べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

きっとあなたのいうとおり

2007年01月19日 23時11分57秒 | 叙情

生きてくってことは
孤独ないとなみなんだね
だれもぼくを救ってはくれない
ぼくがだれかを助けてあげられないようにね

あの日あなたは
微笑みながらそういった
あなたのやわらかな笑顔の陰に
いったいどんな哀しみがあったのでしょう

さびしいけれど
いまならわかる気がします
きっとあなたのいうとおり
そういうことなんですね

でもね
それでもわたしは祝福したい
孤独を  絶望を
人生のすべてを





☆絵:ルオー☆
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