白夜の炎

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シリア反体制派と中国政府-外交部―が会談

2012-02-09 19:24:33 | 中東
「シリア反体制派が中国副外相と会談、拒否権行使後初めて

ロイター 2月9日(木)17時58分配信

 2月9日、中国外務省は、シリア反体制派の代表団が今週、中国を訪問し、副外相と会談していたことを明らかにした。写真は4日の国連安全保障理事会(2012年 ロイター/Allison Joyce)

[北京 9日 ロイター] 中国外務省は9日、シリア反体制派の代表団が今週、中国を訪問し、副外相と会談していたことを明らかにした。


 中国が反体制派との接触を認めたのは、国連安全保障理事会でシリア非難決議にロシアとともに拒否権を行使した後では、これが初めてとなる。

 同省の劉為民報道官は、定例記者会見で「中国はシリアの反体制派グループとの接触を維持していく」と述べた。

 拒否権行使を欧米諸国から非難されていることに対して、中国は、同国がシリア国民の長期的利害のために努力していると反論。今週に入り、シリア情勢を協議するために中東に特使の派遣を検討していると明らかにしていた。」

花粉の季節に突入-放射線値は?

2012-02-09 19:21:02 | 放射能
 以下の通り花粉シーズンに入った。花粉の放射線値の確認をまず行うべきである。

 関東方面の研究者、検知器を保有している方々、是非とも情報をあげてください。

 こちらのブログに、コメントやメールで送っていただいても結構です。

 是非とも載せたいと思います。


「東京など3都県、花粉シーズンに突入

読売新聞 2月9日(木)18時3分配信

 気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は9日、東京、埼玉、鹿児島の3都県で花粉症に敏感な人に症状が出始める花粉飛散量を観測したとして、「花粉シーズン」に入ったと発表した。

 2月初旬まで厳しい寒さが続いたため、シーズン入りは昨年より1週間程度遅くなった。

 飛散のピークは関東地方で3月上旬、九州南部は3月中旬となる見通し。西日本では2月中旬にシーズン入りし、2月下旬以降にピークとなりそうだという。飛散量は昨年よりは少なくなるが、東北、関東、四国では例年並みとみられ、同社は「油断せず、マスクの着用など早めに対策を取って欲しい」と呼びかけている。
最終更新:2月9日(木)18時3分

2月9日の放射線量

2012-02-09 13:14:27 | 放射能
新潟県、室内、窓締め切り、天気は雪。

0.07~0.08μ㏜/h。



 この放射線量の記事にコメントがありました。実家にガイガーカウンターの購入をすすめているけれどなかなかウンと言ってくれない、とのことでした。

 それぞれにお考えがあろうかと思いますので、何とも申し上げられませんが、参考のため、改めて私が使っている放射線検知器を紹介します。

 アメリカのRAE Systems社の、Dose RAE2 です。

 楽天で購入しましたが、3万8千円ほどでした。

 この検知器の特徴等については→http://www.japancorp.net/japan/article.asp?Art_ID=54998 等を参照してください。

 本格的なものではありませんし、食品検査などにも使えません。

 空間線量―それもX線と、γ線のみ検知できるタイプですが、私はとりあえず身の回りの確認のため購入しました。

 測ってみた印象では、意外とホテル等のコンクリートの堅牢な建物の中の放射線値が高いことに気がつきました―もちろん場所によりますが。

 また地域によってかなり違いがあります。

 私の身の回りでも意外に自分で測ってみようという人が少ないのですが、やはり自分たちで事態を少しでも把握しようとすることは大切だと考えています。

 以下に放射線データを載せているサイトを紹介します。

 ① 「みんなで作る放射線マップ」http://minnade-map.net/

 ② 「全国の放射線濃度一覧」http://atmc.jp/

 ③ 「食品の放射線データ」http://yasaikensa.cloudapp.net/
 

本当か?-重慶市副市長失脚と薄煕来党書記の今後

2012-02-09 11:53:10 | アジア
 重慶市の副市長が逮捕拘束されたという「うわさ」が流れている。日本では同副市長が薄書記の「側近」なので、薄煕来書記の常務委員会入りに響くとの観測が出ている。
   ↓
「側近が「休養」、拘束情報も=政治局常務委入りに影響か-中国・重慶書記

 【北京時事】中国重慶市政府は8日、ミニブログ「微博」で、同市トップの薄熙来共産党委員会書記(政治局員)の側近、王立軍副市長(52)が「休暇を取り、治療を受けている」と発表した。事実上の失脚とみられる。王氏は汚職疑惑を指摘されており、当局に拘束されたとの情報も流れている。

