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NFL2006 Week7雑感

2006年11月03日 02時48分55秒 | アメリカンフットボール
今週は時間がなくて雑感は手抜き。これだけでも書くのに結構時間掛かる…。まあ好きでやってることだから。

◎ Pittsburgh 38-41 Atlanta [OT]

第3クォーターにエースQBロスリスバーガーが負傷退場し、バックアップのQBチャーリー・バッチがいい働きを見せたものの、自慢の守備陣が崩壊しオーバータイムで敗れたピッツバーグ。一つにはランが出ず、ボールコントロールが機能しなかったことが大きい。また3つのファンブルロストが全てTDに結び付けられてしまうなどミスも目立った試合だった。シーズンを通しての流れを掴むには勝ちたい試合だっただけに痛い敗北だ。
混戦を制したアトランタだが、RBノーウッド、TEクランプラーの活躍が大きい。QBヴィックは4TDと目立つ活躍だったものの、他のスタッツは飛びぬけたものではない。ただランに頼らず、パスでそこそこ安定した内容だったのは評価できる。また、キックオフリターンでアラン・ロッサムが安定していい走りを見せたことも勝利に繋がった。

◎ New England 28-6 Buffalo

ニューイングランドが完勝。ビルズQBロスマンは厳しい内容。

◎ Carolina 14-17 Cincinnati

最近自慢の攻撃が不調なシンシナティ。この逆転勝ちでモメンタムを掴めるかどうか。一方、カロライナは終了間際逆転のチャンスにまさかのインターセプトを喫してジ・エンド。パス主体の攻撃だとどうしてもリスクは伴うもの。

○ Jacksonville 7-27 Houston

驚きのアップセットの原因は何か。ジャンソンビルにファンブルロスト2回あったが、ミスが出たかどうかだけに起因するものではなさそう。本来守備力をベースにするチームがワシントン戦に続いてこれでは今後が厳しそうだ。ヒューストンは、ルーキーRBワリ・ランディが93ヤードを走る活躍を見せた。今後楽しみだ。

◎ San Diego 27-30 Kansas City

この試合もアップセット。第一クォーターに二つのファンブルロストと一つのインターセプトを喫し、17点差までついてしまった。敵地とはいえ、この失態はサンディエゴの今後に不安を残す。しかし、それ以上に、その後もずるずると失点を重ねたことが問題。攻撃陣は同点まで追い上げを見せたが、最後はKCのQBヒュアードにドライブを許してしまった。ここ最近不調だったRBジョンソンを止められなかったのも敗因だろう。

△ Green Bay 34-24 Miami

ガオラが日本ハム優勝特番を放送したため1時間押しとなり、途中までしか観戦できず。スタッツで注目はマイアミQBハリントンの成績。33/62で414ヤード、2TD3インターセプト。数字的には微妙な感じもするが、見ていた印象としては、レシーバーのドロップが多すぎた。コンビネーションがまだ十分ではないのかもしれないが、敗因は決してQBだけのせいではない。グリーンベイはRBグリーンのランが118ヤードと出ているが、70ヤードの独走があってのもので、十分機能していたとは言いがたい。

○ Detroit 24-31 New York Jets

ジェッツはルーキーRBレオン・ワシントンの活躍が大きい。129ヤード2TDと勝利に貢献した。ライオンズはペナルティの多さがやや目立つ。

○ Philadelphia 21-23 Tampa Bay

タンパベイはQBグラドコウスキーとなって連勝を飾った。とはいえ、勝因はCBロンデ・バーバーの二つのインターセプトリターンTD。前半はタンパはすべてパントで終わり、フィラデルフィアは3つのターンオーバーを喫する内容。終盤になってようやく3連続でTDドライブを決め、逆転に成功したが、Kブライアントに62ヤードのFGを決められて勝負が決した。

◎ Denver 17-7 Cleveland

デンバーは相変わらず堅い守備。トータルネットヤード165ヤードと完璧にクリーヴランドオフェンスを封じ込めた。しかし、攻撃も相変わらずパッとしない。RBテイタム・ベルが115ヤード走り、WRウォーカーが107ヤードのレシーヴを見せても17点止まり。数字的にはQBプラマーの2インターセプトが問題と言えるのだが…。

◎ Washington 22-36 Indianapolis

地力の差としか言いようがない。第2クォーター一時は逆転に成功したものの、第3クォーターに一気に突き放されて勝敗は決した。コルツのルーキーRBアダイはパワフルな走りを見せた。

◎ Arizona 9-22 Oakland

ついにオークランドが初勝利。アリゾナはシカゴ戦の奇跡的な逆転負けの後、オフェンシヴコーディネイターを更迭したが、それが明らかにマイナスに作用した。QBライナートになってOLの弱さを回避するプレイコールが目立っていたが、この試合ではまともにプレイしてOLの弱さが目立つ結果となった。オークランドはWRランディ・モスがさすがの働きで勝利に貢献した。

○ Minnesota 31-13 Seattle

前半は10対10で折り返し、後半最初のシリーズでシアトルQBマット・ハッセルベックが負傷退場。代わって2年目のQBセネカ・ウォレスが入るもいきなりインターセプトを喫し、その後も厳しい内容で終わった。ミネソタはRBムーアがパスを投げる奇策でTDを奪い、モメンタムを掴むとそれを維持して完勝となった。

◎ New York Giants 36-22 Dallas

ジャイアンツQBイーライ・マニングは12/26で189ヤード、2TD1インターセプトと決して褒められた内容ではないが、周りのタレントが秀逸。RBバーバーは114ヤードのラン。WRトゥーマー、バレス、TEショッキー、そしてRBバーバーの4人がターゲットのほとんどで、それ以外のキャッチはわずか1回のみ。
ダラスはついにQBブレッドソーを諦め、後半からQBトニー・レモを入れた。ブレッドソーが7/12で111ヤード、1インターセプト。レモが14/25で227ヤード、2TD3インターセプト。ブレッドソーの衰えについては一昨年から指摘していたのだが、代役となるレモがどれだけのパフォーマンスを見せられるかは未知数だが厳しそうだ。