早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

No.595 景 色/香港の風物詩

2019年04月15日 | 景色

面白い面白い!
ここはビクトリアピーク
高い位置から街が見渡せて
誰もが一度は足を運ぶ観光スポットです。 



ここに来る足として一番の人気はモノレール
全行程約10分ほどの旅なのですが
これがまた面白い!

上りは普通(ディズニーランドの雰囲気満載!)



ところが下りは… 



日本なら座席がひっくり返るところですが
そのまま後ろ向きでで降りていくのです。
これは愉快な体験でした。

こちらは市内をはしる路面電車
とても便利な足として利用されていますが
時々横転することもあるというアンバランスな形…
ハリーポッターに似たようなバスが出て来たのを思い出しました。



狭い香港ならの風物詩ですね。(笑) 


 


No.592 景 色/香港の光と影

2019年03月25日 | 景色

特派員として香港に赴任している娘に会いに香港に行って来ました。
だいたいのアジアの主要な各都市には行きましたが
実は香港は初めて! 
あまり興味を惹かれることもなかったため
今まで行く機会に恵まれなかったんです。



福岡からは3時間半ほどで手軽に行ける香港
私が大好きな台湾の西側です。 
事前に知っていることといえば
もと英国領だったこと
面積が狭いので世界一の家賃だということ
そしてお金持ちの住む街だということ… 



その通りだと感じたのは
まずは娘のアパートメントの近くにあるマクラーレンのショールーム 



車に興味のない方ならご存知ないでしょうが 
中古車でも2〜3000万円はするスーパーカー
まして香港は車両価格と同等の税金がかかるというから驚きです。 
買う人がいるんだ…! 

たくさん走っているレクサスも
こんな特注なのか玉虫色のが走ってたりして…



税金が高いのは土地が狭いので
できるかぎりマイカーには乗って欲しくないということなのでしょうか?
それにしても聞きしに勝るバブリーぶりです。 

ところが一方では
もちろんそんな人たちだけで街が動くはずもなく



日曜になると目抜き通りに集まってくる人たち… 



なんと全人口の20人に一人がフィリピン人
そして全就業人口の10%が
フィリピンからの女性ハウスメイドさんで占められているのだそうです。
お休みは日曜日だけ。
こうやって集まることで友達と再会したり
お国の話をしたり、 物々交換したり、一緒にお弁当を食べたり
祖国に送る荷物を扱う業者さんまで繰り出して商売しているありさま。

この人たちで香港の富裕層の暮らしは成り立っているのですね。



早速この街の光と影を見ることができました。 


No.591 景 色 / 東京は心臓に悪い

2019年03月18日 | 景色

毎度毎度、飽きもせずに通っています。
青山フラワーマーケットのカフェです。 



と言っても実は久しぶり… 
11時のオープン時に行っても長蛇の列で
ここ数回は諦めて帰って来て
いるのです。
今回はオープン前から並んでやっと座ることができました。
今日のテーマはチューリップ



ダークな大人びた雰囲気のチューリップが迎えてくれます。
とにかく花屋さんなので花に囲まれることが幸せ



いつものフレッシュハーブティに 



季節のフレンチトーストに興奮
さすがは花屋さんのしつらえ。



食後は青山〜原宿の裏通りを散策 



東京の緑が多いのには本当に驚かされます。



路地植えでこんなに大きくなるなんて 



生活に余裕とゆとりがあるからこその緑
東京に限らず世界の主要都市はどんどん緑化を進めているようですね。
台北でも玄関周辺には必ず鉢植えが置いてあったし…

好奇心で立ち寄った新しくできた日本橋の高島屋S.C
なんと入口の休憩スペースはまるでジャングル



雑誌で店名は知っていましたが
初めて見る東京の人気ボタニカルショップのSOLSO
予定外の出会いに大興奮



さて、一度来てみたかった
ここも知る人ぞ知る有名なショップ
原宿駅から歩く歩く…(執念)



盆栽を中心に手軽だけど質の高い植物を扱うNEO GREEN
私の行動範囲内(丸の内)に支店があったのですが撤退されたので
ここ、うんと歩くところにある本店を訪ねてみました。
春まだ浅いというのに汗だく(笑)



そこで出会った小さな大木にまたまた興奮
20センチほどなのに樹齢12年のケヤキです。
一目惚れで連れ帰りました。
あ〜 植物ってほんと奥が深いですね。
あ〜 私ってほんと欲が深いですね…



素敵な出会いに興奮したり 
息を切らせて歩いたり…
ホント東京は心臓に悪い!

 


No.586 景 色/ドキドキ長崎ランタンフェスティバル

2019年02月11日 | 景色


2年前のブログです。
もう2年経ったのかあ.....
まだ2年かあ.....

