早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/大坊珈琲店

2012年07月30日 | 景色

 

        めったに来ない青山です。
        表参道の交差点の近くの大坊珈琲に寄って行きましょう。
        

                 

        喫茶店・・・と分類するにはちょっと失礼かも・・・
        
コーヒーを心から愛する人のための
        
知る人ぞ知るコーヒー専門店です。

        
創業は40年ほど前、
        
写真を撮るのに苦労するうす暗い店内は
        
コーヒーと本を愛する人のためのお席が約20
        
もちろん禁煙じゃないから私みたいな人間には長居はできません。

               

 

        コーヒーの種類はいたってシンプルですが
        
慣れないと選ぶのに苦労します。
        
だってブレンドは豆と水の割合をかえた5種類だけなのです。
        
たとえば豆20gに水100ccとか
        
豆25gに水50ccとか・・・
        
お願いすると店長が1杯ずつネルドリップで入れてくれます。

                 

        その入れ方の素晴らしいこと!
        
まるで茶道のお手前を見るような美しい所作で
        
常に最高の1杯を用意して下さるのです。
        
しばし見とれてしまいます。

        
このコーヒーには間違いなく“愛”が入ってるな・・・
        
窓の外は8車線の青山通り。
        
しかし喧騒から隔たった店内の空間は
        
ともすると昭和の時代から時が止まっているのかも知れませんね。


        
BOOK Japanから http://bookjapan.jp/repo/series5/s5_0901_02.html

 


美 味/Cafe & Meal MUJI南青山

2012年07月23日 | 美味

        

        週末によく訪れるお気に入りのCafé MUJI
                九州では福岡のキャナルシティの中にある1軒だけです。
        ところが首都圏には「Café & Meal MUJI」という店舗があり
        大学時代の先輩が内装を手がけられたとの情報あり。
        早速“お勉強”に行ってまいりました。
        
久しぶりの南青山骨董通りです。

               
        
        
店名にミールが付くだけあって
        
カウンターにはずらりとデリが並びます。

               

        その中からいくつかチョイスするスタイルです。
        
迷いながらも暖かいデリを1品、冷たいデリを1品
        
全粒粉のキッシュプレートにつけてもらいました。

                 

        暖かいデリは夏野菜を煮たもの
        
冷たいデリは豆乳を使った豆腐一歩手前のもの
        
どちらのチョイスも大成功
        
キッシュは上に赤味噌が乗り絶品でした。

                 

        たかだか無印良品とあなどるなかれ。
        
過ごしやすい快適な空間とヘルシーな食事は
        
私のライフスタイルにもマッチします。
        
是非また訪れたいお店です。


        
Café & Meal MUJI  http://www.muji.net/shop/cafemeal.html

 

 


美 味/パン・ド・ロデヴ

2012年07月09日 | 美味



        最近通いつめてる熊本のパン屋さんニュイ・テ・ジュール
        
ここに面白いパンがあります。
        
その名は「パン・ド・ロデヴ」
        
天然酵母と相性がいいとされるスペルト小麦を使った
        
加水量の多い酸味のあるハード系のパンです。

                 

        
        スペルト小麦は品種改良を行う以前の原種で
        
古代エジプトで栽培されていた最古の穀物と言われています。
        
最近ではアレルギーの人にも安心だし
        
驚くほどの栄養素を含んでいることが判明したんだそうです。
       
(そう言えば8年前のエジプトでこっそり撮影に成功したこれかな…?)

                 


        直径40センチほどの大きなパン・ド・ロデヴを切ると
        
まるで蜂の巣のような大きな気泡が現れます。
        
もちもちとした食感と小麦の香ばしさが引き立つ絶品。

               

        
        とっても作るのが面倒だそうですが
        
毎週1回の製造が予約でいっぱいだとか…さもありなん!
        
かなり前から予約してやっとゲット
        
苦労した甲斐ありました。
        
でも焼きたてが食べた~い!
       
(後でお聞きしたら焼きたてより冷めたころが美味しいんですって)



景 色/九 分

2012年07月02日 | 景色



        台北から車で小一時間

        海岸沿いの町「九分」(本当はニンベンに分の字)

        いつも真昼間に訪ねてばかりでしたが

        今回は雰囲気バツグンの夜の観光です。

        最近では「千と千尋…」のモデルになった町として有名。

        独特の雰囲気に酔うことができます。

 

        雨…(涙

               

 
               

        
        滑る階段 狭い通路でぶつかる傘

        でもこれもまたいいカンジ。

        この幻想的な風景は台湾の人たちにとって

        郷愁を誘う原風景なんだそうです。

        宮崎駿監督は茶芸館に丸一日座って何枚もスケッチを描き

        「千と千尋…」の構想を練り上げたといいます。

               

        中国ではよく見る花文字

        ものの数分で仕上げてくれるお手並みはすごい

        女性へのおみやげには喜ばれます。

               

        九分名物の芋圓ははずせません。

        基本的に台湾スイーツはすごく上品

        タロイモやサツマイモで作ったおだんごが

        薄味のぜんざいに浮かんでる…と想像して下さい。

        白玉に似てるかな…とっても美味かつヘルシー

        おまけに店番はネコくん。
               

 

        ほんの数百メートル四方の小さな町

        ガイドさん曰く「二度と戻れなくなるから路地には入らないように…」

        何度来てもまた訪れたくなるのは

        現世と隔たったような

        “神かくし”一歩手前の危うさのせいでしょうか…