あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

NHKスペシャル「 果てなき消耗戦 証言記録 レイテ決戦 」

2008-08-16 23:28:44 | テレビ
 8月15日(金)の10時30分から放送されたNHKスペシャル、「 果てなき消耗戦 証言記録 レイテ決戦 」について、簡単に書きます。

なでしこの中国戦の途中に放送されたこの番組を見て思ったのは、日本でも戦後60年以上経って、やっとあの戦争についての”現場=兵士”たちの証言を聞こうという動きが始まったと言うこと、である。これまで、戦争について語られて来たのは、広島、長崎、空襲など、残された者たちの戦争が主体で、兵士たち自身の証言については、文学者による小説を別にして、私たちは殆どそれを聞くこと無く、ずっとこの戦後を過ごして来た、意図的にそれを聞くことを避けて来たのではないかと言うほどに、と言えるのではないでしょうか。そして、このような番組について、この時季だけ反省してもと簡単に批判したり、これまでの私たちのように避けて通るひとも多いと思いますが、でも生還した兵士たちが高齢になった今、その証言を聞くことは、やはり意味があると私は思います。現場の当事者たちの証言を聞くことは、観念に傾きすぎる現代人の思考を検証するためには必要なことだからです。という意味で、私はNHKのこのような企画を評価します。

 この番組で最も印象に残ったのは、「現場の声に耳を貸さない大本営」というコメントで、この日本軍の体質は、現代の日本の組織に、今でもそのまま引き継がれてしまっている体質だなあと痛切に感じました。

 それと、去年辺りから見られるこのような動きには、あのイーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」の制作も影響を与えたのではないかと私は思います。

 
 『硫黄島からの手紙』は、冒頭から最後まで、まるで詩のように、日本兵の精神や隠された想いを打ち明けていく。(ピーター・トラバース / ローリングストーン / 「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」公式HPのレビューより)


 ※関連記事
 
 「 硫黄島からの手紙 」

 「父親たちの星条旗」より

 「散るぞ悲しき」

 つれづれ日記(「散るぞ悲しき」追記、石橋湛山他)


 

ある意味なでしこのほうが・・

2008-08-09 22:57:08 | サッカー
 男子サッカーオリンピック代表の初戦アメリカ戦を観ましたけれど、なんなんだろう、負けるのはまあ現在の実力かなとも思う(涙)けれど、なんなんだろう、あの面白く無さは。どんなにつまらない試合でも、試合中どこかに見所みたいなものがあるものだけれど、おそろしくつまらない試合だった。あの、シドニーのアメリカ戦と比べたら、その面白く無さの点で天と地ほどの差がある。まだ、なでしこの試合のほうが、観ていて面白いし、一生懸命さも伝わって来て気持ちがいい。選手のキャラも立っていて、観ていて楽しい。そういう楽しさが、男子の代表には、ほとんど感じられないのですよね。は~。

次は、もちっといい試合をしてほしいものである。でも、結果を出している競技は、やはり、勝つための工夫や戦略が見られる。まだ、駄目と決まったわけではないが、アテネといい、今回といい、日本人監督では、まだまだ時期尚早ということではないでしょうか。

追記:この日、試合後に放送されたNHKスペシャル、「封印が解かれた写真が語るNAGASAKI米軍カメラマンの苦悩 原爆の真実」は秀逸なドキュメンタリーでした。時季的に戦争をテーマにした番組が多い時季ですが、最近は、できるだけ見るようにしてます。重箱の隅をつつくように批判したり、敬遠したりするよりまず見る。そしたら、まだまだ知らないことだらけなことに気付かされます。そして、知らないと見えてこないことがあることに。

 ※ココログに「崖の上のポニョ」の簡単な感想アップしました!

「ポニョ」観てきました!

2008-08-06 00:23:49 | 映画・ドラマ
 「崖の上のポニョ」観てきました。
 じっくり感想を書く暇が無くて、暑くて、すぐばててしまうのもありますが、観たあとでも、いろいろ浮かんできた感想もあるのですが、それは、また今度、ココログにでも書きたいと思ってます。

 ほんのちょっとだけ書くと、物語の舞台となる海辺の町の、どことなく懐かしい佇まいがすごく気に入ったのと、やはり宮崎映画は”母性的”だということ、その強力な母性に比べると、父性の影が薄いということ。そこで思い出したのが、「ゲド戦記」なんですけど、それはまた今度ということで。