あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

国民投票法案の狂気

2005-09-25 17:14:41 | 政治・経済
 与党によって、とんでもない法案が特別国会に提出されようとしている。
  国民投票法案特別国会へ

 法案の内容にざっと目を通しましたが、これは、言論弾圧、表現の自由の制限を厚顔無恥にも堂々と謳った明らかに憲法違反の、狂気の沙汰としか思えない法案です。これが、あのばかばかしい選挙の結果現われてきた、与党とそしておそらく民主党の新執行部の本音、一番やりたかったことだろうと思います。こういう法案が政府与党によって堂々と提出されるということはすでに日本が民主主義国家でも法治国家でもないということになります。為政者の恣意によってばんばん拘束、逮捕、拘禁できるという何処やらの独裁国家、警察国家と変わらない社会、はたまた、あのジョージ・オーエルのSF小説「1984」の世界の出現です。世界中があっと驚くでしょうね・・。
 あの選挙によって、右とか左とかにこだわって思考停止した国民が自らの首を絞めてくれと自分から差し出すことによって、私たちの希望、宝のような憲法がずたずたにされようとしている。おそらく憲法なんかちゃんと読んだこともないであろう首相のイエスマンの国会議員たちの投票で。ばかばかしい茶番、悪夢・・。ベタな表現ですみませんが、本当に腹立たしいので、ニヒリズムを気取って格好つけたりする気にはなれません。

 民主党の新執行部のこの法案成立への協力が明確になったら、護憲派はさっさと離党し、考えを同じくする勢力との共闘をはかるべきだと思う。社民、共産党も真の野党は自分達だけとかいう原理主義的態度を改めて、巨大な勢力の暴力に対抗する道を探るべきだと思う。そうでないと彼らに未来は無い。
「現実の政治には必ず妥協が必要」(オーエル)だから。

 ※参考ブログ、ホームページ
 シバレイのblog
 憲法改正国民投票法案に関する意見書/日本弁護士連合会 
 憲法改正国民投票法案についての意見/第二東京弁護士会