高橋大輔ついにやりました!!
2007年、2008年と優勝候補と言われながら、続けてタイトルを逃したあとに、コーチ問題、膝のけが、入院、手術、厳しいリハビリ、復帰後の今期の試行錯誤を乗り越えてのタイトル獲得!特に、今期は、初戦のフィンランディア杯の復帰から、山あり(スケートカナダのフリー、GPFのSP、全日本選手権優勝、オリンピック銅メダル etc) 谷あり(フィンランディアフリーのバテバテ、NHK杯の転倒、GPFのフリーのグダグダ etc )のドラマチックなシーズンでしたが、それらの経験全てを糧にして今回の優勝があるという感じで、その過程を観てきただけに、余計に感無量です。
今回は、観ているこちらのほうがドキドキしていたのに、本人はショート、フリーとも落ち着いていましたね。ショートの始めのところの不敵ささえ感じさせる笑みや、フリー始まる前の長光コーチに見せた笑みなど。演技的には、ショート、フリーとも、ジャンプ以外の要素は、今回が一番完成度が高かったように思いました。ジャンプは4回転と、3-3のセカンドジャンプが詰まってしまい気味なところなどが課題でしょうか。でも3Aは今回、鉄板でしたね。ステップはいつも通り素晴らしかったですが、スピンは今回が一番よかったと思います。
SPの「 eye 」、最初に観た時は、正直、ここまでの名プログラムになるとは思いませんでした。ホント、おみそれしました。今回、まったく危なげなかったし。あの、音を全て拾っていくステップは、他の誰にも真似できない高橋大輔にしかできない動きで、改めて只々素晴らしいと思いました。本人はスピード不足と言っていましたが、今期、一番感動しました。
そして、トリノで演じる「 道 」での金獲得。こちらは、4回転が認定されなかったので、本人的には不満なんでしょうが、”自分の今できるすべてを出し切っての金 ”だと思います。4回転という課題は現役続行のモチベーションにもなるし。ファン的にもよかったかなと思います。
なにはともあれ、おめでとう!おめでとう!おめでとう!!