憂国さんから頂いたコメントが貴重な内容を含んでいるので、以下に引用させていただきます。
「2011-04-10 06:57:58
福島第1、プルサーマル3号炉10日後の水掛け後の黒い煙は金属プルとニュームの発火の恐れがある。その屋上鉄骨の融解は他と違う。
IAEAと日本の公式なデータを基に、欧州放射能危機委員会(ECRR)の科学担当幹事クリス・バズビー教授がふたつの方式で試算を出した。
1)トンデル方式はスウェーデン北方のマーティン・トンデルによる研究に基づいたもので、これはチェルノブイリの10年後の癌の発症を調べたもの。
土地の様々な汚染レベルで区分けし、1平方メートルの地表につき放射性降下物質が100キロベクレルごとに癌が11%増加したことを突き止めた。バズビー教授はこれを、IAEAが平均で1平方メートル当たり600キロベクレルと報告した原子炉から100キロ圏内に当てはめた。
この330万人が居住する100キロ圏内では事故以前の発生率より66%の増加が今後10年で予測される。
これは福島の事故による被爆で2012年から2021年までに10万3,329人が余計に癌を発症することを意味する。
トンデル方式を福島から100キロから200キロの間の輪っか状のの地域に当てはめると、人口は780万人だが降下物質の濃度は低くなるので、2021年までに12万894人が余計に癌になると予測される。
居住者が他地域へ避難しないものとした場合、トンデル方式による予測の合計は10年で22万4,223人の増加となる。
2)二番目の方式は生物システムのなかで様々な核種が異なった動きをするというECRRの指摘に重きを置いたものだ。
これによると、0から100km圏内では19万1,986人が余計に癌になり、その先の輪っか状地帯では22万4,623人が発症すると予測される。
多分この内の半数は最初の10年に出て、残りは10年から50年後の間に出るだろう。居住者が他地域へ避難しないものとした場合、この二番目の方式による予測の合計は41万6,619人で、その内20万8,310人が最初の10年に発症するだろう。
よって、ふたつの方式の示す値はかなり近いと言える。
1986年のチェルノブイリの事故は、大量のプルトニウムの放出を引き起こした。
金属プルトニウムには発火の危険がある。特に素材が微粒子に分割されている場合が危険である。金属プルトニウムは酸素および水と反応し、水素化プルトニウム、ピロリン酸化合物が蓄積する可能性があり、これらは室温の空気中で発火する物質である。プルトニウムが酸化してその容器を壊すとともに、プルトニウムが相当に拡散する。 燃えている物質の放射能が危険を増す(WIKIPEDIA)
慶応大学医学部講師(放射線治療科)の近藤誠氏: 米国は1950年から広島や長崎の被爆者9万人(近距離被爆者5万人、遠距離被爆者4万人)と非被爆者3万人を対象に寿命調査をしていますが、1980年代に入り、低線量被曝であってもがんになる確率が高くなることが分かったからです。
しかも05年に英国の有力医学雑誌に掲載された15カ国の原発労働者40万人を追跡調査したリポートでは、50mSv以下の被曝線量であっても発がんリスクが高まると報告されたのです。
(東電と御用学者の隠蔽体質は70年前の大本営発表を思わせる。3号機はチェルノブイリの危険レベルにすでに達している。)」