早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/明暗

2016年11月28日 | 景色



イルミネーションで輝く博多駅




光を灯るとなんとなく人が集まってきます。
人のぬくもりを求めて… 



今年も始まったクリスマスマーケット 



ステージは盛り上がり



幸せそうな顔した人たちの内心の願いは「来年こそは!」ではないでしょうか…



まだ暖かいから イマイチ売れないのよね〜



本当に盛り上がるのは12月 も半ばから…



でも見ているだけで私くらいの年齢でもウキウキしちゃう! 



買う方も売る方も今宵は楽しもうではありませんか!



小腹がすいたので ラクレットを所望



そんなどんちゃん騒ぎのほんの300m先は…かの陥没現場 
すっかり観光地化して別の意味で賑わってます。



街の明と暗…博多の街っておもしろいですね。

 


美 味/鴨かも

2016年11月21日 | 美味



先日もご紹介した福岡の「IMURI」では
月に1回「竃(かまど)の夕べ」 というイベントが行われます。
毎回ひとつのテーマを設け、そのテーマに沿ったお料理と
そのお料理に合うお酒(飲み放題) が用意され
お値段は破格の1万円ぽっきり!
ただしカウンター10名のみなのでやたらと競争率の高いお席なんです。 
ですから先月はもう満席で、やっと今月来られたという顛末…
そして今月のお題は「鴨」



いつもながら品の良い秋のしつらえ 



手作りのメニュー 



食前酒は 国産のスパークリングワイン(今年のヌーボーで滋賀県産)
なかなかの美味しさで、ついつい飲み過ぎてしまい
そう…



時間厳守のこの席に私が着いた頃にはもう前菜の用意が始まっていました。 



お客様が全員揃い、いつものように井上料理長のメニューの説明です。



1品目。
マコモタケ、しめじ、下仁田ねぎ、洋梨など
旬の素材に薫製された鴨をのせた前菜 
和の素材でバルサミコ酢に見立てたソースがとっても美味

次々に今日のおすすめの日本酒がつがれますが私はやっぱりワイン党



お客様と会話を楽しみながら陽気にお料理を作り上げる料理長とスタッフのみなさん



その幸せなパワーが料理の中にしみ込んでいます。 

2品目はカモのそぼろあんがかかったとろとろに炊き上げられた聖護院大根 
う〜ん、お腹にやさしい…



フォアグラを用意する料理長(わくわく)
目の前でお料理が出来上がって行くのを見るのがカウンターの醍醐味です。



料理長の脇にかわいい温泉玉子を発見!



一番下がフォアグラ、その上がカモつくねのハンバーグ
そして頂上に温泉玉子がちまっと乗って山椒のたれがかかった3品目はのけぞる絶品!



4品目カモの立田揚げ 



5品目は洋のシェフが作ったコンフィ
このもも肉だけがフランス産で
あとのカモは京都産だそうです。 



最後の最後に王道の鴨南そば…キタ〜!
めっちゃ美味しいぞ井上さん!



デザートは上品な甘さのタルトタタン



カウンターのお客様からは惜しげのない拍手が送られてこの会は終了です。

場所をカウンターに移して福岡の夜景を眺めながら
友人達とザクロを使ったカクテル三昧



ザクロにタネがなかったらさぞやいいだろうね…
スマホで調べると種無しザクロは存在するではありませんか!
大都市福岡を後にして、ほっこり田舎に戻ったら
さっそく誰かに栽培してもらおうっかな…
夢がふくらむのは美味しいお料理とお酒のせい?



 


良 縁/食べ物の本質ってなんだろう… 

2016年11月14日 | 良縁



生まれて初めてかもしれない

軽トラの荷台に乗るなんて!
秋晴れのすがすがしい風がメチャ心地いい



西田淳一さんの果樹園へ行く道のりは狭い
途中で私の車を乗り捨ててこの軽トラに乗せていただきました。
軽トラの幅が道ぎりぎり…まるでジェットコースターみたい(笑)

見えてきたのはちょうど収穫時期にさしかかったゴールドキウイ



本日の目的は、西田さんの果物でアイスの商品開発をしたいがための打ち合わせです。
それにしても…
普通の果樹園をたくさん知っている訳ではありませんが
西田さんの畑は下草がたくさん…ススキまで…