 薄氏の指導で「打黒」と呼ばれる黒社会(暴力団)一掃捜査を主導した王氏の処遇次第では、秋の共産党大会で政治局常務委員会入りを狙う薄氏の人事に影響を与えるのは必至。北京の中国筋は「薄氏の常務委入りは厳しくなっている」との見方を示した。(2012/02/08-16:35)」

 これに対してBBCの報道はもう少し慎重だ。
 →http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-china-16940146
 この記事のタイトルは'Chongqing policeman Wang Lijun 'holiday' sparks rumours'であり、「うわさ」として様々な情報を紹介している。

 副市長がアメリカ総領事館に亡命申請したという件については、アメリカ側が総領事が副市長と面会したことは認めているものの、それ以上は言及を避けたとしている。

 このBBCの記事では基本的に副市長のことに話題を限定し、薄書記の件には言及していない。


 薄書記は薄一波副首相の息子で中国のエリートの一人だが、どちらかというと中国の権力機構の中で経済畑など、軍や公安、あるいは諜報等とは距離を置いた世界を歩んできた。今の中国で経済は大きな課題なので彼が常務委員会に入る可能性がないわけではないだろうが、ある程度の限界もあるだろう。

 ただ父親は軍人出身だったので、そのつながりはあるかもしれない。

 いずれにしても共産党中央の人事に関するうわさ好きで、何かともめ事を期待する日本のメディアらしいニュースの仕立てかただと思うけれども、実際のところ何が起きたのか、また今後どのような影響が出るかは、もう少し事実確認を待つ必要があるだろう。


*中華圏のメディアからの追加情報

 一つは「中国評論新聞」→http://www.chinareviewnews.com/doc/1020/0/3/9/102003937.html?coluid=7&kindid=0&docid=102003937

「人民網:打英雄王立軍角色轉換引熱議

http://www.chinareviewnews.com 2012-02-08 11:34:34


  中評社北京2月8日電/人民網消息,2月2日,“重慶市政府新聞辦”官方微博發布稱,“近日重慶市委決定,王立軍同志不再兼任重慶市公安局局長、黨委書記,以重慶市副市長身份分管聯繫經濟領域工作。”

 這條微博迅速引發了熱議,2小時內評論即達數千條。

 同日,重慶市人民政府公眾信息網發布消息,根據《中華人民共和國地方各級人民代表大會和地方各級人民政府組織法》的規定和工作需要,經市政府同意,對市長、副市長、秘書長工作進行了分工,王立軍最新分管的工作是“教育、科技(知識產權)、環保、工商行政管理、質量技術監督、體育、民防、園林、參事、文史、修志工作”。

  從東北走來的蒙古族英雄

  王立軍,蒙古族,1959年12月生,內蒙古阿爾山人,黨校研究生學歷,高級管理人員工商管理碩士,一級警監,教授,研究員。從警20多年來,他身上大小傷達二十多處,先後榮立一等功六次、二等功十餘次,先後被授予公安部一級英模、二級英模、全國英雄模範和“五四”青年獎章、特等勞動模範、中國十大傑出民警、全國先進工作者、全國“五一”勞動獎章等數十項榮譽。

  古老的柴河彎彎曲曲地流過遼北大地,王立軍正是從那兒走出來的。蒙古族是個彪悍的民族,很小的時候,王立軍就參加了當地的“民族摔跤隊”。他練得非常刻苦,沒過多久,他的高強武藝便使人刮目相看。

 1976年,王立軍成為內蒙古自治區阿爾山林業局天池林場知青,2年後參軍,在解放軍00419部隊做文書、秘書、調度。1984年,他成了遼寧省鐵法市的一名警察。 」
 
 職務を離れた公式の理由が述べられるとともに、副市長・王立軍の経歴などが出ている。公安畑を歩んだ彼がモンゴル族とは初めて知った。彼はモンゴル族出身の英雄だと書いている。大変な苦労を経て、1976年内蒙古自治区の林業局に職を得、2年後人民解放軍に入り、00419部隊で文書や秘書の仕事に当たったという。機密を扱う要職である。1984年に遼寧省鉄法市で警官になっている。

 また次も同じ「中国評論新聞」から。(→http://www.chinareviewnews.com/doc/1020/0/4/1/102004137.html?coluid=151&kindid=0&docid=102004137&mdate=0208140158)

 「薄熙來:宣傳工作者要旗幟鮮明地堅持真理

http://www.chinareviewnews.com 2012-02-08 14:01:58

  中評社北京2月8日電/新華網消息,重慶全市宣傳文化工作會議召開後,市委書記薄熙來親筆手書一封,充分肯定市委宣傳部的工作,勉勵全市宣傳工作者堅持真理,扶正祛邪,引導社會正氣。

  日前,重慶市召開宣傳文化工作會議,薄熙來在會上指出,宣傳戰線的同志不是當“吹鼓手”,而要成為“思想家”,要旗幟鮮明地堅持真理,正確地引導輿論,弘揚先進文化,推動市民整體素質的提升,以服務重慶的科學發展。

