あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

スケートカナダ杯、フリー1位おめでとう!!

2009-11-22 16:43:55 | フィギュアスケート
 高橋大輔君、スケートカナダ杯、フリープログラム1位、GPF出場決定、”お目出度う!!”

 まだ完璧な演技ではないですが、とりあえず結果が出せて、ファイナル出場を決めたこと、そして本人と長光コーチの笑顔が見れてよかったです。

 「道」カナダの観客に気に入ってもらえたみたいですね!やはりああいうちょっと情緒性の強い、感情に訴えるプロが好まれるのかな。でもそういうプログラムを演じても、高橋大輔の場合、感情はきちっと表現しながら、感情過多にならず抑制が効いているところがいい。ジャンプがきちんと決まれば、フリーはかなりいい線いくのではないかな。3Aは以前よりよくなったけど、プログラムとの関係か、助走の問題なのか、不安定なジャンプがいくつかある・・。それと今回、お花を渡すのが”2回”あったけど、私は、それは1回にして、2回目は、NHK杯のように空にぱあっと撒く感じのほうが好きだなあ!

 で、それに比べて、少し不安を感じたのがSPの方。今回3-3の回転不足以外は、転倒もなく、演技後、本人は満足そうな表情をしていたけれど、思ったより点数が伸びなかった。それがジャンプだけの問題ならまだいいのだけど・・。なんとなく、音楽も動きも単調で、無機質な感じで、演技構成も高橋の技術を見せたいだけに終わっている感じ。細かな動きの繰り返しが ”微分的”っていうか、「ステップ凄い」とかいう以外の感情に訴えかけてくるものが少ない。これは音楽と振付の問題で、少なくともカナダの観客に受けるプロではない。アボットと高橋が両者とも完璧な演技をしたとして、どちらのSPが評価されるかというと、やはりアボットの方っていう気がする。まあでも、完成させるのに必死な現状で、プログラムを変える余裕なんて無いと思うので、なんとか点の取れる構成にしてほしいな。もう少し大きな動き、たとえば回転じゃないジャンプをどこかに入れるとかして。

金メダルプロはやはりクラシック(追記あり)

2009-11-18 00:10:00 | フィギュアスケート
 キム・ヨナが転んでフリーで2位になったことがニュースになってますけど、それでもSPのリードで優勝したみたいですけど、このままいけば、よっぽど大崩れしない限り金メダル候補No1でしょうね。浅田真央が今のところ、エリック杯の得点差にショックを受けて、自滅状態ですからね。でも私は、欧米で大人気の、彼女のボンドガールのSPがあまり好みではない。私にとって、金メダルのプロは、やはりそれなりの品があるものであってほしいので、なんかねえ~、テーマがボンドガールってのがやはりちょっとひっかかる。ボンドガールって、男性の考えるわかりやすいセクシーのイメージそのもので、浅田真央との差別化にはぴったりかもしれんが、私にとっての金メダルプロのイメージは、やはりクラシックで、そっち系では、やはりカルメンですよ!カルメンは、あんなわかりやすい色気じゃなくて、ドラマチックで、悲劇的で、金メダルプロって感じでしょう?ね。男性コリグラファーがカナダ開催ってことで、ああいうプロにしたのかもしれませんがね、金メダルプロにしては、ちょっと浅い感じがするのですよ。ほんとに彼女はあのプロをやりたいのかどうかね、って言うか本人の意見はないんでしょうけど、いかにも男の(振付師の)考えそうなことって感じでね・・。

 (因みに、私がクラシックの表現で一番好きなのは、高橋大輔のチャイコフスキーです。あの、ステップシークエンスでの、大きな広がりを感じさせる音楽の使い方とステップがとてもいい。)
 
 それにしても浅田真央は、SPの「仮面」の曲を変えないなら、例えオリンピック出られたとしても、メダルさえも厳しいじゃないかと思うほど、ショートの仮面は良くない。フリーの仮面は大好きなプロだったけどね。「カプリース」がSPなら少しは勝機が出てくると思うのだけれど・・。3A3回へのこだわりも無茶だとは思うけど、SP「仮面」へのこだわりも不可解だ!戦略だけってのも悲しいけど、戦略なさすぎってのもね・・。

 追記:それと男子のジュベールとプルシェンコのふたりとも、「おいらがNo1だぜ!」みたいな振(付?)があるんだけど、仮にも芸術的な完成度を競うスポーツでもあるんだから、それはないだろう?って思うんですけどね。いくら自分に自信があると言っても、プロ中でアピールされるとしらける。なんだかなあと思う。

