早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

No.592 景 色/香港の光と影

2019年03月25日 | 景色

特派員として香港に赴任している娘に会いに香港に行って来ました。
だいたいのアジアの主要な各都市には行きましたが
実は香港は初めて! 
あまり興味を惹かれることもなかったため
今まで行く機会に恵まれなかったんです。



福岡からは3時間半ほどで手軽に行ける香港
私が大好きな台湾の西側です。 
事前に知っていることといえば
もと英国領だったこと
面積が狭いので世界一の家賃だということ
そしてお金持ちの住む街だということ… 



その通りだと感じたのは
まずは娘のアパートメントの近くにあるマクラーレンのショールーム 



車に興味のない方ならご存知ないでしょうが 
中古車でも2〜3000万円はするスーパーカー
まして香港は車両価格と同等の税金がかかるというから驚きです。 
買う人がいるんだ…! 

たくさん走っているレクサスも
こんな特注なのか玉虫色のが走ってたりして…



税金が高いのは土地が狭いので
できるかぎりマイカーには乗って欲しくないということなのでしょうか?
それにしても聞きしに勝るバブリーぶりです。 

ところが一方では
もちろんそんな人たちだけで街が動くはずもなく



日曜になると目抜き通りに集まってくる人たち… 



なんと全人口の20人に一人がフィリピン人
そして全就業人口の10%が
フィリピンからの女性ハウスメイドさんで占められているのだそうです。
お休みは日曜日だけ。
こうやって集まることで友達と再会したり
お国の話をしたり、 物々交換したり、一緒にお弁当を食べたり
祖国に送る荷物を扱う業者さんまで繰り出して商売しているありさま。

この人たちで香港の富裕層の暮らしは成り立っているのですね。



早速この街の光と影を見ることができました。 


No.591 景 色 / 東京は心臓に悪い

2019年03月18日 | 景色

毎度毎度、飽きもせずに通っています。
青山フラワーマーケットのカフェです。 



と言っても実は久しぶり… 
11時のオープン時に行っても長蛇の列で
ここ数回は諦めて帰って来て
いるのです。
今回はオープン前から並んでやっと座ることができました。
今日のテーマはチューリップ



ダークな大人びた雰囲気のチューリップが迎えてくれます。
とにかく花屋さんなので花に囲まれることが幸せ



いつものフレッシュハーブティに 



季節のフレンチトーストに興奮
さすがは花屋さんのしつらえ。



食後は青山〜原宿の裏通りを散策 



東京の緑が多いのには本当に驚かされます。



路地植えでこんなに大きくなるなんて 



生活に余裕とゆとりがあるからこその緑
東京に限らず世界の主要都市はどんどん緑化を進めているようですね。
台北でも玄関周辺には必ず鉢植えが置いてあったし…

好奇心で立ち寄った新しくできた日本橋の高島屋S.C
なんと入口の休憩スペースはまるでジャングル



雑誌で店名は知っていましたが
初めて見る東京の人気ボタニカルショップのSOLSO
予定外の出会いに大興奮



さて、一度来てみたかった
ここも知る人ぞ知る有名なショップ
原宿駅から歩く歩く…(執念)



盆栽を中心に手軽だけど質の高い植物を扱うNEO GREEN
私の行動範囲内(丸の内)に支店があったのですが撤退されたので
ここ、うんと歩くところにある本店を訪ねてみました。
春まだ浅いというのに汗だく(笑)



そこで出会った小さな大木にまたまた興奮
20センチほどなのに樹齢12年のケヤキです。
一目惚れで連れ帰りました。
あ〜 植物ってほんと奥が深いですね。
あ〜 私ってほんと欲が深いですね…



素敵な出会いに興奮したり 
息を切らせて歩いたり…
ホント東京は心臓に悪い!

