ご存知250年の歴史を誇る鶏料理の専門店です。
東京の地下鉄人形町の駅を降りると
電信柱の「玉ひではこちら→」という案内板が目につきます。
お昼時には長蛇の列。
最初の頃、田舎モノの私は
それが東京を代表する有名店だということを知らず
横目でお店を見るばかり・・・。
ところがついに縁あってその玉ひでへ。
お昼の列は名物の親子丼目当てだということも判明。
数に限りがある上、お昼は予約も受けないので
並んだ順・・・ということになるのだそうです。
じゃあ、是非その親子丼もいただかないわけにはいきません。
そこで、夜、すき焼き(軍鶏鍋)に親子丼がつくコースを体験して来ました。
かなり年数の経ったと思しき上品な器で
突き出しにそぼろ煮、続く前菜に2皿。
胸肉とは信じられないほど柔らかいお肉やとろとろの軟骨、
お持ち帰りしたいぐらいのレバーの煮付けや煮こごり・・・
この時点で目は点。口元はほころび
体はのけぞるほどの未体験ゾーンに入ってしまいました。
おもむろに出てきたメインのすき焼き。
シャモのお肉の部位、6~7種類はあったでしょうか・・・
仲居さんが次々に割り下をくぐらせて取り皿に取り分けてくれます。
特につみれは生涯忘れえぬ味となりそう!
そして“あの親子丼”で〆です。
ふわふわの卵に柔らかい鶏肉。
若干濃い目の味付けに少し頭をかしげながらも
これもきっとこの店の計算であり歴史なんだろうとごくごく納得。
お肉の余韻を残し、最後には旬のあまおうと濃いほうじ茶がまた絶妙。
いまさら何をコメントするか・・・という超有名店。
行けたことへの感謝でいっぱいです。
玉ひで http://www.tamahide.co.jp/
はし置きがカワイイ・・・
私の経験が薄いだけなんだね。
久さんの文をよんでいるだけで
口の中に唾がでてくるよ!
実は軍鶏も食べたことがないけど、
鶏より歯ごたえがあるのかなあ。
親子丼にしちゃあ高額ですけど(笑)
そこらの蕎麦屋のとは一線を画してますね。
そろそろ お花見の季節。
上野公園の花見客を横目にパンダを尻目に、
不忍池の畔“韻松亭”豆腐が売りですけど鳥も悪くありませんよ(^^)v
東京には「老舗」といわれる店がいくつかあるけど
ここもそのひとつに数えられるかも知れません。
同じ老舗でも地方の人間が「あ~」とよく聞く店もあれば
聞いたことのない店もあります。
ここは私にとってもそんなお店でした。
今度は同じ人形町の「今半」が博多駅に出てきます。
ここは牛肉の店。
さすが東京だね。
あこがれて行ったものの
もう2度と足を運ばない店アリ
数回は行っても飽きちゃう店アリ
何度でも行きたくなる店アリ…
その分かれ目はコストに見合う価格と
店全体の雰囲気だと思います。
だからついついいつも行く店は同じになってしまう…
新しい出会いには好奇心と根性(あとマネー)が必要です。