オンリーワン

2009-11-14 10:15:46 | フィギュアスケート
 ”オンリーワン”ってのは、もちろん私にとってのスケーター高橋大輔のことですが、今回、You Tubeを検索していて、優勝候補ながら4位に沈んだ2008年の世界選手権( 「 スワン 」のシーズン )のEX( 「 バチェラレット 」ですね )の演技への「ユーロスポーツ」のコメンテーターの彼に対する熱烈な賛辞のコメントを、日本語に訳してアップしてくれている方がいたので、ちょっとだけ紹介します。

 「 彼のショートはまさにセンセーショナルでした 」

 「 僕にとっては今週のハイライトでした 」

 「 彼は1つの動きも無駄にしない

  ジュベールやランビエルはそこまでしない

  彼らは大きな動きを見せようとする
 
  でもダイスケは、

  ステップの1つ1つ

  動きの1つ1つにただただ全力を尽くします。

  彼は心踊るほど素晴らしい才能の持ち主

  粋で不思議なかんじの

  危ういまでに成熟したプログラム(つまり”エロい”)

  こんな変わったスタイルの演技も 最高だ

  彼の演技から滲み出るそんなエネルギーは
  
  今日まさにジャッジたちが見たいと思っているもので

  作品に入り込み、より力強くさらに感情移入する

  演技の最初からずっとね

  彼の演技がまさにそれです

  彼を見るのが大好きだ 」

 「 そうだね、彼は素晴らしいね

  本当に素晴らしい演技だった 」(引用終わり)

 ※Daisuke Takahashi 2008 Worlds EX 日本語字幕版
 
 ↑私が彼の演技に感じてることが、ここに言い尽くされてます。

 ところで、今期のEX、私には、再び滑れることの喜びと、支えてくれたファンへの感謝の気持ちが表現されているように思います。

 というところで、他にもタラソワメイドの若い頃の滑りなどを見つけました。
 「 剣の舞 」の衣装は、まるでジャニーズ系!で、4-2も決めてる!そのあとのフリーで崩れるわけですけど、それでも、やはりステップは見ごたえありますよ。両方の衣装とも、袖がデコラティブだったり、ふわっとしてたりで、滑っている時にきれいで、すらっと見えるので、こういう衣装とプログラムで、また滑ってもらえないかなと思った。モロゾフの趣味ともちょっと違って、まあ耽美的って言うかね。

 ※Daisuke Takahashi-2004 Eric Bompard SP

 ※Daisuke Takahashi SP 2004-2005 Wolrd  

 ↑このピンクと黒の衣装の袖のデザインも好きですね。

 ( しのびなくて )、ここには紹介してない2005ワールドフリーのアランフェスの衣装も、赤い袖のデザインが、ふわっとしていて、動いた時にキレイでした。

NHK杯高橋大輔(※少し追記しました)

2009-11-07 17:23:01 | フィギュアスケート
 NHK杯の高橋大輔の演技を観てのほんとうに簡単な感想をアップしておきます。

 SPのステップの転倒が惜しい、所々の細かなミスが惜しい!まあ、それは、スタミナと試合勘だと思うので。

 FPは、ジャンプの失敗はありましたけど、プログラム自体は、前回の最後の方のまのびした感じが無くなって、フィンランディアより抜群によくなりましたね。マイムも工夫が見られる。これでジャンプが入ってくれば、いい感じのプロになると思います。表現力は今日見た中でも、抜群でしたし。SPより好きかもしれない。

 追記:復帰した彼の演技を観て、改めて、他のどのスケーターよりも「好きだなあ」と思います。それは、彼の音楽を捉えて表現する感性の部分で、この部分だけは、練習してどうなるって部分ではなくて、”天性のもの”だと思う。
 
 そして、そのスケーターの実力が一番わかるのは私はEXではないかなと思う。EXを観れば、彼がNo1になれるスキルがあるのはわかってもらえると思うし、そのことは、これまで戦って来たライバルたちも認めるところだと思う。だから、その実力が試合で全て出せないのが、ほんとうに惜しいと思う。まあ、今のところは、そんなところより、試合でへばらないスタミナと試合勘を取り戻すことだと思いますが。まあでもPCSは今でもトップレベルなので自信を持ってほしいが、試合結果を分析しながら、如何に修正しながらプログラムを完成していけるか、だと思う。主観(自己評価)と客観(ジャッジの評価)をいかにすりあわせて修正していけるかだと思う。自分のやりたいこと≠高評価ということはよくあることなので。

 まあでも、バンクーバー(カナダ)はフランス系だけど、芸術性の志向はアングロサクソン系な気がするので、フェリーニよりは、チャップリンのが受けがいい気はします。モロゾフの高笑いが聞こえるようで腹立つけれど・・。

 さらに追記:時々、PCS高過ぎるって嫌味言っているひとがいるけれど、そう言う人たちって、PCSの意味がわかって言ってるんでしょうかね。彼のスケーティングをきちんと見て、PCSの意味がわかってれば、そんなことは言えない筈。