複雑な思いがあるものの
もう本当に連れていけない状態の両親と行けたことは
最高の思い出になりました。
やはり思い立ったら吉日って、その通りですよね。


        



私が毎年のように長崎のランタンフェスティバルに行く事は
このブログを見ていてくれている皆様はよくご存知のはず。
でも、今年は何度も肯定否定を繰り返し、悩みに悩んだ末
認知症の両親をつれて行きました。 

悩んだ理由のその1 熊本の実家から片道220キロ以上あること
その2 ランタンですからもちろん夜…行けば帰りは遅くなるのは必定です。
その3 驚異的な人出で混み混みなんです。迷子にならないか心配



おまけに長くは歩けない2人…
会場近くに車を停めたい… 一番の悩みは駐車場です。

心配をよそに、平日の早い時間だったため
満車表示だけど1台だけ会場の目の前の駐車場に停める事ができ
まずは第一関門クリア! 

まだ明るい時間帯だったので早めの夕食です。
会場には美味しそうなB級グルメがたくさん



私一人なら、間違いなくそのへんのモノを立ち食いして回るんだけど



年寄りに立ち食いは無理でしょう… 



で、ネットで下調べをした人気店を探します。 
どこも美味しそう!



ここがいいんじゃない?
見ているうちに両親もちょっと空腹 



どこに入っても「30分待ち」と言われるのでしかたない…
暗くなるのを待つ意味もあるので、ある1軒に入って待ちます。



待つだけ待ったのに小食な3人(笑) 
やはりこれははずせない角煮まんを各自1個ずつと



地獄の釜のお湯もここまでは熱くなかろうと思われる
アッツアツの春巻き(ベロ大やけど)1本ずつ
それにシュウマイを3個ずつ…それだけ(笑)



でも東坡肉(とんぽうろう)はふわふわ。 薄味の味付けで絶品でした。(江山桜さん)

さて、だいぶ暗くなってきました。こうでなきゃ!
中華街のメインストリートもいい雰囲気



ここは中華街のつきあたりのメイン会場 
門をくぐると



仮設テントの天井には色とりどりのランタン 



これこれ、これを見なきゃ 



中国の旧正月のお供えです。 
ぜーんぶ本物!
お線香を供えながら「さっきは美味しくいただきました!」とお礼(汗)



会場は 赤を基調にした様々なランタン



ひとつひとつは悪趣味だけど、これだけたくさんあると美しい 







なんだかイベントが始まるのかな?
皆が何かを待ってます。 



保存会の方々の長崎伝統の龍踊りが会場に入ってきました。 
龍踊りなんで何十年ぶりだろう!



「もう帰ろう」と言うかと思ったのに、両親も見入って動こうとしません。
そこに全国でただ1グループだろうと言われる女性のグループ
女子校の生徒さんたちの深紅の竜も登場(あ、頭欠けちゃった)



2匹の竜が踊り交わします。壮観! 



フィナーレは新年の大はしゃぎ(笑) 



静かに川面に映るランタンの光 …



それから車をぶっ飛ばしての2時間半
帰路で私の頭に浮かぶのは「やっぱり連れて来てよかった」 の充実感
だって最後にこの笑顔なんだもん!(認知症って普段は表情ないのよね…)
これってプライスレスですよね!

 





 


No.584 景 色/台北に慣れたら.....

2019年01月28日 | 景色

台湾はデザイン大国
目に入るもの全てがなぜか懐かしく郷愁をそそるのは
「日本ももしかしたらこうなっていたかも.....」と思わせる
心の琴線にふれる何かがあるから、と私は解釈しています。

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ここは日本統治時代の酒工場跡地を利用した「華山1914文創園区」 
さまざまなデザインに出会えるアート&イベント空間です。



建物が古いので植物と一体化してる..... 





気になるお店があるとゆっくりと見学 
だいたい雰囲気にピンときたら
まず間違いはありません。



お店の周囲にはかわいらしい小鳥さん 





店内にも.....



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ここは台北市のお隣、新北市にある「惠中布衣文創工作室」
昨年も訪れた台湾を代表する染色家の
鄭惠中(ヂェン ホエジョン)先生のアトリエです。



様々なパターンの素材の良い綿の服が
それこそ本当に様々な色で展開されています。
次々に染料に色を加えながら染めていく技法なので
微妙に違うグラデーションは同じ色がないくらいです。



というわけで
迷う迷う(笑)



何時間過ごしたことでしょう.....

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ここ。素敵な建物に素敵な店が同居しています。
書体は違えども統一感のある看板を見れば
ここが只者ではないお店の集まりだということが分かります。



そのうちの一番左側のお店はカフェでした。
クールにお兄さんがドリップコーヒーを淹れてます。



店内は結構賑わっていましたが
その理由はコーヒーが来てみて納得!



ホットは右手前のカップでそのまま
アイスにしたければ試験管の中に入れて冷やし
左手前の氷が入ったグラスでいただく.....

なんてオシャレな!
これまた台湾茶につながるような繊細なしつらえです。
同じコーヒーをホットとアイスで同時に飲み比べる.....
初めての体験で得たものは
コーヒーってこんなに味が変わるんだ!ということ。

サンキュー台湾!!



最後は雨の九份でした。(笑)