早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/根性と運と

2018年02月26日 | 良縁

2月22日…すっかり昨日までは春めいていたのに
この日はなんと朝からみぞれ混じりの雪… 
1月の出張の際には抽選に漏れて見られず
しかし2月からは先着順、ということでやって来ました。

え?何の話かって?
もちろん上野動物園の子パンダ「シャンシャン」のことに決まってます。(笑) 

9時半の開園目指して私がゲートに到着したのは朝の7時すぎ。
すでに30人弱の人の列でほっと胸をなで下ろしたものの
冷たい冷たい朝です。



後ろを振り向くとこんなかんじ…



傘傘傘でちゃんと撮れなかったものの
このあとオープン時には推定500名… 

約2時間の間に経験したことがないほど凍ってしまいました。
歯の根が合わないを通り越して体が小刻みにふるえ
足先の感覚はゼロ
手袋をしてきたのが何よりの救いでしたが
いや〜まいったまいった!

まずは入場チケットを買わねばなりません。
自販機の前まで移動できたのが開園10分前
8列に並んで待ちます。定刻9時30分ジャストまで門は開きません。
一番右側の列に「年間パスポート」を持った人たちが約100人ほど並んでいます。
この人たちは一足先にダッシュで入園できるはず…



入園してからは園内の左手100メートルほど先にあるテントまで走る走る…
そこで整理券が配られるのです。
「走らないでくださ〜い」
スタッフの声が拡声器から響きますが…みな走る走る(笑)
シャンシャンを見る時間帯が書いてある整理券で 20分刻み
1回の時間帯20分に300名
私がもらえたのは「8時35分〜8時55分」

整理券を手に安心してのんびりしていたら周囲が再び走ります。
あ、そうか。この20分の中に300名が押し寄せるんだ!!
もちろん私も走ります。

パンダ舎の前に再度並び30名ずつにまとめられます。
この長い棒はのそ30名を区切る小道具…



4エリアを30秒ずつ、合計2分…

屋外の運動場が3エリア
お母さんのシンシンの食事シーンに1分半使ってしまいました。
シャンシャンはいずこ!?



室内が残りの30秒…いました!!
今日本中をとりこにしているガキんちょが!
お母さんがゆっくり朝食をとれるように待たされてるんでしょうね。
木の上でもぞもぞしています。
手持ち無沙汰ってかんじ(笑)



あっけなく終了のアナウンス
音声が面白いのでたっぷり聞いてみてくださいね。




これじゃあ年間パスポート買ってでも毎日見に来たくなるなあ…
あまりのかわいさに2時間の修行がウソのように吹き飛びました。
やはり実物は映像とかなり違います。
早く見たからって納得いくシーンではないかもしれません。
コロコロと遊んでいるシャンシャンに出会えるには
運が一番大事かも…

このあとまっしぐらにスタバに向かって全身を解凍した私でした。


 


景 色/BMW vs. Mercedes

2018年02月19日 | 景色

2週連続で東京へ
今週はお天気に恵まれそう…でこの絶景



さて、こちら、一見何の変哲もない八重洲のディーン&デルーカ



実はBMWのショールームなんですよ。



すごい色のi8…マットゴールドです。
私、マットの市販車ってそのうち来るような気がしてますのよ。(笑)



すぐ隣はD&Dのカフェになっています。
食材等の販売はほんのちょっと…
おいしいコーヒーが飲める、というよりは
車を見るついでにのどを潤す感じです。





一方こちらは羽田空港第2ターミナルのメルセデスカフェ
もうオープンして長いですよね。



i8に引けを取らないほどお高いモデルが置いてあります。
ダークなパープルでいかにも悪そう(笑)



このカフェのウリは最近流行中のエッグタルト
なかなか美味ですよ。
BMWとは逆にお茶を飲むのが主で
ゆっくりお茶しながら車をながめていると
なんとなく欲しくなる…というコンセプト(笑) 
車を見つめているお金持ち風の客を見つけると
イケメンスタッフがさりげなく声をかけてきます。上手!



いずれにせよポケットマネーで買えるような車でもないし
人と同じものを持つのが嫌いな私には縁のないメーカーですが
つい立ち寄ってしまう魅力をもつブランドであることは間違いないですね。

このラテだけで 何となくリッチな気分になったわ!

