早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

美 味/日本一の創作串揚げ

2014年12月29日 | 美味



        2014年最後のブログは大げさなタイトルになりました。

        日本一…と言ってもいったい何軒串揚げ屋を知っているのか…
        でも私が知る限り、ここのお店は日本一。

        福岡市中央区の荒戸にある創作串揚げ屋さん「イング」
        地下鉄の大濠公園駅からすぐの場所にあります。

        

        店長は23歳でこのお店を立ち上げた強者
        もくもくと串を揚げる姿はもうすでに親方の風貌すら感じられます。

        

        ここの串はひとつひとつが小さくて
        女性の私でもコース全て=20本を軽くいただけてしまいます。
        そして「小さい」ということがいかにこのお店がすごいのかを物語っているんです。

        これが基本
        日本画に使う梅皿にソースが7種類
        お通しに生野菜

        

        毎月変わるコース 今月は…

        

        見た途端に興味を惹くのは
        「数の子の烏賊巻き」

        

        数の子を揚げるなんて初めてです。
        ぷちぷちの食感が最高!
        これ、もしおせち料理で数の子が残ったら(私にはありえないけど)
        是非お試しあれ!驚きですよ。

        これは定番の白身魚
        何と言ってもこのたっぷり乗っかったネギが美味
        私の大のお気に入りです。

        

        こちらも定番の「すき焼き」
        玉子の黄身をつけていただきます。
        これだけ追加で頼まれるお客様も多いのだとか…

        

        このあたりがイングのすごいところです。
        お肉に春菊、糸こんにゃくまで入って小さくまとめる技術
        仕込みがいかに大変か、職人技に脱帽です。

        ニンニクがたっぷり効いたローストチキンにオリーブのペーストが美味

        

        出汁につけていただく「博多雑煮」

        

        「アボガドとトマトのライスコロッケ」
        絶品!

        

        最後は「三食団子」
        ここまでいくと串揚げというよりまるでフィギュアです。(笑)

        

        あっという間に20本完食してしまった…。

        熊本に移り住んでも時々は足を運びたい
        できればそのうちに一緒におもしろい商売をしてみたい
        そう思わせてくれるお店です。
        お近くにお寄りの際には是非一度いかがですか? 


        話し変わって…
        飲んで福岡―熊本を往復するには高速バスが一番
        和水町の自宅もバス停から徒歩3分ですし、かかる時間は小一時間
        週末は24時過ぎまで便があります。
        で…

        天神バスセンターのトイレ!

        

        なごむなあ… 


        2014年もあとわずか
        今年も毎週おつきあい下さりありがとうございました。
        来年が皆様にとって良き年になりますよう
        遠く離れていても
        手の届くほどの近くにあっても
        皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
        
        新しい年もASOジャパン、JIN-ANともども
        どうぞよろしくお願いいたします。 




美 味/お隣さんはカキ小屋! 

2014年12月22日 | 美味



        もう何回かご紹介したと思いますがカキ小屋です。

        昨年までは「福岡・玄界灘の冬の風物詩」でしたが
        今年からは「ウチの裏手のおとなりさん」 になりました。
        だって窓から見えてるんですもの…

        

        九州で一般的に有名なカキ小屋は福岡は糸島半島
        冬の玄界灘を吹きぬける北風厳しい寒さの中 
        何件も軒を連ねるビニールハウスの中で
        パン!パン!とカキが弾ける音と
        頭からカキの海水をかぶって悲鳴をあげる 人々の熱気がすっかり冬の風物詩に。

        でもここは熊本の田んぼの真ん中
        お世辞にも雰囲気がいいとは言いがたい環境ですが
        スタッフの方々はわざわざ長崎は島原半島から出稼ぎ(?)に
        冬の間だけここ和水町に来ておられるんです。

        

        価格やメニュー構成、食べるスタイルは福岡と大差はありません。
        入り口の大きな水槽にはカキがいっぱい!
        一人前がこのざるに入ったカキの量です。

        

        こちらも魅力的 …長崎の海の幸

        

        家を出る時に電話1本いれておくとすでに炭火がまっ赤におきて用意万端 
        さっそく活きたカキを無情にも地獄の苦しみに。

        

        しばらくすると他のものも乗ってきちゃう…もうごっちゃごちゃ!

        

        カキは平らな方(石にへばりついてる側)を先に焼き
        1分半ほどでひっくりかえします。
        そうするとパン!とはじかないで自然にふたが開くんです。
        これは福岡では教えてもらわなかった技。

        

        カキ小屋のルールは「美味しくても食べ過ぎない事」
        海のミルク…とも言われるカキは栄養価が高すぎて
        食べすぎるとお腹をこわしがちです。

        で、他のものも…熊本は天草名物クルマエビ

        

        こちらは長崎名物のウチワエビ 

        

        エイリアンの幼生にそっくりですが
        そのルックスからは想像できない美味しさ
 
        伊勢エビにせまるお味です。
        これなら顔にびたっと飛びつかれても幸せかも…(笑)

        

        最後の〆はいつもの焼きおにぎり 
        お醤油をたらしてかりかりに焼き上げます。

        

        お腹いっぱいになっても3000円
        「おとなりさんはカキ小屋!」
        なんたる贅沢 なんたる幸せ 

           ※営業は3月の初旬までです。
             カキ小屋体験をご所望の方は早めにご連絡下さい。ご一緒しますよ 



 


良 縁/CORAL & TUSK

2014年12月15日 | 良縁



        私が大好きなブランド「コーラル・アンド・タスク」

        珊瑚と牙…どういう発想なんでしょう? 
    
