「電力会社に対する公害調停の申請に向けて
申請人1万人をめざし、「クラブ・クライメットJ」発足
3.11東日本大震災により、原子力発電所がいまだかつてない大規模な事故を起こし、原子力発電を中心とするエネルギー政策の見直しが迫られている一方で、地球温暖化は深刻化し、氷河や北極海の氷の融解、海面上昇、世界各地での洪水や、台風ハリケーンなど異常気象による被害は現実のものとなっている。
今後、原子力発電にも頼らず、地球温暖化も引き起こさないエネルギーへと大胆にシフトするためには、われわれ当事者ひとりひとりがしっかりと議論し、行動していく必要がある。
そこでこのたび、日本環境法律家連盟(JELF)と気候ネットワークは、この夏、電力会社に対して、原子力発電に頼らないCO2排出削減を求める公害調停の申請を行うにあたり、新しいプロジェクト「クライメットJ」をスタートさせた。
クライメットJは、電力会社を相手どったCO2の大幅削減を求める公害調停という司法手続きを進める中で、新しい社会の在り方を広く議論するためのムーブメントを展開し、弁護士と市民が共同で気候的正義(Climate Justice)の実現をめざしつつ、持続可能な電力供給システムの実現やCO2の大規模排出構造の転換を目的としている。
現在、サポーターや賛同団体を広く募集し、公害調停の申請人として、日本国民1万人を目指すこととした。ぜひ広報のご協力をお願いします。
今後は、トークやライブのイベント“climate-J stand”を連続的に行う。第1回目は、電力供給及びCO2削減のためには本当に原子力発電が必要なのかを議論するトークイベントを開催する。詳しくは公式ウェブサイト(http://climate-j.org)を参照されたい。
●第1回トークイベント「減らせCO2!で、原発は必要?」
日時:5月11日(水)19:00~
場所:Naked Loft(東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F)
※交通アクセスhttp://www.loft-prj.co.jp/naked/map.html
参加費:前売¥1,200/当日¥1,500
出演者:田中優(未来バンク理事長)/平田仁子(気候ネットワーク)/
只野靖(浜岡原発訴訟代理人・弁護士)/島キクジロウ(クライメットJ・弁護士)」