白夜の炎

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薄煕来続報・孔慶東

2012-04-26 17:13:18 | アジア
 孔慶東はたしか薄煕来シンパで、北京大学を解雇され、様々なサイトも消されたと報じられたと思うのだが、中国共産党の公式サイトに彼のページがそのまま残っています。

 ⇒http://theory.people.com.cn/GB/40764/133842/133920/index.html

 これはなぜ?

 雷鋒精神の強調も同様。

 ⇒http://theory.people.com.cn/GB/40557/240378/index.html

 孔慶東氏のページには雷鋒先進紹介のページからいきつきました。雷鋒を消せないのでその支持者も消せないということなのでしょうか?

薄煕来続報・英国諜報機関との関係は?

2012-04-26 14:43:59 | EU
「【広州=角谷志保美】

 薄煕来前重慶市共産党委書記(62)と妻の谷開来容疑者(52)が関与した疑いのある英国人実業家殺人事件について、英米メディアが連日、大々的な報道合戦を展開している。


 両国とも対中関係の不透明さを指摘する論調が目立ち、情報機関の関与を指摘する声も出ている。


 薄夫妻と親しい英国人実業家ニール・ヘイウッド氏(41)が昨年11月15日、重慶市内のホテルで変死した事件が英米で報じられたのは3月末。同月15日、薄氏が同市党委書記を解任されたのを受けたもので、成都の米総領事館に駆け込んだ王立軍・前重慶市公安局長が漏らした情報などがソースだと思われる。

 以来、「実業家はスパイだったのか」「友人らスパイ容疑に懸念」などと、ヘイウッド氏の身分に関する報道が相次いだ。

 同氏はウィンストン・チャーチルら著名人を輩出した名門私立ハロー校の出身で、英政財界内に幅広い人脈を持つ。1990年代、薄氏夫妻と親交を深めて以来、英企業の中国進出の仲介などをしてきたが、英対外情報部(MI6)の元部員が設立した戦略情報会社に情報提供していたことを英米紙が「暴露」。

 英オックスフォード大に在学していた薄氏の息子、瓜瓜氏(24)に情報機関が接触を試みようとしていたとの報道もある。


 英政府はヘイウッド氏が「政府によって雇用されていたことはない」とするが、中国在住の英紙記者の中には、「英政府は何か隠しているのではないか」と疑う者もいる。

 また、王氏が米総領事館に駆け込むまで、英政府が中国側に事件の調査を要請しなかったことも発覚。英紙ザ・タイムズが「英国の沈黙が中国の力を雄弁に表す」などと中国への弱腰外交に対する批判を強めている。

(2012年4月26日12時29分 読売新聞)」

 英米のメディアは、イギリスの諜報機関は中国の権力中枢にまで食い込んでいると言いたいのだろうか。

 そしてそれこそが薄煕来失脚の真因だと言っているのだろうか?

薄煕来続報・落ちた犬を叩く中共中央

2012-04-26 14:41:43 | アジア
「【北京=安藤淳】

失脚した薄熙来(はくきらい)・前共産党重慶市委員会書記の事件をめぐり、香港や海外メディアの「薄一家たたき」報道が過熱している。胡錦濤指導部が情報をリークしているとの臆測も広がり、「党規約で拘束し、反論の機会を与えない手法は法治国家のやり方ではない」との疑問の声が上がり始めている。

 薄氏の妻、谷開来容疑者が親密だった英国人実業家ニール・ヘイウッド氏を殺害したとされる事件。海外メディアは同氏が留学をあっせんした息子(24)の実名を挙げ、派手な暮らしぶりを暴露する報道合戦を続けている。

 メディア規制の厳しい中国のネット上でも閲覧でき、当局は薄一家のイメージ低下を容認している様子だ。息子は二十四日、米ハーバード大学ケネディ政治大学院の学生新聞を通じ「フェラーリを運転したことはない」と初めて反論した。

 ヘイウッド氏殺害の方法については、死刑執行に利用される塩化カリウム注射説や食事に毒物を混入する説も流れた。ロイター通信は殺害動機を「違法な海外送金をヘイウッド氏に依頼した谷容疑者が、同氏に計画を暴露すると脅された」と伝えた。愛人関係のもつれとの報道もある。

 さらに、香港紙・明報は「薄氏が胡錦濤国家主席の通話を盗聴していた」「海外資産は八十億元(約千四十億円)」などと伝え、薄氏の事件への直接関与も指摘。「薄氏が王立軍前副市長の部下を拷問死させたため、前副市長の米領事館駆け込みが起きた」など、薄氏の専横ぶりを伝えている。

 三月中旬には、薄氏や江沢民前国家主席に近い周永康常務委員が「クーデターを企てた」とのうわさも流れた。北京のある大学教授は「現政権側が、江沢民派にプレッシャーをかけ、党内抗争を有利にするためだ」と指摘する。

 二十三日付の台湾紙・中国時報は「北京(政権)が西側メディアに計画性を持って調査結果を暴露している」と指摘。「薄氏の手法が文化大革命的で怖いというなら、(薄氏を)死ぬまでやっつけるようなやり方こそ文革の復活ではないか」と批判した。」

薄煕来続報・周永康の動向

2012-04-26 14:39:21 | アジア
「中国:人民日報に周永康氏の演説内容掲載 薄氏と関連か

毎日新聞 2012年04月25日 20時31分(最終更新 04月25日 20時39分)

 【北京・成沢健一】

 24日付の中国共産党機関紙「人民日報」は、失脚した薄熙来前重慶市党委書記の後ろ盾とも言われた政治局常務委員、周永康党中央政法委員会書記の演説内容を掲載した。周氏を巡っては、薄氏の失脚にからみ当局の追及を受けているとの情報があり、掲載で党内の動揺を抑える目的があるとみられる。

 演説は治安や司法を担当する全国の政法委トップを集め、3月26日に実施。周氏は「胡錦濤同志(国家主席)を総書記とする党中央の下で緊密に団結し、第18回党大会を迎えよう」と述べ、胡主席への忠誠を表明した。


 周氏は最高指導部を形成する政治局常務委員(現在9人)の中で序列9位だが石油閥と保守派を代表する実力者で、江沢民前国家主席とも近いとされる。3月の全国人民代表大会(国会)期間中に開かれた重慶市代表団の会合にも出席、薄氏の実績を高評価した。

 海外の中国語サイトは、薄氏の重慶市党委書記解任を決めた会議で周氏が胡主席らと対立し、薄氏の事件が周氏にも波及するとの観測を伝えていた。」

 党内外の動揺をおさめるために、周氏を含む常務委員会の団結を示すためだとしたら、周氏はこれで以降はおとがめなしでやっていくのだろうか?

 それは可能か?