10月1日に復元が完成した東京駅
昔の姿を取り戻した優美な駅舎内にある老舗ホテルも
装い新たにリニューアルオープンしました。
予約が殺到しているとのことでしたが
まあダメもと…とネットで検索したところ…あ・あ・あ・あった!
ちょうど上京予定日の最後の1室
ついてますねえ!
東京大空襲で燃えつきた東京駅は
その後の復興で従来の建物を一部残し
上からかぶせる形で壁を作り直したのだそうです。
今回の修復で、下地の真っ黒に焼けた壁が発見され
残っていた図面を元に美しいドームが完成しました。
今日泊まるのは、そのドーム内部に沿った人気の部屋で
巨大な鷹の彫刻や十二支のレリーフは目前です。
まるでヨーロッパの古い建造物の中にいるみたい・・・
ここが東京駅の真上だということをしばし忘れそうです。
気持ちが良いほどの上質な接客はさすが老舗ホテル
宿泊客の興味が建物自体にあることを十分理解のうえ
丁寧に説明してくれました。
(広すぎて最初はロビーの戻れなかったとか・・・)
ドームの真下はJRの改札口
夜遅くまで下から見上げる観光客が耐えることはありません。
長い長い廊下に続く白いランプ・・・
全長335mの東京駅の真上ですから半分としても長いのなんの!
ぽつんとあるオレンジのランプはエレベーターホールの目印です。
まるでアリババみたい(笑)
2食付の宿泊プランだったので
夕食はメインダイニングでフレンチのコースを堪能
朝食は宿泊者のみが利用を許されるアトリウムでのブッフェで
これは今回の一番の楽しみでした。
ここは東京駅のどまん中、最上階の特別な空間なのです。
ガラスの天窓から冬の優しい朝日がさしこみます。
気分はまたまたヨーロッパ・・・朝からもううっとりです。
盛り付けも雰囲気に合わせて上品に(笑)
予約も取りにくいし、決してお安いホテルではありませんが
箱根富士屋ホテルや横浜のホテルニューグランドのような
日本のホテル史に名を刻むホテルのひとつであることは
間違いないでしょう。
一度は経験してみる価値アリ…の幸せな1日でした。
東京ステーションホテルオフィシャルサイト http://www.tokyostationhotel.jp/