  會後,薄熙來向市委宣傳部贈予魯迅先生銅像,並親筆在信中寫道:“市委敬制了魯迅先生的銅像,時時想到他‘眉冷對千夫指,俯首甘為孺子牛’的格言。作為宣傳工作者,就是要堅持真理,而且無所畏懼,旗幟鮮明!惟此才能扶正祛邪,引導社會的正氣!同志們責任重大,要好好學習魯迅先生的為民情懷與剛正不阿的風骨!」

 薄煕来が2月8日の重慶市宣伝文化工作会議に出席し手書きの親書を公表したとのこと。また彼は会議で宣伝戦線の同志が、「思想家」にならねばならないと指示したとされる。


 また「明報」は以下のような記事を載せている。(http://news.mingpao.com/20120209/caa1.htm)

「薄熙來愛將突「休假式治療」

重慶打副市長被指患抑鬱

【明報專訊】以「打」聞名的重慶市副市長王立軍,昨日突然被宣告因「長期超負荷工作,精神高度緊張,身體嚴重不適」,「接受休假式的治療」。由於前晚在成都美國領事館附近曾有大批公安出動封路,有傳聞指王逃入領館尋求庇護但被拒,後被帶走調查。事件昨日成為內地互聯網熱門事件,但美方拒評事件。

 前晚8時許,新浪微博有成都網民留言稱,美國駐成都領事館附近突然出現大批公安,並一度封路,至深夜1、2時仍未解封,更有人稱見過一部「渝A牌照越野車」(即重慶車牌)被拖走,並稱是重慶市副市長王立軍到美領館尋求庇護,但遭拒絕,被中方人員帶走。

官方微博指精神高度緊張

 至昨日上午11時,重慶市政府新聞辦公室發出官方微博稱,「據悉,王立軍副市長因長期超負荷工作,精神高度緊張,身體嚴重不適,經同意,現正在接受休假式的治療。」

 目前正隨唱紅表演團在香港的重慶市委宣傳副部長、政府新聞辦主任周波說,官方微博消息屬實,王立軍最近1個月確患上抑鬱症,但對於他向美使館尋求庇護的傳言,周波表示「不知道」。

 本報致電成都美領館新聞文化處,一名姓鄺的職員說,「請向北京的大使館查詢」,至於昨晚附近是否有封路,她回應稱「下班以後的事,我不知道」。路透社引述美國駐華大使館發言人包日強(Richard Buangan)說,他「目前無法對尋求政治庇護一事發表評論」,而大使館新聞官孔健則稱「沒有聽說王立軍的新聞」。

網民﹕逃美領館求庇護被拒

 王立軍2008年6月起任重慶市公安局副局長、局長,他任重慶公安局長期間,是薄熙來任內主要政績之一「打除惡」運動中的主要幹將,深得薄熙來喜愛。去年5月起他身兼副市長,本月1日被免去公安局長一職,當時曾引發「雙規」(在規定時間規定地點交代問題)傳言,但官方澄清他只是不再兼任公安局長,副市長一職仍然保留,從分管公安、國安、司法、維穩改為分管科教文體事業。他最後一次公開露面是在本周日(5日),到重慶市教委、重慶師範大學視察,他昨日上午本應出席全市體育局長會議,但並無露面。

《南方周末》上周五(3日)曾與王立軍通電話,他當時稱自己是「正常的工作調整」,還稱他不知網上的傳言,並反問記者「是在哪裏看到的?」

報道引述一名重慶高層警員說,王立軍因「抑鬱重度發作入院治療」,並說「我們身邊的人都知道」。

明報記者報道

■明報報料熱線﹕inews@mingpao.com / 9181 4676」

 この記事ではBBCなどが報じているのと同様の内容が伝えられているとともに、王立軍副市長の公安関係の経歴が詳しく紹介されている。2008年6月に重慶市公安局副局長に就任し、薄煕来の「黒社会撲滅」を担って信任を受け、2011年5月から副市長兼任になっていた。

 また「南方週末」が3日に王立軍に電話して「通常の仕事の変化だ」と返事したとされる。


 いずれにせよ、中国共産党中央の人事は、ふたを開けるまで分からない。しかしすでに胡錦涛政権移行の際に明らかになったように、かつてのような権力闘争は見られなくなっており、より制度化され、時間をかけて準備されるようになっている。

 今回の件がどのように薄煕来の将来に影響するか不明だが、そもそも彼が常務委員会入りするほどの実績と権力基盤を持っているのかどうかをよく確認したほうがいいのではないだろうか。

*薄煕来の公式プロフィール

 http://cpc.people.com.cn/GB/64192/106079/6604543.html