早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/屋久島の植物たち

2016年01月25日 | 良縁



正月明け、1泊2日で大好きな屋久島に行ってきました。

毎年来るね!と言い残しておきながら
気がつくと2年半もたってしまいました。

今回は旅の目的のひとつ
屋久島に元気に育つ植物たちとの出会いのレポートです。

空から見た屋久島
2000m 近い九州一高い宮之浦岳 が海岸線から一気にそそり立つため
この島では日本列島全ての季節が同時に存在すると言われています。



福岡空港からプロペラ機で小一時間



ローカル色満載の屋久島空港 



意外と知られていませんが屋久島はお茶の産地 
まあ、鹿児島県自体がお茶の一大産地ですからね。



県道から1歩入ると巨大な植物が迎えてくれますが
これはよくホームセンターに売ってあるクワズイモ 
ただし背丈を超える大きさ!



こちらはガジュマルの木 
なんと1本の木ですよ!



上を見上げると …まるで映画「アバター」の世界



こんな実がなるんですね。 
大きさは梅の実ほど



このガジュマルの近くにあるフルーツ園 
フルーツというよりはまさに私好みの「観葉植物園」
これはヤシの木にあらず、ヘゴなんですよ。



1ヶ月に35日雨が降ると言われるほどの屋久島 
平地では霜が降りる事もないので観葉植物には最適の環境です。



巨大なタコの木 



 これはかなり古い植物でスギナの仲間
なんだかナウシカの世界に出てきそう… 



みなきらきらと幸せそうです。 



実にうらやましい環境
なんだかウチの植物たちに申し訳なくなってしまいます。 



最後にこれ…おもしろいでしょう?
スマイルの木って! 



クッカバラの仲間で、葉っぱが落ちた跡なんですって。 
笑わせてくれます。

一応フルーツ園なので園内散策のあとにはフルーツのサービスつき
全部ここで採れたフルーツなんだそうです。
やっぱりいいなあ…屋久島



次回は屋久島の景色をお届けします。 (でも今回は屋久杉なしの旅です)
 


美 味/京の味

2016年01月18日 | 景色



今回の収穫のひとつにこのお店があります。
大晦日の京都のランチなんてどこも座れないだろうからと
珍しく娘が気を利かせて予約してくれた店
丸太町の路地を入ったところにひっそりとたたずむ
「プチレストランないとう」です。



ここは10席ほどのカウンターと座敷のある
とんかつのお店です。 

店に入るなりうなってしまいました。
なんて美しい厨房でしょう!

店構えからは純和風の内装をイメージしたのですが
厨房まわりはぴかぴかのステンレスで実に整然とレイアウトされ
積み上げられたのは白い洋食器…
これは神楽坂あたりのちょっとしゃれた洋風居酒屋さん



Nespressoマシーンをいさぎよく客に見せてるあたりが逆におしゃれです。



店主と奥様でしょうか… 
それにしても実にシステマチックに配置された厨房です。
パン粉と小麦粉がステンレスのひきだしの中に収まっています。



前菜は堀川ごぼうのてんぷらと大根のフライ 



常連(?)の娘が特別リクエストしたメインは
手前がステーキ、奥が牛カツの2種盛りでボリュームある一皿 



なんと!お箸で切れるほどの柔らかい牛カツに驚き! 
おまけに旨いの何のって…!!

そして盛りつけを見て気がつきました。
この店は上手に和洋折衷してありますが
きっと店主はホテル出身の洋食のシェフですね。
だってワインの品揃えも充実してるんですもの。

いや~満足満足
いい店を紹介してくれる大人の女性になった娘に座布団1枚です。(笑)

こちらは初詣の北野天満宮の境内にあるお餅屋さん



北野天満宮で催された豊臣秀吉の大茶会は有名ですが
その際にここの羽二重餅を太閤がいたく気に入られ
店主の名前をとって長五郎餅と命名されたとのこと



柔らかくて甘さ控えめのお餅に舌鼓 



北野天満宮を出るとすぐのところにこんな店を発見 



ポルトガルのお菓子といえばもちろんカステラ
もし牛乳があったら入ろうと決めてのぞくと
ありました!
鉄壁の組み合わせが!
おまけにさすがは学問の神様…合格祈願カステラです。(笑)



