飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ウチの個性的な炉台紹介します

2012-06-13 20:34:19 | 薪ストーブのセルフビルド(for woodstave builder)

今日は、私たち夫婦が作った個性的な薪ストーブの炉台を紹介します。

Photo ウチは在来工法の普通の家です。

そのため内装はシンプルで、炉台を作る際、普通にイメージする「レンガ積」の炉台だと、どうしてもデザイン的にミスマッチになると思えました。

女房と話をし、「出来るだけシンプルなデザインがいい!」ということで意見一致‥。

ALC(発砲コンクリート)に漆喰を塗るという方法で作りました。

ALCは、建築業界では「へーベル」とも呼ばれ、優れた断熱性と耐火性を持っています。

加工も比較的楽なのですが、欠点として、工務店さんなどの知り合いがいないと、ちょっと入手が困難なこと‥。

古い家の解体中に、上手く手に入ることもあるそうです。

普通は、ALCで炉台を自作するときは、まず木の枠を作り、それにはめ込んだり打ち付けたりして作る方法がポピュラーですが、ウチは女房の希望と、あと、ウチの薪ストーブは、背後からものすごい熱が出る機種なので、安全のために一切木枠を使わずに作ってしまいました。

そのため、構造も独特なものを持っています。

それについては次回ご紹介します。

Photo_2 炉壁のコーナーは、女房の希望で丸くカット。

角がないと結構使いやすく、安全です。

デザイン的にもやわらかく安心感があります。男の頭では思いつきませんね!

Photo_3 炉壁の後ろは、同じくALCでスペーサーを作り、空気層を設けて、炉壁の熱が壁に伝わらないようにしています。

そして、この炉台の背後には、実はコンセントがありましたが、下の方法でこのコンセントを生かせるようにしました。

Photo_4 炉壁に四角い穴をあけてしまいました。

Photo_5 外すとこんな感じ。ALCの扉にテーパーがかかっていることに注目!

これで、ストーブを使っていないときは、電源として使え、メンテナンスも容易になります。

炉台の表面は、ALCだけでは重いストーブは乗せられないので、セラミックタイルをモルタルで貼りました。

Photo_6 目地は女房のリクエストで赤色。

最初、私は反対していましたが、作ってみると意外に周りと調和し、いい感じになりました。

そして、この炉台の最大の特徴‥。それは!

Photo_7 これです!!!

なんと炉壁の後ろに照明をつけて、間接照明にしてしまいました!!

他の薪ストーブユーザーの方で、こんなアホな細工をしている人は、おそらくおられないと思います。

でも、結構いいです!

もともと部屋の角に炉台がありますから、間接照明が天井まで広がり、とてもきれいです。

また、吹き抜けの天井をまっすぐ抜けた煙突を、バックから照らしてくれ、とてもカッコいいのです!

このアイデアも女房が出してくれたもので、結構作るのは難しくなりましたが、面白いと思ったので、頑張って作ってしまいました。

炉壁の後ろに照明を置くなんて、おそらくプロの方なら嫌がってしまうと思います。

素人の遊び心がなせる技でしょう。

次回はこの炉台をどうやって作ったかご紹介したいと思います!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする