早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

No.584 景 色/台北に慣れたら.....

2019年01月28日 | 景色

台湾はデザイン大国
目に入るもの全てがなぜか懐かしく郷愁をそそるのは
「日本ももしかしたらこうなっていたかも.....」と思わせる
心の琴線にふれる何かがあるから、と私は解釈しています。

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ここは日本統治時代の酒工場跡地を利用した「華山1914文創園区」 
さまざまなデザインに出会えるアート&イベント空間です。



建物が古いので植物と一体化してる..... 





気になるお店があるとゆっくりと見学 
だいたい雰囲気にピンときたら
まず間違いはありません。



お店の周囲にはかわいらしい小鳥さん 





店内にも.....



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ここは台北市のお隣、新北市にある「惠中布衣文創工作室」
昨年も訪れた台湾を代表する染色家の
鄭惠中(ヂェン ホエジョン)先生のアトリエです。



様々なパターンの素材の良い綿の服が
それこそ本当に様々な色で展開されています。
次々に染料に色を加えながら染めていく技法なので
微妙に違うグラデーションは同じ色がないくらいです。



というわけで
迷う迷う(笑)



何時間過ごしたことでしょう.....

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ここ。素敵な建物に素敵な店が同居しています。
書体は違えども統一感のある看板を見れば
ここが只者ではないお店の集まりだということが分かります。



そのうちの一番左側のお店はカフェでした。
クールにお兄さんがドリップコーヒーを淹れてます。



店内は結構賑わっていましたが
その理由はコーヒーが来てみて納得!



ホットは右手前のカップでそのまま
アイスにしたければ試験管の中に入れて冷やし
左手前の氷が入ったグラスでいただく.....

なんてオシャレな!
これまた台湾茶につながるような繊細なしつらえです。
同じコーヒーをホットとアイスで同時に飲み比べる.....
初めての体験で得たものは
コーヒーってこんなに味が変わるんだ!ということ。

サンキュー台湾!!



最後は雨の九份でした。(笑)

 


No.583 景 色/台北に着いたら.....

2019年01月21日 | 景色

今回の台北行きはバニラエア
福岡空港からは片道1万円以内というありがたいLCCです。
かかる時間も2時間ちょい.....
仙台や新千歳に行くような感覚で
もっとずっとお安く行けるんだから行かない手はありません。



台北に着いて初めて口にしたのは
鼎泰豊を待っている間に買い食いした甘栗
滞在中の3日間、すらっと皮がむけて美味しい栗でした。





で、まずはお決まりの鼎泰豊本店
日本のメニューにはない「海老とへちまの小籠包」(10個で約1,200円也)
これが食べたくて来てると言ってもいいほど美味! 
うっすらと透けて見えるヘチマのグリーンが目にも爽やか
お味も定番の豚肉に比べるとマイルドかつ上品です。



鼎泰豊の裏手はおしゃれで人気のスポット「永康街」
先週ご紹介したおしゃれなお茶屋さんがたくさんあります。
その中の人気店 「阿原」はハーブを使ったコスメ類が豊富
石鹸やシャンプー、歯磨きまで
ちょっとお土産にお手軽です。



ここはホテルの2軒先
創業70年の漢方薬局「生元薬行」 



いろいろな生薬が棚の中にびっしり 





個人面談でその人の体質を診断して処方してくれるのだそうですが
まだそこまでには至らず.....次回は絶対! 
ちなみに大人気の漢方のパックが売ってあるのですが
これ、結構くさいけどなかなかいい使い心地ですぞ! (リピ決定)


初めてのホテル「城市商旅」



キャンペーン中なのか普段よりお安く泊まれたのに
なかなかオシャレなホテルでした。
地下鉄の駅からはちょっと遠かったものの
タクシーが超安い台湾ではそんなのあまり気になりません。
人気スポット迪化街まで徒歩3分という立地でした。





ロビーにさりげなく置いてある石までオシャレ!



こっそり盗むのは日本人として許されないので
堂々と「1個いただけませんか?」「No!」で撃沈.....(笑)


つづく

 


No.582 良 縁/台北のお茶屋さん…飲む、買う、見る、

2019年01月14日 | 良縁

アジアで一番好きな街
もしかしたら世界中で一番好きな街かも、台北 

ポイントは一に親日的であること、二に食べ物が安くて美味しいこと
そして三番目に挙げるのはやはりお茶の世界かも知れません。

今回は台北で出会ったお茶の世界をちょっとだけお見せしちゃいます。
個々に興味があって行ってみたい方はご連絡ください。
丁寧にお教えしますよ。(笑)

永康街の名店「回留」が経営が代わって店名も代わり 



でもあの癒しの空間は健在です。 



台北に到着したその足で出向きます。 



なんどもご紹介していますが
台北のお茶は基本はウーロン茶 です。
でも日本でイメージする茶色いウーロン茶は大陸のもの
ここ台湾のウーロン茶は見た目は日本茶にそっくりです。 