 


景 色/天空の水族館と東京の夜

2018年02月12日 | 景色

東京に雪が積もって首都圏の交通が麻痺した翌週
まだ北向きの斜面には雪がたくさん残っています。



今回の仕事が池袋のサンシャインシティーということで 
仕事の合間を縫って、何年ぶりかのサンシャイン水族館



都内にはいくつかの水族館がありますが
ここ、サンシャイン水族館は都市型アクアリウムの先駆けです。
私が大学生で東京にいる頃オープンしたので足しげく通ったのを覚えています。
東京ディズニーランドオープンの数年前です。
リニューアルしてからは初めての訪問でなつかしい…



都会のセンスが至る所に光ります。
気がついたのは色彩の豊富さ



原色の生物が多い海洋ブースはとってもカラフル
目を奪われます。





人が海に憧れるのは DNAのささやき?



私としては植物との共存が多い淡水、吃水域の展示が好きです。 



昔はイミテーションを使ってましたけどね。 





以前は入り口近くで愛嬌のあるパンダイルカ(ソメワケイルカ)が迎えてくれましたが
この方も健在
生まれて初めてマンボウを見て感動したのを覚えています。



3年前に凍死させてしまったウチのホシガメ…
元気なこの子たちを見ると涙が出てしまいました。
飼い主の不注意で小さな命を失うのはもう2度とゴメンです。
(一番左の子がウチの子にそっくりで…涙)



うれしそうに何をもらっているのかとおもったら
固まった雪?
何でもおもちゃになるんですね。(笑)



ここサンシャイン水族館は地上40メートルの屋上にあるのです。



ここではペンギンも空を飛べる… 





青い空を見つめるアシカの目には何が映っているのでしょう… 



先進各国が生きた動物を展示することをやめる方向に動く時代 
目を輝かせて楽しむ人間の子供たちと
大海原を懐かしむ生き物たちとの折り合いは
どうやって均衡を保っていくのでしょうね…。

さて、夜の東京駅
工事が終わって美しい広場が出現
こちらは皇居方面



冷たい月がかかる東京駅 




(おまけ)
以前お伝えした 娘の引っ越し騒動から早3ヶ月…その後
初めて見る新居は以前のマンションより広く



びっしりと積み上げられた3000冊 
地震で倒れて泣きつくなよ!(笑)



 


良 縁/墓じまい 

2018年02月05日 | 良縁

幼い頃から父にさんざん聞かされてきたこと…
「オレは16代目なんだぞ。おまえは17代目」
長女の私に対して暗に婿を取れ…ということだったのかも知れません。
今となっては何を考えて私に伝えていたのか
アルツハイマーの父に聞いても返事は返ってきません。

その17代目にして女ばかりになってしまった我が家の墓
このたび「墓じまい」することになりました。

以前は出身地の県南の方にあったのですが
祖父の代に熊本市内に新しく建てなおしています。
そこは熊本大学のすぐ裏手で熊本市が管理する墓地の一角
2016年の熊本地震でかなりの被害を受け
この崖も崩れ落ちる寸前でした。
今では市がちゃんと復旧はしてくれたものの
ウチの墓はこの崖の真上にあるので



その被害たるや惨憺たるもの。
まだ手つかずのお墓もたくさんあります。
当初のように骨壺までごろごろと転がっている光景はなくなりましたが…



我が家の墓は



墓石が倒れたまま…



ご住職が出張してくださっての読経が始まります。
もう男性は父と叔父しかいないので寂しい限りです。



読経の間、ご住職が持って来られたおりんに目が釘付け
おいおい、倒れちゃうんじゃ!
カメラの三脚の上に乗っかってるだけ?



なんと底に穴が空いていてネジで留めてありましたとさ。
ご住職自らの手作りなんだって。
全員、ほっと胸をなでおろした次第(笑)

これからはお寺で永代供養をしていただき
マンションのような小さなロッカーに入る事になります。
私は思いっきり海や山で散骨してほしいと娘に伝え
「あなたは18代目なんだぞ!」と伝えてあります。(まだ独身)
そのあとがどうなるかは神のみぞ知る…