飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

御近所さんの薪ストーブ修理…。

2018-04-04 22:09:14 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
先日、御近所さんの薪ストーブを修理しました!

修理した薪ストーブは、バーモントキャスティングス社のアクレイム。ウチと同じ薪ストーブなんです!

アクレイムならば、一応私はオーバーホールの経験もあるので、一通りの修理は出来ます。

今回修理した薪ストーブは、実は、ハンググライダーのクラブハウスに設置されていたものです。

週末になると、ハンググライダーの愛好家の方たちがこのクラブハウスに集うのですが、そこに皆さんが憩えるようにこの薪ストーブが設置されたというわけです。



色は琺瑯レッド。

でも、実はニコイチ品で、某良心的な薪ストーブ屋さんにより格安で設置されたものです。

ここのハンググライダーのクラブハウスには、以前にも色違いではありますが 同じアクレイムが設置されていたのですが…。

それが傷んで使えなくなったため、今回のニコイチのアクレイムが3年前に新しく設置されました。

正直…。

こういういろいろな人が出入りする場所には、アクレイムはその扱いが難しいところもあるため不向きな薪ストーブで、本当ならばクリーンバーン機などの扱いやすい薪

ストーブがお勧めなのですが…。

良く見ると、煙突の施工に問題があって、他の薪ストーブが設置出来ない状態なのです。

その問題とは…。

煙突に「スライド管」が使用されておらず、すべて直管にて壁だしの形で設置されているのです。

そのために、煙突に上下方向の寸法の柔軟性がなく、アクレイム以外の薪ストーブが設置出来ないのです!

良心的な某薪ストーブ屋さんも、それを見越して、おそらく新しいストーブもアクレイムを選択されたのでしょう。

でなければ、アクレイム以外の薪ストーブを設置しようとした場合、下手をすると煙突全ても変更せざるを得なくなるため、大変お金がかかることになります。

さて、今回このストーブの一番のトラブル箇所がココ!



二次燃焼に入れるためのダンパーが、レバーを戻した後も突っ立ったままで、後ろに戻らなくなったのです。

原因は、後ろに戻るためのダンパーの爪に、ダンパーレバーが触れなくなっったためです。

本来はダンパーレバーを戻すと、この爪に触れて、ダンパーは後ろに倒れます。

このストーブは組み立て時にうまく精度が出なかったことや、既にそれなりに使った部品などが組み合わされているので、こう言った微妙な箇所がうまくいかなかったのだと思います。

この箇所の周りの部品を確認し、再度組み立てなおしましたがあまり改善されず…。

付け焼刃ですが、ステンレスワイヤーをダンパーレバーに巻き付けて、ダンパーが戻るようにしておきました。

その他にも、ダンパーの軸部分もアソビが非常に多く、これも今回のトラブルの原因であったため、この箇所にもステンレスワイヤーをコイルのように巻き付け、アソビを取っておきました。

とりあえずこの処置で使えるようにはなりましたが、根本的には部品の交換になってしまうでしょう。

本業のストーブ屋さんだったら、こんな修理はしないでしょうね!

他にもトップグリドル部分のガスケットがダメになっていたので、これも交換しておきました。



こう言った消耗品は、私は余分に在庫していたので、バッチリ交換できます!

その他、二次燃焼ボックスの両サイドにたまった灰を掻き出しておきます。

これは、このアクレイム独特のメンテナンスです。

これにて今回の、このストーブのメンテナンスは終了!

また、次のシーズンも快適に使ってもらえるでしょう。

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