さて、旅館という旅館から断られたので、今回は娘のマンションにお泊まりです。
おせちは贅沢に和久傳にお願いしてあったので
本店まで取りに行きました。



梅の枝が添えてあります。 



膨大な品数のお品書き



これで2人前です。 



どこから取ればいいのか迷うほど
ぎっしりと隙間なくかつ美しく詰めてあります。 
さすがです。
味も薄味できっと日持ちはしないでしょうね。
2人で一度には食べきれない量でしたが
これほどのおせちは人生初体験

もちろんお値段も初体験でしたけど… 
こういうのを「清水の舞台から飛び降りるつもりで」って言うんでしょうね。(笑) 

 

 


景 色/京のにぎわい

2016年01月11日 | 景色



あまり人ごみが苦手ではない私
京都の賑わいを求めて
やって来ました大晦日の錦市場 

ここは「ブラタモリ」で見ましたね。
部屋の中に突き抜けている鳥居



わお! 



大好きな有次もゆっくり見てられません。



売り切れたぞ!
おつかれさまです。 



いつの間にか2015年が暮れようとしています。



美しいたそがれの京都



さて 、こちらは八坂神社
おけら詣りが見たくてやってきました。

長い縄に境内のかがり火を移して家に持ち帰り
その火で雑煮を焚いて無病息災を祈ります。



その縄がなんと1本700円! あまりにも暴利すぎない? 



消えないようにくるくる回します。



ふと横を見るとなんだか見たことのある顔が… 



周りの人に声をかけながら火をつけてあげてます。 



オフの時間には一般人との接触を嫌う芸能人が多い中
とても気さくに人々に接してるみのもんたさん。
さすがですね。 
最後に素敵な人にお会いできました。





さあ、年が明けて元旦の初詣です。 
京都の初詣の4大メジャーといえば
伏見稲荷、八坂神社、下鴨神社、そして北野天満宮です。
やって来ましたここは北野天満宮

あはは…すごいすごい!



梅の枝に小さなひょうたんと短冊が下げてある縁起物をゲット 
水にさしておくと梅の花が咲くそうで楽しみです。



そしてこちらもすごい。
最近人気急上昇中の伏見稲荷です。 



人の波にもまれながら進んでいくと 
そのまま千本鳥居まで来てしまいました。
このまま進むとなかなか戻って来られません。
列から離れて



狛犬ならぬ狐さんたちを観察 
玉、巻物、鍵、稲穂の4頭です。
こちらは玉



かぎ(ゴーストバスターズを思い浮かべるのは私だけ?)



こちらは稲穂 



巻物



稲荷駅の構内は入場制限 



さて、次回は「京の味」です。 

 


景 色/京のしつらえ

2016年01月04日 | 景色



あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしゅうお願い申しあげます。
さ、早生者日記…今年の第1回目をいきますえ!



娘が京都に赴任している間にと

生まれて初めての京都の年越しを体験することになりました。

事前に想像を巡らす「京都の年越しのイメージ」は
街中に響き渡る除夜の鐘
静かできーんと冷え渡った厳かな元旦…

あ、梅が咲いてる!
だって結構暖かいんですもん。
イメージとは少々違いますが… 



でも一応は寒そうないい景色



京都の玄関先にはどんなお飾りがあるんでしょう…
歩き回ってみましたが、なんと
しめ飾りのないおうちが結構多いのに驚きです。



やっと見つけた! 



あ、幾松さんのお宅だわ。 



旅館とかの商売をされている玄関口はこんな感じ



普通のお宅はあってもこんなかんじでセンスがいい



季節感たっぷり



円山公園内でちょっと休憩 



店内にも京都らしいしつらえが… 



出て来た和菓子も取り皿も、お箸すら上品です。 



本当はこのあたりに泊まりたかった …俵屋



お向かいの柊家



夜もふけてきたので年越しそばをいただきに



やはり京都はにしんそば 
そばがあまり得意ではない私でも分かる美味しさです。



こちらは年明けての伊右衛門カフェのしつらえ 



 店の中にも京都らしさが



福寿草… 



相変わらずかまどでご飯を炊いてくれてます。 



ランチに京都の白みそのお雑煮が付いていました。 
うっすら甘みのある上品な味



老舗に行っても、新しい店にいっても
それなりの京都のしつらえを感じます。 
演出上に仕組まれたものだとは知りながらも
ちょっといつもと違うお正月に大満足です。


次回は「京の賑わい」です。