あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

Number669号より&フィギュア全日本選手権のことなど

2006-12-29 22:51:52 | スポーツ
 一年の最後はやはり、サッカーの記事も書いておこうかなと思って、Wカップの日本代表についての関連記事が出ていたので、Number 669号を買ってきてぱらぱらと読んた。(関連記事ー「6月の蹉跌 中田英寿と日本代表の37日間」)おもに中田という選手に焦点を当てながら、あのドイツWカップを振り返っているのだが、あのチームが内部的に最後まで精神的な問題を抱えたチームであったことは、以前から言われていたし、例の国旗へのサイン拒否事件のことも知っていたけれど、この記事で新しくわかったこともあった。なかでも、一番気になったのは、(私も当時から気になっていた)福西がはずされた件だ。記事では、中田の福西をはずせというジーコへの進言(と言うほどはっきりした露骨なものではないが、ジーコはそうとった)は、クロアチア戦よりももっと前の、Wカップ直前の最後のテストマッチのマルタ戦の後半の給水時だった、というのだ。そして、ブラジル戦直前のロッカールームで、福西が、「何で自分がはずれるのか」とジーコに詰め寄っていた、ということを知って、その時の福西の気持ちを思うと、それ以前の、ずっとジーコの福西への信頼を表す発言を聞いてきた私でも、「 それはないだろうジーコ 」、と思うくらいだったから、本人としては到底納得できなかっただろうと、その悔しさを思うと今でも心が痛む。そして、福西の名誉のために付け加えておくと、あのベンゲルは、ボランチ福西を評価していたのだ。特にオーストラリア戦。そして、ブラジル戦も彼が出ていれば、守備がもっと安定していただろうということを言っていた。ここらあたりが中田の視点とは違うところだし、代わりに入った稲本がよかったかというと、クロアチア戦の後半初めの何分間か以外は微妙だったとしか言いようが無いと思うしね。記事では、この中田の発言についてのジーコの言葉、「あれは選手の言うことじゃないだろ」を紹介してはいるが、結果として、ジーコの選手交代が中田の指図によって行われたように見え、それによって選手の士気に大きな影響があったのではないかとしている。ジーコは中田に言われたから代えたとは言わないだろうけど、でも、それ以前の彼の選手選考などを考えると、周囲の意見にその時は反発したり怒ったりするのだが、後から、それらの意見をおもんばかったとしか思えないようなことをしているので、そういう周囲への気配りが自分の首を絞めることになったのではないか、自分の経験と直感を押し通していれば、もっと違ったのでは、とも思ったりもします。まあでも、オーストラリアが強かったということが救いですけどね。勝てない、引き分けれない相手ではなかったと思うけど。

 今頃、あの負け試合のことや、あの代表のことをぐだぐだ言ってもしょうがないことかもしれない。でも、いまだにあの試合のことを語りたがらない関係者や選手たちがいるということは、あの試合について、もっと検証したほうがよいのでは、ということではないのかなと思います。中田のことも含めて、客観的な目で。私は、福西に関しては、フランスがブラジルに勝つことを予想していたベンゲルの目のほうを信じるけどね。

 フィギュアの全日本選手権、実は皆さん注目の女子のフリーはじっくり見る暇がなく、浅田、中野、村主のフリーは観ていないので、男子フリーの高橋大輔のフリーが素晴らしかったことだけ言っておきます。ジャンプも安定してきたし、ステップでの表現力は絶対プルシェンコより上だと断言しておきます!今回の高橋は、織田を寄せ付けないほどの強さでした。それと安藤美姫のステップを観て思ったけれど、やっぱりモロゾフコーチの振り付け(特にステップ)の素晴らしさ、美しさをあらためて痛感しました。
 
 


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