あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

このままでは・・(ボスニア戦とかトリノオリンピック報道とか)※追記あり

2006-03-01 15:31:26 | スポーツ
 このままでは・・、というのは茶番のような最近の政局ではございません。前原党首は民主党に対する最強の刺客としか思えないし、永田議員の幼稚さ、前原党首を始めとする松下政経塾出身議員のだめぶり・・・

 さて、昨夜の代表のボスニア・ヘルツェゴビナ戦について書く前に、今回のトリノオリンピックについて振り返ってみると、日本選手の不振というよりも、日本のスポーツジャーナリズムのだめぶりということが言えるのではないかと思う。女子フィギュア以外の成績もほぼ実力どおりだったのではないだろうか。日本は「加藤と荒川の銅ふたつ」と予想していた海外のスポーツ誌の予想はかなり正確だったと言わざるを得ない。女子フィギュアにしても日本のマスコミが騒いでいたのは、浅田真央選手の不出場と安藤美姫選手の4回転ジャンプとアイドル的取材で、荒川選手は地味な扱いだった。フィギュア関係者がメダルの最有力候補として荒川選手の名前を挙げるひとがダントツだったのと、実際のメディア報道とのこのアンバランスは何なのだろう。日本のマスコミが安藤から荒川にシフトを変えたのはSPが終わってからというのは、あまりに遅すぎる。NHKは半年間彼女を追い続けていた番組を放送したところを見ると、マークしていたのだろうが。(彼女を特集したNHKスペシャルはかなりおもしろかったです。)実力以上に騒がれた選手達のだめっぷりを見ると、無駄な雑音が入らなくてよかったのかもしれないが、日本のスポーツジャーナリズムがこのままでは、日本のスポーツの発展は望めないでしょう。大衆の人気に迎合した取材、報道ではなくて、実力の正当な評価と評論が主流にならなければと思う。荒川選手の金メダルの報道にしても、客観的な海外メディアの報道の方を聞きたいと思ってしまう・・。

 ということで、昨夜の代表のボスニア・ヘルツェゴビナ戦ですけど、2-2のドローに辛くも持ち込んだものの、このままでは・・・。この後を書くのは止めておきましょう。高原が得点したこと、中田のロスタイムでの同点弾等の勝負強さは評価していいと思うけれど、日本の守備の弱点を突かれた後半は押されっぱなしで、このままでは、この試合を見ていた対戦相手の監督に、恰好の日本の弱点を教えたような試合になってしまったのではないだろうか。ヒディング監督やクロアチアが見逃してくれるはずはないのだろうし。今回は久保のリハビリ試合という意味合いがあったのだろうが・・。小野が先発でなかったのは評価できるが、後半の交替が小野と稲本というのはなんだかなあである。日本にもっとしっかりしたサッカージャーナリズムがあれば、代表チームや監督へのよいプレッシャーになるのでしょうが、現状では、危機感のないまま本大会を迎えて予選敗退ということになりかねないと思う。(あーあ、書いてしまった。)昨夜の生ぬるい雰囲気の試合を見て、この感じはフランスの前のときに似ていると思ってしまったけれど杞憂でしょうか。

 というところで荒川さんに戻ると、彼女の今日があるのは、彼女がこれまでスター扱いされてこなかったということもあると思う。マスコミの過大評価や過小評価によってスポイルされなかったということも大きかったのではないだろうか。そんなわけで、ここしばらくは、彼女のフリーの演技を繰り返し見さしてもらう日が続きそうである。

 モロゾフコーチ 「 彼女のイナバウアーは世界一美しい ! 」


追記:女子フィギュアの刈屋アナウンサーの実況はよかったですね。それぞれの選手について本当によく勉強されているのがわかりましたし(民放のサッカー中継のアナウンサーに見習わせたい)、アテネの体操の金メダルに次いで、荒川選手の金メダルのシーンでの(他の人だとたぶん臭くなってしまうような)名ゼリフも、さらっとした口調で嫌味に聞こえず(前もって考えてあったのでしょうけど)、解説の佐藤さんともどもとてもよい実況でした。こういうのを聞くとスポーツの実況は、やはりNHKだなと思います。メダルが期待されていたので、エース級が送られてきたのかもしれませんが、他の(うるさい)アナウンサーでなくて本当によかったです。


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