早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/東京ステーションホテル

2012年11月26日 | 景色


        

        10月1日に復元が完成した東京駅
        昔の姿を取り戻した優美な駅舎内にある老舗ホテルも
        装い新たにリニューアルオープンしました。


               
        
        
予約が殺到しているとのことでしたが
        
まあダメもと…とネットで検索したところ…あ・あ・あ・あった!
        
ちょうど上京予定日の最後の1室
        
ついてますねえ!

               
        
        
東京大空襲で燃えつきた東京駅は
        
その後の復興で従来の建物を一部残し
        
上からかぶせる形で壁を作り直したのだそうです。
        
今回の修復で、下地の真っ黒に焼けた壁が発見され
        
残っていた図面を元に美しいドームが完成しました。
        
今日泊まるのは、そのドーム内部に沿った人気の部屋で
        
巨大な鷹の彫刻や十二支のレリーフは目前です。
        
まるでヨーロッパの古い建造物の中にいるみたい・・・
        こ
こが東京駅の真上だということをしばし忘れそうです。

               
        
        
気持ちが良いほどの上質な接客はさすが老舗ホテル
        
宿泊客の興味が建物自体にあることを十分理解のうえ
        
丁寧に説明してくれました。
       
(広すぎて最初はロビーの戻れなかったとか・・・)

               
        
        ドームの真下はJRの改札口
        
夜遅くまで下から見上げる観光客が耐えることはありません。

               
        
        
長い長い廊下に続く白いランプ・・・
        全長335mの東京駅の真上ですから半分としても長いのなんの!
        
ぽつんとあるオレンジのランプはエレベーターホールの目印です。
        まるでアリババみたい(笑)

        
2食付の宿泊プランだったので
        
夕食はメインダイニングでフレンチのコースを堪能
        朝食は宿泊者のみが利用を許されるアトリウムでのブッフェで
        
これは今回の一番の楽しみでした。

               
        
        
ここは東京駅のどまん中、最上階の特別な空間なのです。
        
ガラスの天窓から冬の優しい朝日がさしこみます。
        
気分はまたまたヨーロッパ・・・朝からもううっとりです。
        盛り付けも雰囲気に合わせて上品に(笑)

               
        
        
予約も取りにくいし、決してお安いホテルではありませんが
        
箱根富士屋ホテルや横浜のホテルニューグランドのような
        
日本のホテル史に名を刻むホテルのひとつであることは
        
間違いないでしょう。
        
一度は経験してみる価値アリ…の幸せな1日でした。

               
        

        
東京ステーションホテルオフィシャルサイト  http://www.tokyostationhotel.jp/

 

 


美 味/玉ゐのおたのしみ

2012年11月19日 | 美味



        日本橋のあなご専門店「玉ゐ」
        
以前にもご紹介しましたが
        
ここのメニューはいたってシンプル。
        
うな重のようにご飯の上にあなごが乗った箱めしは
        
小箱、中箱、大箱の3種類。
        
あなごは煮上げか焼上げかを選択します。
        
それだけでもほっぺたが落ちるほど美味しいのですが
        
お楽しみはこの箱めしの最後についてきます。

                 

        別注でお願いする出汁。
        
焼いたあなごの骨で取ったおだしです。
        
ご飯とあなごを少し残しておいてお椀に移します。
        
薬味のゴマとねぎ、わさびを加え
        
上からこの出汁をかけたお茶漬けがもう最高!
        
名古屋の櫃まぶしみたいな食べ方です。

                 

        席数が少ないので昼間は行列のできる人気店。
        
電話1本かけて予約されることをオススメします。


        
日本橋玉ゐ  http://anago-tamai.com/ 




良 縁/iichi・・・私のお気に入り

2012年11月12日 | 良縁



        大好きなショッピングサイト・・・「iichi」
        
手仕事のクラフト作品だけを扱う出会いのサイトです。
        
趣味が高じてプロ級になったとっても手先の器用な人たちが
        
アクセサリーやアパレル、陶器をはじめ
        
大きいところでは家具なども紹介しています。
        
実際にやり取りをしてみると同世代の方も多く
        
作品購入後すっかりお友達になってしまった方も!

        
今までに購入した素晴らしい作品の数々です。

               

        
私の感覚にとっても似ていて
        
共感するものがある東京在住の作家さんの作品

               

        
同年代でネコ好き・・・ということもありお付き合いが続いています。
        
これはわがままな私のオーダーメードで
        
お気に入りのポットに合わせてデザインしてくれたバッグ
        素晴らしいでしょう!

               

        
フェルトの人形の表情には作り手の人柄がしのばれます。
        
細かい細工には脱帽
        こちらは
出品されたらすぐに売り切れる人気作家さんです。

               

        素朴なガラス工芸品は広島の作家さん
        
ビール用のグラスは私の手にぴったりサイズです。

               

        
この方はまだ20歳そこそこでナント 金魚専門!
        
成功者=こつこつとわが道を行く・・・素晴らしい出来です。

               

        
ボタンだってアートになります!
        
ついつい顔がほころぶかわいらしさ・・・

        
世界にひとつだけのものが持つ何にも負けない存在感は
        
人に感動を与えます。 
        魂が満足するお買い物です。


        
iichi   http://www.iichi.com/

 

 


美 味/シード3種

2012年11月05日 | 美味



        最近夢中な芳しきハーブの種を3種類ご紹介します。
        
まずはアニスシード 

               

        セリ科の植物の種で大きさは3ミリほど。
        
古代エジプトではミイラの防腐剤として使われていたとか。
        
よく料理に使う八角(スターアニス)とは別物ですが
        
香りが似ているため高価なアニスの代替品として
        
スターアニスが一般的に使われたと言われています。
        
中華料理でお馴染みのあの甘い香りが特徴です。

        次はキャラウエイシード
               

        こちらもセリ科なので近い仲間なんでしょうが
        アニスシードとは
香りも味もかなり違います。
        
パンやケーキなどによく混ぜて使われますが
        
ちょっとクセのある香りは好き嫌いが大きく分かれるところ。
        
大きさはアニスシードより少し大きく4~5ミリです。

        最後はフェンネルシード
               

        もしかしたらキャラウエイと一緒? と思うほど見た目そっくり。
        かなり近い種だと思いますが若干香りが違います。
        この3種の中では一番強烈。
        食べるとす~っとする爽快感がクセになります。
        

        
この3種類のシード
        どうやっていただくか・・・っていうと
        ライ麦系の
パンにコンテを乗せて焼いた上からパラパラ・・・
        
も~ た~いへん!
        
軽いブルゴーニュに合わせて是非お試しあれ! 


               

        手前がフェンネル、奥がキャラウエイ。 甲乙つけがたし。