 


No.590 良 縁/CASICA再び

2019年03月11日 | 良縁

センスの良い友達から教えてもらった店は
やはり只者ではないセンスのお店です。
 
以前一度ご紹介した東京は新木場にあるCASICAは 
時間がとれたら寄りたくなるセンス抜群のセレクトショップです。
駅から少し歩くのですが
前回来た時にも雨交じり、今回は今まさに降り出しそう…Why?



もともとは何かのガレージだったんでしょうね。
ひときわ目立つ佇まい



中は平日にも関わらずランチのお客様でいっぱいです。
腹ペコでここまでたどり着いたのでまずは私もランチをいただきます。



視線を感じて目線を上げると巨大なコウモリラン
入り口近くは植物も販売しています。 



すてきなレジカウンター



古いもの、古くはないけど古そうで懐かしいものが入り乱れて



まるで宝探しのようです。



インテリアを整えるのに必要なものは全て揃います。



アンティークの染付けの器類とか 



こんな現代のものでもおもしろいチョイス



実は今回は目的がありました。
ババクーリ(ヨーガンレール)の銅なべを手に入れるため



ついでに見つけたテキスタイル 
インドの古い布を泥染めしたものだとか…
200×170ほどの広さがあるのでベッドカバーにいいかも。
やばい!
1枚1枚テイストが違います。(笑)



まとめて熊本まで送ってもらいました。 
買いたくなるものがたくさんあって
ついつい散財…という恐ろしい店ですが
次回もまた来ることになるでしょうね。
もう病気です!(笑)



 


No.589 良 縁/世界らん展2019

2019年03月04日 | 良縁

この時期、毎年東京ドームで行われている「世界らん展」
今年で29回目。

去年はたまたま見る機会に恵まれ
すっかりはまってしまったので
今年はこのためだけに上京しました。 



午後5時からのナイトチケットで入場 



今回は入口を西畠清順さんがプロデュース 



プラントハンター清順さんらしいチョイスで
かなり年数のたったガジュマルが左右でお出迎え
人工的な胡蝶蘭と天然だけど人工的に見えるドラセナ・パラオとの共演



妖艶な色のバンダが密林の中に咲いているかのよう…美しい



今年の日本大賞=日本一のランはパフィオペデラム
素人には分かり難い良さです。
ポイントは完璧な左右対称の形と色だそう。



2位はリカステ



3位はデンドロビウム



様々な植物を育ててきて、それでもなおランに惹かれるのは
その多種多様なフォルムと色に魅力を感じるからかもしれません。










 
出展形式でひと鉢を単品で出される方あり
テーマに沿ってインテリアや庭を造作したり



ハンギングにしたりと様々。



会場は広く見応えがあります。



こちらは特別展示
ギネスに世界一長い花弁として載ったサンデリアナム 
(私のサンデリアナムはいつ咲いてくれるのやら…)



そしてこちらはランではありませんが
遺伝子操作で発光するシクラメンが特別展示です。(世界初お目見え)



ひととおり見て回ったあとはお楽しみのお買い物です。



マニアックなおじさまたちが一心不乱にお目当のものを探しています。



海外からの出店も多いので
こんな雑然としたブースもあり
その中から掘り出し物を見つけることほど楽しいことはなし! 



去年の引っ越しのどさくさで弱らせてしまったセイデンファデニア
元気で立派なものを価格交渉後にゲット



同じく宝物だったのに枯してしまったポダンギスを発見!



この2鉢は家に戻ってからこのように仕立て直し



ガラス細工のような繊細でかわいらしい花を咲かせてくれるはずです。

そして一番のお目当はショエノルキス
去年はいくつかの店で取り扱っていたのですが
今回はタイから来られた店の1件だけ…
もちろん買い占め状態(笑)
親指のさきほどの小さなランで
花は2〜3ミリの小ささ。



そしてこのように仕立て直して
15センチくらいに収まりました。



そのうちショエノルキスの第一人者と言われるのが夢かな…
仲間内だけで(笑)