あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

正当な評価 (追記あり)

2006-03-04 02:18:43 | フィギュアスケート
 荒川静香フィーバーもひとまず落ち着いたと思ったら(トゥーランドットのCDやピアスなどの関連商品の売上などの経済的な反響は続いているみたいですが)、手のひら返しのマスコミは、今度は浅田真央ちゃんだとばかりに、彼女がニュースで取りあげられたり、CMが頻繁に流され始めている。荒川選手と浅田選手のスケートは、質がまったく違うものなのに・・。荒川選手のスケートはフィギュアを芸術の域まで追求した大人の演技で、今、浅田選手がやっている、ジャンプ中心のスケートとは全く違う域にまで達した滑りなのに、マスコミにしたら、今度はさあ、浅田の4回転ジャンプだぞというところで、彼女の「4回転を跳びたい」というコメントが紹介されたりするんでしょうが、彼女(真央ちゃん)は、荒川選手がオリンピックチャンピオンになった理由や、自分に欠けているものを知って発言しているのでしょうか。荒川選手が表現していたものを、今の浅田選手に求めても無理なのはわかっていますが、浅田選手が荒川選手のような表現力のあるスケーターになっていくかはまったくの未知数だと思う。もし、今回、浅田選手がオリンピックに出て、彼女が勝ったとしても、今回の荒川選手のように一般紙の紙面でまで話題にはならなかったと思う。それぐらい、今回のオリンピックでの荒川選手の滑りは画期的で、これからも人々の記憶に残っていくだろう名演だった。ソルトレークのヤグディンの「仮面の男」のように。プルシェンコは「トリノオリンピックは僕のオリンピックだ」と言っていましたが、私は今回のトリノオリンピックは「荒川静香のオリンピックだった」と思います。荒川選手のフリーの演技の後で、アナウンサーの刈屋さんと解説の佐藤さんが、「これこそがフィギュアスケートだ」と言うようなことを話されていましたが、私も、彼女の方向性にフィギュアスケートが行ってくれることを願っています。
 久しぶりに、評価されるべきひとが、正当な評価を受けたことの幸せを感じています。


 追記:昨日、フジで放送された「シアターオンアイス」で、エキシビションに出れなかった高橋大輔君の「ノクターン」の演技を観ることができました。オリンピックと違ってのびのび滑っていて、とてもよかったです。音楽に乗る、音楽を表現するという点(しかも感情を入れすぎた自己満足な表現ではなく)で、プルシェンコ以上だと思います。トリノのエキシビションで観たかったなあと、今更ながら思いました。そして、選曲がやはりGoodで感心します。「ノクターン」(夜想曲)なんて・・・。はなまるつきで期待しています!


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