言っていた。「口には使われろ。」
ぶっつわりこんでいて、あれほしい、あれ飲みたいは成人としては芳しいことではあるまい。
男とて腹が減ったら作って食せば良い。口には使われろ、これは簡にして明!とても分かりやすい言葉だと思う。

【ぶっ座り込んでないで/自分のことは自分で二人の孤独離婚届 /】 <2013-05-02 0502>

 

+++++++++++++++++口に使われ+
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2018.10.26 山上のテントでもないが、食うには自炊しかない。食器洗いも自分。この当たり前を当たり前にしよう。
2018.10.30 いい歳した大人であるならば、そして健常者なら尚の事、自分のことは自分で。園児じゃないんだから。
2018.12.15 食事とトイレは他人に代わってもらえない。
2019.1.2 そういえば"痛いのは自分持ち"という人もいた。痛い思いをする前に一寸の用心怠りなくだっていう。
2019.3.27 "自分のことは自分で"。この当たり前を他人に回したがる。幼児でさえも"面倒くさがる"のは大人の反映?
2019.5.3 布団から出たくない厳冬、"誰か代わりにおしっこしてきて"と想ったり。痛いのも、腹満たすのも全て自分持ち。
2019.7.22 これ食べたい!と思ったら腰を軽く。だが口寂しいからってのは、心の健全度が偏り始めたのかもしれない。
2019.7.23 口は"出口兼入口"。起きている時の心身活動量の多さが、きっと口への指令を出す。程良い刺激の毎日は素敵。
2019/7/24 口には気をつけろとも思う。人を傷つけるなら無口の方が少しマシ?
2019.9.25 Don't think, Feel !
2020.1.13 若い時は活動的で腹もすぐ空く。齢をとり、口に使われるには腹を空かせるために運動から始めないとならん。
2020.11.19 お腹が空いた、喉が渇いた。その時、身体を動かせ。米を研ぎ蛇口からコップに水を灌ぐ(そそぐ)当たり前。
2020.12.21 私の姉が氷点下続きの寒さゆえか風邪気味。元気な旦那が「お稲荷さん食べたいから買ってきて」にフテ寝。
2021.5.20 空腹でお腹がグーと鳴ることが齢を重ねると減ってくる。食べたけりゃ食べれる幸せと空腹を満たせる倖せ。

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