        私がこのブランドに初めて出会ったのは3~4年ほど前
        福岡のあるお店で目にして以来の仲です。
        でもまだ出来て9年目のブランドなんですよ。

        女性デザイナーの出身地はニューヨークのブルックリン
        世界中を旅して出会った自然や動物たちがモチーフです。
        シュールなイラストの動物をそのまま刺繍にしただけなのですが
        何とも惹かれるものを感じずにはいられません。
        初めて手にしたのはこのクッション

        

        意味合いとしては食物連鎖?輪廻転生? …理解不能
        無着色のリネン生地に最低限の色を使った動物たち

        次に手に入れたのはちょっと変わった作風で半立体

        

        ポケットの中に小さなビーバーの人形が入っています。
        もちろん出し入れできます。
        ちょっとしたしつらえがすごくかわいい…

        

        こちらもポケットつき
        馬とラバが恋をしてロバが生まれた…? 意味不明
        ハートのポケットにすっぽり収まっていてかわいいです。

        なくてもなんら生活に支障のないもの
        人はそれを「雑貨」と呼びますが
        私にとってはちっとも「雑」じゃない 
        発想の「糧」であり、生活の「泉」なんですよ。 

 


景 色/Life is a Gift

2014年12月08日 | 景色



        ウチの会社では毎年の年末に
        社員めいめいが
翌年の干支(博多人形)を買い揃えます。
        今年も福岡の人形問屋「博多人形いとう」さんにお願いしておいたので
        師走の博多の街を眺める目的半分で出かけてきました。 

        訪れる度にとっても楽しいお部屋に通されます。
        とにかく博多人形、人形、人形…

        

        いいものはガラスケースに陳列 

        

        おやっと思って見たら大好きな中村信喬さんの香合が… やっぱりいいお顔だわ

        

        長崎出身の2代目中津井社長はとっても気さくでお話好きな方 
        博多人形を世界に広める話をしているうちに
        お忙しいのについつい長居してしまいました。

        

        私がいただいた干支の未さんも信喬さんタッチ 

        

        師走の博多の街…最近天神にオープンして話題のパルコの新館 
        やはり人気店には列ができています。(あまり興味なし)

        

        嬉しいですねえ、私の好きなファーイーストバザールや
        スープストックトウキョウなど九州初のお店がたくさん
 

        

        コンランショップもすっかりクリスマス

        

        バーニーズNYのウインドウディスプレイもとってもおしゃれです。

        

        夢があります。

        

        すぐ横の警固公園 のクリスマス市で見つけたステキな風景

        

        年末の防災、防犯…よろしくお願いしますよ! 

        

        博多駅周辺もクリスマスどっぷりです。 

        

        クリスマス市かあ…日本でいち早くやりたいと思っていましたが
        もう遅いなあ… 

        

        そしてこの日見つけた一番ステキなもの… 
        天神岩田屋のポスターに感動

        

        そう、その通りだと思います。
        中津井社長や博多人形たちに出会えたのも
        ステキな町並でステキな時間を持てたのもすべてそう…
        Life is a Gift ですよね。
        そしてこのブログをいつも読んで下さっているあなたも。
         

         


美 味/京都の牛と豚

2014年12月01日 | 美味



        さて、今回は京都のお料理2題です。

        まずは牛肉から… 

        以前から寺町を歩いていて気になっていたそのお店
        かなり古そうな店構えは周りとは異質のものです。
        今では電気なんでしょうがガス灯の温かな明かりがとってもレトロ

        

        すきやきの「三嶋亭」は地元では知らない人がいない名店だとか…
        じゃあ一度は入ってみなければ!

        

        創業明治6年
        最高級の黒毛和牛が堪能できます。

        

        もちろん客は食べるだけ
        笑顔のお姉さんが全てやってくれるので極楽です。

        

        八角形の浅い鉄鍋にお肉を並べ
        上からお砂糖と割り下をかけるだけなのに
        とろけるような柔らかい肉にはあっという間に味が染みます。

        

        え、もう終わり!?
        デザートはとろっとろに熟した柿でした。

        

        確かに美味しいです。
        でもこの量とサービスでこの値段はないでしょう!
        周りは外人さんが多いような…
        一度は話しのネタに来てもいいかな…レベルの「名店」ですね。

        お次は四条烏丸の交差点からもほど近い
        六白黒豚のお店「くぐり鍋 六白屋」

        

        路地の奥なので見つけにくいですが
        こちらはウチの大のお得意様
        三嶋亭に比べると肩肘はらないリーズナブルなお店です。

        まずは季節のお通し

        

        日本海の味が続きます。

        

        これにはちょっと感動
        牡蠣と柿のてんぷら…どちらも甘くて美味しいことこのうえなし!

        

        主役の六白黒豚の登場
        ちょっと調べてみました。
        これはバークシャー種という黒豚で
        鼻と尾と4本の脚が白いので「六白」
        脂身が甘いのが特徴です。

        

        ちっともべたつきがなくてさっぱり
        脂身だか赤身だか分かりません…ってか脂身の方が美味しい!
        オーナーが店名にするくらい惚れ込んでいるのもうなずけます。
        こんな豚肉はここでなければ食べられません。
        最後はもちろんウチのアイスクリーム

        

        真っ白な塩のアイスと白玉に真っ黒な黒豆…
        何の変哲もないウチのアイスを美しく演出して下さいました。
        
        「三嶋亭」に1回行くなら「六白屋」に3回来られます。
        あなたならどっちを選ぶ?