早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

良 縁/月イチの小さなマルシェ 

2017年02月27日 | 良縁



地元の名店KINON cafe & arts(以下きのん)で

ここ数ヶ月、毎月1回週末に行っている「小さなマルシェ」 
乳製品は外での販売が厳しく制限されているので
私がアイスを出すことはできないのですが
何かこの場をお借りしておもしろいことができないか…
というわけで、先月は近所のナセリーさんの観葉植物を試しに販売
そして今月はお野菜で何かが出来ないかのトライの場となりました。 

きのんの入り口をステキな八百屋さんに



パセリ生産者さんとこんにゃく生産者さんのコラボ出店
パセリこんにゃくは今日だけの限定販売です。

おとうさんのパセリも買ってよね…心配顔の秋田犬のシャイン



もうひとつのどうしても紹介したかったのが
先週、このブログでご紹介した「ものすごい切り干し大根」



今回はビニール袋に入れず、なるべく長いものをそのまま持って来ていただきました。
なんと、一番長いものは私の身長ほど! 

こんにゃく生産者さんが作った天然のものだけで作った菱餅
地元の人気店、天然酵母のパン…



きのんの店長が作った美味しい焼き菓子の数々… 



こちらはお食事コーナー
かまど炊きのごはんにおでんまたは豆腐汁
そして卵かけごはん!(く〜!)



今回はなんと!西田農園のオーナーも参加してくださいました。 



アラジンの上でアンティークの銅鍋に湯を張ってのホットオレンジジュース 



世界で活躍されているお忙しい西田さん自らがサーブしてくださいます。
ジンジャーとクローブの入った
スパイシーなオレンジジュースの美味しいことといったら! 



こちらは前日にできたばかりの竹の器
天気はいいものの気温は低いからお腹にとっても優しい豆腐汁



おでんは好評 
これまた特注の玉こんにゃくが活躍します。
ここはさながらコラボの「実験マルシェ」



もちろん目玉は今月も来てくださったピエロック一座 
満開の梅の花の前でステージもバージョンアップ



今回は楽器を演奏するあやつり人形達が主人公 



ピエロックさんが演奏する楽器に人形のワイヤーがつながってて 
かなりリアルな動きです。



でもご本人の腰は辛そう…(笑) 



最後はチャップリンの「街の灯」 
素晴らしいアートをほんのちょっとの投げ銭で披露してくださるピエロックさんに感謝



春はもうすぐそこです。 




次回の3月は26日(日)に開催いたします。
それ以降も第4日曜と決めて毎月続けていきたいと思っています。
気持ちの良い日曜の朝には
ドライブがてら和水町まで是非お越し下さいませ。

11時〜16時まで
九州自動車道 菊水インター下車 玉名方面へ2キロ 佐川急便角を右折

肥後民家村 南口入ってすぐ KINON cafe & arts 周辺


 


美 味/ものすごい切り干し大根

2017年02月20日 | 美味



地元の美味しいもの情報です。

これこれ…ものすごい切り干し大根



熊本でも県南の人吉あたりでは作る人も多いのだそうですが 
独特な切り方はまるで七夕飾りのよう…



1本の大根を切らずに長いままです。 
乾燥時の長さは70センチ
水に戻して計ったら…長い長い…120センチもある!



作られた方にインタビュー
「普通はどうでもいい残った大根で作るでしょ?
私はその時の一番いい大根で作るのよ。」



さもありなん。
まだ乾燥した時に袋の外からでもいい香り… 
ぐたぐたに煮たりしたくないので
そのまま香辛料と共に甘酢に漬けました。
短く切るのも申し訳ない…結構長いまま(笑)



これまた今まで経験のない美味しさ! 
庶民の切り干し大根が一流シェフの大根になりますよ。
是非、お試しあれ!



早者日記7周年を記念してプレゼント!
  ご希望の方はフェイスブックのメッセンジャーにてご一報ください。
  普通郵便または定形外郵便にてお送りします。
  袋の中身はたまに切れてるものが入っていることがありますが
  生産者さんに長いままを選んでいただき
  なるべく長いものをお送りします。
  発送中に切れたらゴメンね(笑)
  



 


美 味/2017年最初のサイエンスダイニング

2017年02月06日 | 美味



何度かご紹介している店です。

そこは日本橋のマンダリンオリエンタル東京の38Fにあります。 
店の名前は「タパスモラキュラーバー」 



そこからの黄昏時の眺めは最高



ここは1日2交代、各8席だけのカウンターバー
 



すでにテーブルセッティングがされています。
バンダナで巻かれたお道具箱を開けると…



その中のひとつ、メジャーにメニューが印刷されています。



この日のメニューは全15品 
テーマは「ジャパニーズ・デライト」

分子(モラキュラー)レベルで組織を解析&再構成する食の実験室です。
その方面にはとんと疎い私ですので
記憶にある部分だけご紹介いたしましょう。

まずは卵とトリュフを使った軍艦巻きやら何やら(分からない)の
見た目はお寿司、実はサプライズな3品です。



何とか言うキノコがとってもかわいい「盆栽」と題する次の1品



カウンターを取り仕切るのは香港出身の周さん。
この日も私とつれ以外は全て香港からのお客様です。



薫製の匂いが漂ってきました。



豚肉をいぶして香り付けし、灰に見立てたゴマですっかり「シガー(葉巻)」



「ビスク」という題の一品
ロブスターとウニを使ったあまりひねりのない美味しい一皿



アツアツのスープは濃厚で悶絶
決してカッコだけじゃない本格的なお味のキュイジーヌだということが
もう10年以上たってもなかなか予約が取れない人気店であり続けている理由でしょうね。



周さんお得意の「温泉卵」にトリュフがたっぷり乗って出て来ました。
温泉卵とは名ばかりで、黄身はかぼちゃ、白身は豆腐のムース…
嬉しい驚きです。(写真では伝えきれない…)



「クラブケーキ」



「ピッツア」



備長炭をつかったラムのカツ



ここが好きな理由のひとつでもありますが
最後にスイーツがたくさん出て来るんです。
周さんがまた液体窒素を使ってる…
コースでは頻繁に液体窒素を使います。



出て来たのがこれ「ブレックファスト」と題するデザート。
今日イチで驚いたのは、奥のお皿に乗っているソーセージ…
「シリコンでソーセージの型を取りまして、実はラズベリーのチーズケーキです」
…と言われましてもねえ…
しげしげと見ても完璧にソーセージ(笑)
「そのまま販売してよ!」と叫んだほど美味しゅうございました!



とろとろの柔らかいチョコレートを液体窒素で固めます。



5秒以内に食べてくださいと言われた「インスタント・フォンダン」は
撮影してる間にみるみる溶けてしぼんで流れ出してしまいました。タイムアップ!
でも美味美味!



またまた液体窒素
イチゴが2個
どちらかが本物



道具箱のカナヅチを使うと…



2時間のショー(食事)が終わり、余韻をかみしめながらの東京の夜
最後はほうじ茶って…やっぱり日本人だなあ、私って。



今日のコースから3〜4個は私の仕事に活かせるアイディアを頂戴しました。
アイディアの宝庫、タパスモラキュラーバー
ありがとう!