西田さんは一風変わった農法で果物を育てておられます。
まずは「自然栽培+有機栽培」



鮮やかな色のジョロウグモを「ウチの従業員」と紹介してくれます。
ここでは雑草や虫たちと共に果樹を育てているのです。



自然の循環に任せると果物本来の力強さが引き出せるはず…
キウイ狩り程度に考えて来ましたが
西田さんの語りは熱い
まるで抗議を聞きに来たみたいです。(笑)



ご自分の仕事に自信と決意と信念を感じます。
そういった点では私のアイスクリームに対する思いとほぼ重なります。
信念を熱く語れないと人を感動させることはできないのです。

もうひとつの特徴は「月読み果実」
月の満ち欠けを利用しておいしいタイミングに収穫するんだそうです。



満月の時には月の引力が強まり、新月の時には地球の重力が勝る…
当たり前のこの営みが、果物にも
私たち人間にも重要に作用しているのだそうです。
この考え方は昔からあったみたいで
自然の中で自然と共生して生きて来た日本人の
DNAの奥の方に根ざしたものなのではないかと考えさせられました。
食べ物の本質を知る…これぞ食育!

で、レクチャーのあとはキウイ狩りをさせていただき



集荷場のお行儀よく並んだ子たち…



実はオリーブも育ててるんだよ…ってわけでオリーブ畑も見学



恥ずかしながら…我が笑顔が今日の結果です。
枝を何本か採らせていただきました。
雲ひとつない突き抜けるような秋の空



実にすがすがしくも楽しく、そしてためになる時間を過ごさせていただきました。
自分の信念に自信を持って生きて行く…
ぶれない覚悟…私も負けてられない!




景 色/ガーデニングワールドカップ

2016年11月07日 | 景色



生き物LOVEな私が初めて触ったかも…

シロフクロウさん



ウチのシロフクロウとどこが違う? 



こちらは小さくてなんともかわいい インドオオコノハズク(ちっとも”オオ”じゃないね)
私のスマホに写った”彼”を見せてやったら自分の姿に興味津々
ウチの子より頭いいかも…



さて、入り口にフクロウの館がある(期間限定?)ここはどこでしょう?



このカットでお分かりの長崎はハウステンボス 



11月に入ったばかりだと言うのに
寒くてかなわんのでまずはホットチョコレート 



本日のお目当ては場内の一番奥なので
ぶらぶらと見物しながらの移動です。 



平日なので客はまばら
修学旅行生の姿が目立ちます。
やはり人気はお化け屋敷 



トイレまで…大人気です(笑) 



さあ、一番奥までたどり着きました。
あれ〜以前にはこんな茂みはなかったなあ… ?



なんとここはガーデニングの世界大会会場
これも作品のひとつです。
マレーシアのデザイナーの作品が金賞に輝いてました。



改めてススキの美しさ、潔さにほれぼれ…
スパイラル状の小道を伝ってこの茂みの中深くまで入れます。 



こちらはドバイのホテルを手がけられた方の作品
チェルシーフラワーショーなどでもご活躍のUAEの女性です。



タイのデザイナーの作品
アジアは高級リゾートホテルも多いので
ガーデニングデザインの質が高いですね。



今年は落ち着いた雰囲気の地味な作品が多いような気がします。



私には庭を造る予定はないですが
植栽の方法、植物の組み合わせ方、カラーリングなどが
ガーデニングの勉強になります。
 


幾何学的にモデュールで 組み合わせる方法



不織布のポットに直に植え付けて壁面を飾る方法



植物の色合わせだって、私にとっては大事な勉強
店のエントランスを飾るウェルカムガーデンを来年はどうしようか…夢がふくらみます。



こちらは自然にできあがったハウステンボスの中庭 



いつもながら夕方の光にまるでイギリスの田舎の風景のよう… 
私にとってはこっちが最優秀賞にふさわしい…



周囲には分譲住宅が立ち並びます。
賃貸に出ている家もあるのですがなかなか魅力的。
町名は「ハウステンボス町」



ハウステンボスを経営するのは旅行大手のH.I.S
私が尊敬する沢田秀雄さんが最近社長に返り咲きました。
新聞報道では、本業の伸びが鈍化して
ここハウステンボスなどのリゾート部門が
会社を支える逆転現象が起きているとか…

何はともあれ平日の場内を見る限りちょっと寂しい…
週末は賑わってるんでしょうねえ。
頑張ってほしいなあ。