お茶菓子は驚くほど甘味を抑えた台湾の農作物を使ったもの。
ヘルシーなことこのうえありません。



ここは新しく開拓した場所 
台湾のデザインは秀逸



店内はシンプル 



こちらは観光地九份を代表する茶館 



店内はどこをとっても”インスタ映え” 





台湾のお茶を前にすると時がゆっくりと流れていくので 
心身ともに解凍していくのが心地よいのです。



敷居が高いと勝手に思い込んでなかなか入れなかった「冶堂」
アンティークの調度品に見惚れます。



雰囲気とはアンバランスなリーズナブルな価格にビックリ! 
もっと早く思い切って入っていればよかったと後悔



市内のお茶関係のお店は
店内の看板ひとつとっても手を抜いていない店が多く



パッケージもほとんどオリジナル
これには結構驚きます。
きっと日本より少ロットで作れるのではないでしょうか.....



写真を拒む店はほとんどゼロ



この茶器の下に敷いてある台は
模様の部分から下にお湯が溜まるような形態です。



どこを切り取っても絵になる…



それが台湾の最大の魅力かも知れません。



 


No.581 美 味/平日のランチ3軒

2019年01月07日 | 美味

介護介護と言いながら…
ストレス解消、気分転換と言いながら…
結構いい生活してんじゃん、わたし(笑) 

というのも福岡まで100キロの道のりを車を飛ばして週3回
これですでに車好きの私にとってはいい気分転換
そして事務所に寄る前にお昼を食べに福岡の街中に立ち寄ります。

月曜日
まずは九州一の繁華街 天神の地下街で
台中の名店「春水堂」



ここは初めてタピオカ入りのドリンクを考案し大成功したことで有名です。
もちろんお気に入りの「タピオカ入り鉄観音ミルクティー」(500円)も美味しいけど



一番のやみつきは「豆漿鶏湯麺(トウジャンジータンメン)」(850円)



豆乳ベースのスープに鶏肉と干しエビともやし
ごま油と黒酢が効いてて白ごまとパクチーが乗っているシンプルな平麺です。
私的には5つ星
愛してやまない孤独のグルメです。

水曜日
こちらは天神から2駅の博多駅
やっと九州にも来てくれた「Soup Stock Tokyo」
出張に行くたびに立ち寄って羨んでいたあの味が
手軽に九州でも楽しめるようになったなんて…
なんてラッキー、なんてハッピー!



いつも頼むのは「スープストックセット」
好きなスープ(小)を2種類とパンorご飯がついて980円



定番の「オマール海老のビスク」は絶品だけど
毎週変わる季節のスープがどれも美味しくて
何よりも毎週!というところが驚きと尊敬に値します。
外部委託でのレシピだと聞きますが
常々見習いたいと思っている商品開発力です。

金曜日
またまた天神に戻ってこちらは「ディーン&デルーカ」
かなり広い店内の真ん中にあるのは「マーケットテーブル」
食材を見繕いながら併設のレストランでのランチは贅沢気分
基本的に糖質を控えめにしている私ですが
ここだけは特別にパスタを選びます。
(その他サラダランチ、サンドイッチランチ、Today'sランチがあります)



パスタは4種類ほどで週替わり
必ず旬の魚を合わせたパスタがあるのでそれをチョイス
どれもたいそう美味
ドリンクとセットで1620円也
こちらはたまにのToday'sランチ



これが私の平日ランチ
残る4日はほとんどランチは食べません。
だってこの3回のランチは味だけでなくカロリーも
十分1週間分に値しますからね。(笑)
 

 


No.580 良 縁/新年に向けて

2019年01月01日 | 景色

明けましておめでとうございます。
新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年はいったいどんな年号になるんでしょう…
一番気になるところですが 



さて、2018年は私にとってひとつの転機となる年でした。
仕事の第一線から退き
4年目のカフェを閉めて実家のある熊本市内に引っ越し
これからの数年を両親の介護にあてようと決心した年でした。

介護と引き換えに手に入れた棲家(笑)



賃貸を転々としてきた私にとって
父所有の家を好き勝手にリフォームできたことへの喜びは大きいものでした。



その心地よさといったら!
本音を言えば一歩も外へは出かけたくないほどです。 



住み始めて45年以上経つ実家は
庭の木も大きく育って植物好きの私には広いキャンバスのよう…



大好きなものに囲まれて 
植物や猫たちに癒されているからこそ
要介護4の父を在宅で介護する力が湧いてくるのかもしれません。



さもなくばとてもじゃない心が折れてしまいます。



そして考えるのです。
いずれ訪れる老いに向かって
果たして自分はどうしていったらいいのでしょうか。



周囲に迷惑をかけずにどこまで自分が自分でいられるのでしょうか。 



タイムリミットまであと20年…20年もないかもしれない。



途中にはまだまだ想像もできない事柄が待っていることでしょう。
それを乗り切る力を
大好きなモノたちや大切な人たちに支えられることで維持できたら
最高ではありませんか。 

初めて感じる守りの姿勢…
大切なもの、大切な人を守りたい 
答えはひとつです。
今を大切に生きていこうと思います。



こんな私ですが
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。